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おでんをことこと煮る
息子の熱がなかなか下がりきらない。担任から電話あり、今日もクラスで5人休みでした、と。症状がみな同じ、インフルのように高熱が続くわけでもなく、37度台をいったりきたり。でも食欲はある。習い事のキャンセルを入れたり、スケジュールの調整、パートの仕事も休みにして、ぽかんとした時間ができる。そういうときこそ、おでんだ。午前中から腕まくりをして仕込む。大根の皮をむき、面取りして、包丁で十字を切る。じかんがたくさんあると思うと面取りの作業もゆったりとしたきもちでできるのがいい。ゆっくりとことこと煮込む。いつもの忙しない料理よりも、生きるための料理という気がする。いったん火を止め味を染み込ませる。あとから練り物、ウインナーを投入。あつあつをからしをつけて、ふうふう言いながら食べる。からだがぽかぽかあたたまる。さむいのはいややけど、こういうあったかい料理をたべると冬っていいな、と思う、こころもあたたまるから。家族みんなで、むかし録画した北極圏を旅するサバイバル登山家のドキュメンタリーをみる。この番組はなんども家族で見続けている。興味の嗜好がバラバラの家族が唯一、全員食い入るようにみてしまう番組なのだ。(↓過去記事でどれくらいハマったかを書いているので興味あるかたはどうぞ)
ま、完全に先日観た映画、植村直己物語の影響からなのだが。我々は感化されるとすぐに影響を受けるタイプの夫婦だ。それはいたって表面的で本格的ではない。こたつに入ってぬくぬくと、北極圏に行きたい?ぜったいいきたくない、仕事だったらいく、などという下世話でしょうもない話をチョコパイを頬張りながらしてしまうレベルなのだ。今日もゆったりした一日をありがとう。
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