富山にゆかりのある企業<後編>
地方への移住を検討するにあたって、ネックとなるのが「仕事」。
地方には仕事がないと思いがちですが、富山にはたくさんの会社があります。歴史ある会社、新規事業に積極的に取り組む会社、富山から世界に挑戦する会社などなど…。
前編と併せて、ぜひご覧ください。
◎ゴールドウィン
スポーツブランド「THE NORTH FACE」などを展開するゴールドウィンも、富山の会社。創業の地である富山県小矢部市(石川県との県境にあります)には、先進技術を研究するGOLDWIN TECH LABがあります。
創業者である西田東作さんが残した3つの言葉がゴールドウィンの合言葉になっています。
①翔ぶ意識、ロマンを求めよ(AMBITION)
②真実は見えないところにある(DEDICATION TO DETAIL)
③人類の生命はまさに刹那である(THINK MOMENT)
ゴールドウィンは富山の地から、世界中のアスリートたちを支え続けています。
富山は豊かな海と山々に囲まれた場所。働く場所としてはもちろんですが、スポーツ好きにも理想的な場所ともいえます。スポーツが大好きな皆さん、スポーツウェアを通じてスポーツに関わる働き方もありますよ。
◎不二越
ロボットや産業用工具、ベアリングなどで有名な不二越も富山創業の会社。(本社は東京です)
一般消費者向けの製品ではないので、馴染みがない方も多いかもしれませんが、自動車産業をはじめとする製造業を支える売上高2490億円の会社です。
富山県内には5拠点の事業所があり、広大な工場も整っています。工場というと、郊外の広い土地を想像するかもしれませんが、富山事業所は富山市のど真ん中にありアクセスも抜群。「不二越駅」(富山地方鉄道)という駅まであるんですよ。
ロボット、AI、IoT、FAシステムなど、これからの時代には欠かせないものたちと、機械加工やメカトロニクスといった技術を掛け合わせることができるのが不二越の強み。これからの世界を作ってみたい、という方にはぜひチェックしていただきたい会社です。
◎富山富士通
大企業の国内グループ会社も富山県に多くあります。その一つが株式会社富山富士通です。グローバルに活躍する富士通グループの経営課題をICTで解決している当社。
会社のある富山市八尾(やつお)は、おわら風の盆や曳山まつりで有名な場所です。2020年の紅白歌合戦でバンド東京事変がおわら風の盆をモチーフにしてパフォーマンスを披露したことでさらに注目を浴びています。
自然豊かな職場環境と、富士通グループを支える仕事が両立できるなんて、とても魅力的ですよね。
◎富山村田製作所
京都に本社をもつ村田製作所のグループ会社も、富山にあります。株式会社富山村田製作所は、圧電セラミックスをベースにした電子部品 (圧電商品)を統括する事業拠点です。
富山村田の製品のほとんどが世界のトップシェアを占めているんですよ。富山にいながら、世界の市場を肌で感じることができるというのは魅力的です。
◎釣屋グループ
富山といえば、海の幸をイメージする方も多いのでは?
釣屋魚問屋は、150年以上の歴史をもつ魚問屋です。寒ブリで有名な富山県氷見市に根付いた老舗の会社です。
長い歴史で培われた水産物流システムで、全国へ新鮮な海鮮を届けてきました。また、回転寿司「氷見前寿し」や、スーパーにテナント出店し、鮮魚の加工や下処理を行う「釣屋海産」もグループ会社です。
さらに、近年注目を浴びているのが海を一望できるワイナリー「SAYS FARM」。魚問屋がワイン作りに乗り出したと話題になっています。荒れ放題だった耕作放棄地を耕すところから始まったこのプロジェクト。当初は「こんなところでワインは作れない」と言われたそうですが、現在そのワインは人気を博しており、特に県外ではなかなか飲むことができないほど価値のあるものとなっています。
ワイナリーにはワインと地元食材のペアリングを楽しめるレストランや、1日限定1組のゲストハウスがあるほか、農園にはヤギや鶏、蜂が住んでいます。
既存事業の「点」と、新しく始まった「点」が線へと紡がれていくのが楽しみな会社です。
◎コーセル
産業・業務用電源の国内シェア30%超、世界シェア7%を誇るのが富山市に本社をおくコーセルです。
ユニークなのが社内の表彰制度。1年かけてチームで課題に取り組み、成功すれば「功労賞」、失敗してもその挑戦に対して「アタック賞」が与えられます。言ってみれば「失敗を表彰する制度」。失敗を恐れずに挑戦できる社風があるからこそ、選ばれ続ける製品を作ることができるんですね。
また、利益に占める経常利益をもとに経営判断を行っています。適性利益を得ることが、従業員ひいては社会のためになるという考えからです。
上場企業で働きたい方、エンジニアを志している方、世界で通用する技術を身につけたい方などは採用情報をチェックしてみてください。
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©︎とやま観光推進機構
「この会社、富山の会社だったんだ!」
「富山にもたくさんの会社があるんだなあ」
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