麻雀多面待ち講座〜少牌マイティ編〜
0.はじめに
皆さんこんにちは。P-1です。
麻雀は通常13枚を手牌として持ち、和了りを目指すゲームです。しかし、最近では少牌マイティという通常より1枚少ない12枚を手牌として持ち、架空の牌(マイティ牌、心の牌)を1枚補充した状態で和了を目指すルールも開発されています。詳しくはこちらの動画をご覧ください。
この記事ではその少牌マイティにおける待ちについて解説していきます。少牌マイティを打たれる方はもちろんですが、通常の13枚麻雀におけるイーシャンテン時に何をツモるとテンパイするか考えるのと同じことなので、通常ルールで打たれる方も是非ご覧ください。
なお、13枚麻雀における待ちについてはこちらの記事をご覧ください。
1.少牌マイティの待ち〜基礎編〜
1-1.国士無双型
11種12牌の場合、手牌にない2種が待ちになります。
12種12牌の場合、手牌にない1種はもちろん、手牌に1枚ある12種も待ちになるため、13面待ちになります。
1-2.1トイツ+2ターツ型
1トイツ+2ターツの形は2ターツの部分が待ちになります。
ターツ2つの受けがかぶることによって待ちが少なくなる場合もあります。
上の形は少牌マイティ唯一の1面待ちのパターンで、ペンチャンターツとカンチャンターツが重なったものです。
下の形はターツ同士の受けはかぶっていませんが、上の2つと同じくターツを構成する牌(6p)が重なっているためチートイツの複合待ちで出てくることがあります(詳しくは3.少牌マイティの待ち〜チートイツ編~で紹介します)。
1-3.2トイツ+1ターツ型
2トイツ+1ターツの形はトイツとターツの部分が待ちになります。
1-4.3トイツ型
3トイツの形はトイツの部分が待ちになります。
この他にも、トイツが2つ並ぶことによってターツ2つと見ることができるパターンもあります。
上の形は4455を45+45と見ることで36s待ちができるパターンです。
上の形は3355を35+35と見ることで4p待ちができるパターンです。これの応用として次のようなパターンがあります。
1-5.ターツ+孤立牌型
ターツ+孤立牌の形はターツの部分の待ちと孤立牌の単騎待ちになります。
上の形のように、孤立牌にコーツが重なってカンツ(4枚使い)になると単騎待ちが消えるためノーテンとなります。しかし、カンツの近くにメンツがある場合はこの限りではありません。
また、ターツと孤立牌が近くにある場合、どこがターツでどこが孤立牌になるか複数の見方ができる場合があります。
上の形は445568を
44556+8の他に
44+55+68と見ることで457p待ちが増えるパターンです。
上の形は孤立牌の8sがコーツに重なっているため368s待ちが消えています。
一方下の形は孤立牌がコーツに重なっていても近くに別のコーツがあるため25pも待ちになります。
上の形は235を23+5の他に2+35と見ることで2s待ちができるパターンです。
上の形は246が2+46(25p待ち)と24+6(36p待ち)という見方ができるから2356p待ちになるパターンです。
さらにこの形の真ん中にシュンツをはさんで伸ばすと次のような形になります。
さらにこれらの形にメンツがくっつくことで待ちが増える場合もあります。
上の形は246に567のシュンツを加えた形になります。
上の形は346に234のシュンツを加えた形になります。
1-6.トイツ+孤立牌型
トイツ+孤立牌の形はトイツの部分と孤立牌の周り(くっつき)が待ちになります。
上の形は3456が3+456と345+6という見方があるため3と6のくっつきが待ちになります。
これにシュンツがくっついてさらに待ちが増えるパターンもあります。
上の形はコーツの部分に孤立牌があるためトイツの部分が待ちになりません。
上の形のようにトイツの部分にシュンツがくっついても同じです。
しかし、1-6と同じくカンツの部分の近くに他のメンツがある場合はトイツの部分が待ちになる場合があります。
逆に孤立牌の周りにシュンツがあって待ちが増えるパターンもあります。
上の形は3345を3+345の他に33+45と見ることで6p待ちが増えるパターンです。
上の形は3567を3+567の他に35+67と見ることで8s待ちが増えるパターンです。
さらにこれらの形にメンツがくっつくことで待ちが増える場合もあります。
ここからトイツの部分と孤立牌+メンツの部分が重なることで待ちが増えるパターンもあります。
上の形は3をトイツと見るか6をトイツと見るかによって3と6のくっつき待ちになります。
上の形は344567を
3567+44の他に
34+4567と見ることで7p待ちが増えるパターンです。
上の形は356777を
3567+77の他に
356+777と見ることで6s待ちが増えるパターンです。
1-7.完成メンツ型
完成メンツのみの形はほとんどの牌で単騎待ちが成立します。
上の形は4枚目の6sを引いても和了れません。しかし、1-6や1-7と同じくコーツになっている牌が複数ある場合は4枚目を引いても単騎待ち以外の形で待ちが成立して和了れる場合があります。
2.少牌マイティの待ち〜チートイツ編〜
この章ではチートイツの待ちがある形について紹介します。なお、4枚使いチートイツを認めるルールで解説します。
2-0.基礎編
5トイツ+孤立牌2つの形は孤立牌2つの部分がチートイツの待ちになります。
4枚使いチートイツを認める場合、下のように3枚使い、4枚使いがある場合もあります。
6トイツの場合、無限待ちになります。4枚使いチートイツを認める場合、トイツの部分も待ちになります。もちろん下のように4枚使いがある場合もあります。
これらを踏まえた上で、チートイツの複合待ちについて解説していきます。
2-1.3トイツ型
ここでは2メンツ+3トイツの形およびその派生形について解説します。
上の形は6トイツのうち3トイツを一盃口にした形です。
メンツ手では白發中待ちですが、チートイツだと無限待ちになります。
さらに3トイツをカンツとトイツにすると次のような形も考えられます。
上の形はメンツ手だと3467s待ちですが、チートイツだと無限待ちになります。
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