最近のこと
吉祥寺で飲んだ帰りにつらつらと文章に起こしてみる。
文章に起こすのは好き。思考が整理されるから。
最近はなんかいろんな人の背景を想像したりすることが多い気がする。
白髪の姿勢の良いお婆さんが颯爽と自転車に乗って駆けていく様をみて、きっと普段は箒にまたがって空を切る魔女なのかもな。とか。美術館にいた裸体をまっすぐに見つめる少女は何を考えているんだろう。とか。
コンビニの定員や、飲み屋の店主とか、機械みたいに料理や商品を運んでくれる存在だと普段は思うけれど、彼ら彼女らも真っ直ぐに生きている人間だといくことを忘れずに生きていたい。
そういう意味ではこの前行ったトルコカフェのおばさんはよかった。初対面からタメ口で気さくに話しかけてくるし。なんかよく分からないけれど、トルコカフェには謎のコスプレをした人たちが集まってくるようで僕らお客が思っていたその事実をそのまま口に出して「今日はそういう人随分多いわね」とこぼしていたところとか。
人間味を感じると途端に温もりを感じるものかもしれないから、僕は妄想をして傍目に通り過ぎた人たちに温もりを引っ付ける。
美しいアゲハ蝶が二匹つがいのようにひっついて飛んでいる場面に遭遇して僕は立ち止まって見つめていた。
あとで調べてみたらどうやらそれは幸運のサインらしい。
至るところにそんなサインは潜んでいる。きっとそれは僕が普段目にしている人たちも同じ。
色んな人の一つ一つの言動や行動や、決して二度と現れることのない景色とか。そういうサインをシャッターにおさめたらそれは文章として生まれるのかもしれない。
以上。終わり。