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サルサソース、チゲ鍋、ちがうし。

夫の叔父が別荘的マンションを購入したというので義母も含めて家族総出で見学に行ってきた。13階建ての13階、市内を一望できる眺め。叔父は独身である。会社員時代からエジプト、ブラジル、中国などの海外赴任や都道府県すべてまわり、北海道には一年に数回は訪れるという、悠々自適に人生を謳歌しているひとだ。すくなくとも外からはそう見える。広々としたリビングルームの他に部屋が三つあり、広すぎるベランダからの眺めは、いろんな意味で余裕を感じさせる。息子はなぜか浴室を気に入り、広いっ、入りたい!と言い出したので、叔父はすぐに湯を沸かし、ちゃっかり入らせてもらう、、しかしマンション見学に来て、風呂入るかね?長湯した息子は、いやあ、気持ちよかったなあ、と城崎温泉から出てきたような顔だった。もう温泉じゃなくて、ここでいいやん。外に昼ごはんを食べてからもまたマンションに戻ってきて、坊主めくりと、ババ抜き、ポーカーをして遊んだ。世間は仕事はじめだが、まだ正月感を引きずりながら自由すぎる家族たちとダラダラと過ごした。ちなみに叔父と息子は春休みに、北海道ふたり旅行をする予定。ふたりで北海道大学を見学し、レンタカーを借りて色々観光するのだそうだ。うらやましすぎる。夕方帰宅して、晩飯、無限手羽元焼いて、白菜とお揚げさんの味噌汁作ってたべる。安いチリ産のワインを飲みながら世界ふれあいまち歩き、メキシコのグゥアナファト編をみる。夫がメキシコ滞在中に一度訪れた場所なのだそうだが、「サルサソースをかけて、、」とナレーションが入ると、サルサはソースって意味やし、ソースソースになるしっ!おかしいしっ!と、すかさずツッコミを入れていた。むかしスーパーで店員に「チゲ鍋の素ってどこに売ってますか?」と聞いたら、怪訝な顔で「チゲは韓国語で鍋って意味なんです、だからチゲ鍋は、鍋鍋ってことになるんですよ」と、知識を突きつけられたことを思い出す。以降も夫はサルサソースを連発するナレーションを聞いては、「違和感しかないわ〜」とぼやいていた。今日もダラダラした一日をありがとう。

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たみい
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