【アラフォーの主婦が歌のおねえさんになった話 1】
"新潟発!歌のおねえさん 保育士シンガーソングライターのTAMi"がただの主婦から歌のおねえさんになるまでのお話。
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TAMiのきっかけ、よく聞かれるけど「よし!歌のおねえさんになるぞ!」と思ってはじめたわけではない。
本当はアーティストと言われるものに憧れてバンドや弾き語りでオリジナル曲作ってライブしたりしていた。暗めのロックでTシャツとGパンでギターを掻き鳴らして歌っていた。だから親子向けなんてとんでもない、人前で手遊びなんて…と思ってた。
保育士は15年くらい現場で働いていたのだけど、首を痛めてから現場の仕事がきつくなってきて、そろそろ保育士を離れて違うことしたいな、リトミック教室とかやりたいなぁ〜と思い、どこかで講習を受けようかと探していたところだった。
2016年4月。
きっかけは近所に住むイベント企画をされている方から「子育て支援イベントを立ち上げるので子どもが楽しめる歌や手遊びや歌ができる保育士さんはいませんか?」と話があり、ほかに当てはないし、なんだな面白そうだなと思って私がやってみることになった。
はじめは緑の服も帽子もなくて、オリジナル曲もなく、何者か分からない人が歌っているという客観的に見るとシュールな図。
とりあえず2回くらいの出演で、とのことだったので某教育テレビの番組でお馴染みの曲や手遊びの曲や童謡をパネルシアター で演じたりしてた。
結局気づいたら毎月出させてもらっていて、毎月ちょっとずつ違うことをするのはとても大変でネタのストックがないので準備が大変だった。保育園でいうと誕生日会の出し物を一人で30分毎月やってる感じ。
あれこれ大変なんだけど、回を重ねるごとに
「あれ、これものすごい楽しいかも」
「見ているお子さんがめっちゃ楽しそうで私も楽しい」
ということに気づき、もっと楽しいことをしたくなって気づいたらオリジナル曲を作っていた。
私が今まで作ったことのないジャンルの曲。
こんなふざけた曲を発表していいのかしら、と思って初披露したらとてもウケた。
その頃から小さなファンがいることに気づく。
「うちの子、タミさんに会いに来たんです」と言ってくれた時の嬉しさは今でも忘れない。
そしてそのイベントには1年2ヶ月、全14回の出演させていただき卒業となった。
TAMiの活動のきっかけとパフォーマンスの土台となった経験。声をかけて自由にやらせてくれた主催の方には感謝しかない。人との縁ってとてもありがたいものだなと思う。