漁師町から里山までーーいろんな顔を持つまち【富山県射水(いみず)市】
地方への移住を検討するにあたって、移住先の選定は一番大切ですよね。
「富山県」と一口に言っても、市町村によってその特色は様々。そこで15回にわたり、富山県内の市町村をご紹介していきます。
今回ご紹介するのは富山県射水(いみず)市。海と山を両方持つため、市内それぞれの地形を生かした産業が発達してきた市です。
今回は射水市の魅力をたっぷりとご紹介します。
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◎日本のベニス「内川」
富山は、江戸時代から北前船の中継地となっていました。その中継地となったのが、射水市にある「内川」です。運河越しに立山連邦がくっきりと見える美しい風景から、水の都・ベニスになぞらえて「日本のベニス」とも呼ばれています。
まずはその景色をご覧いただきましょう。
©︎とやま観光推進機構
ハッと息を飲むほど、美しい景色ですよね。こんな景色が身近に楽しめるのが射水市なのです。新湊観光船もあるので、初めて訪れる際には是非水上からその景色を楽しんでみてください。
すでに平安時代にはあったと言われているこの川。川沿いに栄えてきたこのまちは、越中富山の政治の中心であり、経済の中心であり、文化の中心でした。最近では、映画「人生の約束」のロケ地にもなりました。竹野内豊さん、松坂桃李さんなどが出演されたこの映画も、是非ご覧になってみてください◎
内川沿いには、古民家を活用したおしゃれなスポットがたくさん。いくつかご紹介しましょう。
内川を訪れ、この町を気に入ったアメリカ人スティーブン・ナイトさんが移住して開かれたバーがあります。その名も、「ブリッジバー」。2018年にオープンしたこのバーでは、おしゃべりが大好きなスティーブンさん(日本語ペラペラ!)との語らい、本格的なアメリカンウイスキー、そして内川の風景を堪能できます。
もともと漁師さんが住んでいた民家がホテルとなった「水辺の民家ホテル」。目の前が内川なので、時間によってその顔を変える内川の表情をゆったりと楽しむことができます。この地域の家の間口が小さいのは、漁師町で人口が密集していたから。多くが築70年以上の古民家です。このホテルも、築約100年の民家を改装して開店しました。
築70年の元畳屋がカフェへと姿を変えた「カフェ uchikawa 六角堂」。13歳未満入店お断りの大人カフェです。内川沿いの価値を再発見した、移住者であるご夫婦がリノベーションして開店しました。素敵な場所ができれば、内川の素晴らしい風景を後世に残していけるのではないかという想いから開店に至ったそうです。
◎いろんな暮らし方、あります
射水市は大きく分けると3つのエリアからなっています。
一つが、先ほどご紹介した「新湊・内川エリア」。
移住して新しい挑戦をされている方がたくさんいらっしゃいます。コミュニティづくりにはもってこいの地域です。
二つ目が「大門・小杉・大島エリア」。
利便性の高さを重視したい人にオススメのエリアです。このあとご紹介する絵本館があるのがこの地域です。富山市や高岡市へのアクセスも良く、会社や飲食店も多くあります。
三つ目が「金山・浄土寺エリア」。
里山の暮らしを楽しみたいならここに住むのがオススメです。立地は市の中心部から車で15分ほどと利便性は高いのですが、豊かな自然が残っています。蛍がみられるほど美しい自然が広がっています。
◎大規模子育てスポットがたくさん!
日本海沿岸最大のレジャー施設「太閤山ランド」が射水市にあります。ここは、富山県置県100周年を記念して作られた県民公園で、子供から大人、そしてペットまで楽しめる設備が整っています。
プールにテニスコート、ローラースケート場、スワンボートなどにのれるボート場、バーベキュー場、ドッグラン、20000株の紫陽花が咲くあじさい通り、工作や実験ができる富山県こどもみらい館……。
いろんな利用ができる公園なので、何度行っても飽きません。雨の日でも利用できる施設もあるので、お子さんの「外に遊びに行こうよ〜〜!!!」にいつでも対応してくれますよ。
10000冊以上の絵本を収蔵する大島絵本館もあります。
30か国の絵本を読むことができるこの絵本館は、平成6年に開館しました。ここでは、絵本を「読んで」楽しむだけでなく、絵本づくりや工作など「作って」楽しんだり、紙芝居や演劇、人形劇など「伝える」場所としても利用できます。
絵本コンクールも実施されていて、子供から大人まで力作が揃います。表現活動に興味のある方は、是非足を運んでみてください。
海王丸と新湊大橋 ©︎とやま観光推進機構
海洋文化について学ぶなら、海王丸パークへ行ってみましょう。海王丸とは、商船学校の練習船として誕生した帆船の名前。59年にわたって106万海里(=地球約50周!)を航海したベテラン船です。その間、11,190名もの若者を育て上げました。
海王丸は「海の貴婦人」とも呼ばれるほど、美しい姿なんですよ。現在は現役を退き、平成2年から一般公開されています。船内に入ることもできるので、海や船について学ぶのにぴったりの場所です。
パーク内には、バーベキューができる広場やアスレチック広場もあります。
そのほか、子育てに関する情報は「いみず子育て情報ちゃいる.com」にまとまっています。
◎贅沢すぎる!!カニが給食に!?
©︎とやま観光推進機構
サブタイトルをみて、驚かれた方も多いでしょう。射水市は紅ズワイガニの名産地。市内の小学校6年生に、毎年1人1杯の紅ズワイガニが出される「カニ給食」があるんです。
こんな贅沢な給食、食べたことありませんよね。小学6年生に戻って「カニ給食」、食べてみたい!
ズワイガニ以外にも、射水市にある新湊港で採れる海産物には白えび、ブリ、岩がき、ばい貝などがあります。一年を通して旬の魚を堪能できますよ。(気になる方はお魚カレンダーをチェックしてみてください)
海産物以外にも、黒河の竹の子や水島柿、池多りんごが有名です。
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漁師町の活気の良さ、富山市街地へ近い利便性の高さ、家族で楽しめる施設の多さ。これら全てがバランスよくあるのが射水市です。
移住者の挑戦を後押ししてくれるまちでもあるので、一度この地域に足を運んでみてください。あなたの背中をそっと押してくれる人に出会えるかもしれません。
射水市移住サイト「射水でくらす」はこちら
皆様と富山でお会いできるのを楽しみにしています。
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