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計画無痛分娩の記録(山王病院)

こんにちは、タミママです。

出産について、まだうっすらと記憶があるうちに残しておきたいと思います。

出産は、39歳になる直前。山王病院(バースセンターではなくて病院のほう)でお世話になりました。
仕事もマックスの力量ではないですが、細々とギリギリ前日までやるつもりだったので計画無痛を選択し、途中はどうなることかと思いましたが、4時間35分と想像以上にスムーズな出産でした!

最後の検診日

最後の検診は、入院の数日前。出産日は、先生と相談し特に希望もなかったので予定日の2日前にしていました。
臨月以降も、36週頃に生理痛?これが前駆陣痛?と思う日が一晩ありましたが、特におしるしもなく、最後の検診でも、子宮頸管はまだまだ開いてなさそうで、一応入院するけど、もしかしたらラミナニア使うかも、、日にちも変更になるかも、、と今後の可能性を聞いてどうなるかなぁー。流れに任せるしかないなー、と思いながら仕事も終わってなかったので、とりあえず予定通り入院したく、そろりそろりと慎重に過ごし入院する日を待っていました。

入院日(出産前日)

午後に入院しお部屋に入り、少ししたらNSTを受けたりして、内診があったり。

最後の検診日より開いてるけど(当日の朝に1㎝だったみたいなので本当全然まだだったよう)、まだかなぁという感じで、わぁ全然かぁー、予定では明日なんだけどなぁ、そろりと過ごしすぎたかなと内心思いながら、ラミナニアはなしでバルーン装着。
麻酔の処置は翌日になり、夜中に陣痛がきたらその時に処置ということで、一旦麻酔の恐怖からは解放。脊椎麻酔は初めてでビビっていたので少しホッともしながら、夜中にきたらバタバタするなぁ、とか、そもそも明日も開かなかったら先行き不安だなぁとか、いろんな感情が沸きつつ、でも明日なんだと覚悟を持つと少し心が強くなったりしていました。

内診の後にまたNSTがあり、助産師さんからスクワットした方が開きますよとアドバイスしてもらい(数日前からやってたけど効果はなかったのかな、、)、張り切ってスクワット30分くらいしてみたらお腹激痛(やりすぎ?笑)。
夕食も美味しくいただけたけど、たまにくる腹痛が寝る前まで何度かあり、お風呂でナースコール押すのは無理だと思ってお風呂は諦め寝ることに。翌日の体力温存のため、遠慮なく睡眠導入剤をもらい爆睡。

出産当日

朝方4時にお腹が痛くて目が覚めたもののまた寝れたので、7時間は睡眠できてホッとしました。
朝にもNSTがあり、ついに麻酔の準備。緊張しましたが、これ無しでは絶対無理なので、とにかくリラックス、無心でいたら全然痛くなくて終わりました(神)!

午前中の記憶はあまりないのですが、内診も終わり、お部屋でテレビ見ているうちに、ベットの上でいつの間にか陣痛が始まっていた記憶しかないです笑。コロナ禍も終盤だったため、旦那さんは当日の入室はokになっており、初めは話しながらモニター見ながら波がくるーとか話したり、家族にラインする余裕もあったのですが、途中から長々と話すが無理になってきました。旦那さんは途中ランチに行くはずが、思ったよりも心配で外出できず、お部屋でパンを食べていい?と言われたのですが匂いも無理!とお風呂でパタンと扉を閉めて食べてもらい、その後はしーずかに携帯見ながらモニターもチェックしていました。

午前中は1センチだった子宮口も、13時半では3センチ、陣痛が落ちついてる時はかろうじて話せるけど、ピークの時は話せないし耐えるのに必死でした。

14時半、お腹どころかお尻が痛くて、この頃から本当に限界!辛いの連続で、波が来るたびに無理、無理、無理、、、波が来なくても無理になり、15時にお尻が限界でナースコールを押しました。先生もきて診てもらったら10センチ。よく頑張ったね!と先生にも助産師さんにも褒めてもらい、麻酔開始。15時半にはLDR室にいましたが、麻酔してもらった後は全然痛くもなくて、さらに産道を通ってくるのを待ってる間もぼーっとできるほどの余裕がありました(神)!
自然分娩だとこの先があると思うと、この時代に出産を経験でき心底良かったです。

分娩準備が始まってからは、痛くもないので、いまいち力を入れる場所が分からなかったのですが、ベテランの助産師さんたちの誘導を頼りに、いきむ練習も含めて10回はないくらいで、16時半頃に産まれてきてくれました!

