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民のうた、ドンパン節。泣きそうになる。

久しぶりに踊りの練習。新年会に披露する練習も入ってきて、花笠音頭とか、結構忘れてた。でも音が鳴ると思い出す。体が覚えてるんやな。秋田の民謡のドンパン節は踊っていて、毎回なんか泣きそうになる。日常を暮らしている民のうたって感じがして、太古からの歴史がすうっと体に染み入って、私は小さな粒かもしれないけど、大きな輪の中のひとつである、ということを認識する。これが盆踊りの良さ。誰かひとりが主役ではなく、みんなが主役。人生と同じ。民のうたって感じがしてグッとくる。
歌詞もまたいいのだ。

踊りやるなら おらうたう
太鼓たたいて 景気よく
ほんとにそうだよ その意気で
手拍子そろえて ひと踊り

唄コで夜明けたわが国は
天の岩戸のはじめより
尺八 三味線 笛 太鼓
忘れちゃならない 国の唄

酒飲む人は 可愛いね
飲んでくだまきゃ なお可愛い
ふらりふらりと 九人連れ
右に左に 四人連れ

秋田県民謡『ドンパン節』一節より

楽しい情景が浮かんで、メロディも郷愁があり、これがいいんだ。手拭い頭にかぶって踊りたいくらい。私たちを支えてきたのは、何か成し遂げたえらい人じゃなくて、日常を支えてきた、民衆のこころだという気がしてならない。だから踊るたびに、元気になれるのだ。






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たみい
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