途中、臍の緒が邪魔していたり、いきむ度に苦しそうな感じだったようで、ここまできて最後帝王切開になるのかなと、本当に産まれてくるまで何があるのか分からないなとヒヤヒヤでした。

バースプランは特になかったのですが(1人で集中したかったので、旦那さんの立ち合いは避けてもらって産まれたらすぐ見てもらいたいくらいのプランでした)、臍の緒を切れるけど切りますか?と聞いてくださったり(想像すると痛そうだったのでお断りしましたが…)、生まれたらカンガルー抱っこさせてもらったり、何故か棚の上に携帯があったので、まだ身体も綺麗に拭かれてない生まれたての娘の臍の緒をきる場面で、初の娘との2ショット写真を何枚か撮ってくださり、とても貴重な思い出を形に残せてありがたかったです。

ちなみに、産まれた後は感動で涙ポロリ、というよりは、エコーで見て想像していたお顔とは全然違って(笑)え、この子が私のお腹にいたんだ!と少し驚きと、移住する時期は妊活中から決まっていて、東京で目一杯働き、コツコツ不妊治療して妊娠でき、出産は東京最後の大仕事と思っていたので、達成感と安堵感と、東京生活も終わりかぁと少しセンチメンタルな気持ちでした(会陰縫合してもらってる間はこんなこと考えてました)。出産直後の時間はすごく尊い時間で、娘が少し大きくなった今振り返ってみるとジーンとします。

安産に繋がったこと

結果スムーズに出産できたのですが、振り返ってみてよかったと思うのは(初産だったのでよくわかりませんが)、

①呼吸
②あぐら
③大丈夫(一人ではない!)だと思いこむ
④麻酔はギリギリまで我慢する

この辺りかなと思いました。促進剤も良い感じに効いてくれたのかな。

①呼吸。陣痛の初期から練習も兼ねて、いつ間隔が短くなっても大丈夫なように、常に呼吸を意識していました。中盤から後半にかけて辛い時も、呼吸が乱れないように常に呼吸を整えるように。途中、助産師さんがアロマを持ってきてくださったのも助かりました。

②あぐら。態勢はよく分からず、とりあえず朝からLDR室に行くまでずーっとあぐらでいました。呼吸もあぐらも、20代にyogaのインストラクターを目指してもいいかもと思って、ヨガ漬けだった日々が役に立ちました。

③大丈夫だと思いこむ。「笑うお産」を読んで、赤ちゃんと自分を信じて、絶対大丈夫!だと、数日前から不安になった時に言い聞かせてリラックスするように努力していました。出産が不安な方にはオススメの本です!
あまりに思いこみすぎたのか、出産の数日前に、娘が完璧に出てくるから大丈夫と言っているような気がして、それも半信半疑で信じていました(笑)
メンタルコントロールも大切だと思いました。

④麻酔はギリギリまで我慢。陣痛の終盤、本当に無理だというタイミングがあったのですが、旦那さんが、ギリギリまで我慢した方が、先が楽みたいだよ(助産師さんのアドバイス通りリマインド)。もう少しで先生が来る時間だから、もう少しがんばろう。と言って、1回ナースコールを押しそびれました。その時は鬼だなと思いましたが、本当に限界でナースコールを押した時には子宮口全開だったので、頑張って良かったなと今だと思います。

後は、旦那さんが常にモニターを見て、波がくるタイミングと去るときを実況中継してくれたのも(中盤のころかな。中盤の最後くらいからはお互い無言でした)、何となくイメージがつきやすくてリラックスして挑めた気がします。コロナ禍で立会不可で一人で挑んでいれば、きっと私はこんなにスムーズに出産できなかったと思うので、本当に旦那さんには生涯でトップ3にはいる感謝するイベントになりました。

お部屋と費用

コロナ禍で面会に制限があり、旦那さんが1日15分か30分しか来れなかったので、お部屋は一番シンプルなお部屋にしました。

懐かしい景色

もちろんご飯も美味しかったですが、もっと食べれました!

おやつの時間も好きでした。

7日の入院で、合計145万くらいでした(出産育児一時金42万を引く前)。妊婦中ずっと便秘に悩まされてたので、念のため酸化マグネシウムや、甲状腺機能低下症のチラーヂンやら、漢方?やら、痛み止めやら、お薬もたっぷりいただいてきました。
予約時に20万、入院時に50万、少しずつ前払制でした。
決して安くはないですが、安心感もありリラックスできたので大満足でした。

最後に

麻酔があったから少しは?だいぶ楽だったと思いますが、出産は、思った以上に親も子供も命懸けで、最後までどうなるかは本当分からないと身をもって体験しました。

「お産の山王」と言われるように、担当の先生も麻酔科の先生も助産師の方々もベテランで安心して出産に挑めました。それにしても、お医者さんって、分娩の処置は何かあったら大変だし、外来も診て、入院時のフォローまで、すごく大変だなぁと頭が下がりました。しかも、ずっとモニターチェックしてくださってた先生も紹介くださって、お祝いのお言葉いただいてお人柄も素敵な先生でした。

妊娠期間中も、出産も、そして生まれた後の子育ても十人十色で、人それぞれなので、私は経験談を読み漁っていましたが、他人通りに行かなくても大丈夫!しかもそんなこと考える余裕はなくて、その時の自分に必死ですが、どんな出産であれ、自分の命を張って頑張ることには変わりないし、母子ともに健康であることが一番大切なので、無事に出産されることを応援しています! 

出産頑張ってください♡だいじょうぶ♡

私の体験も一例に過ぎないですが、参考になる部分があれば嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました🎵

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