9月末期、語彙力も末期
留学も一ヶ月経ち学校や寮の勝手が分かってきた。変なルールにも慣れた。週末以外外出禁止だとか消灯時間が決まってたり。逆らっても無駄なのでハリーポッターのように悪戯は一切しなかった。無断で外出もしようと思えば出来るのだが寮の警備は思いのほか厳重で監視カメラやスタッフの連携で直ぐにパレる。寮には大勢集まれるスペースが2つあって、その内の1つにスタッフがいたり大きなアイランドキッチンがある。また私たち生徒は学校から帰ったら必ずこの部屋に寄り名簿にチェックを付けて貰わなければならなかった。このスペースで私達は週末に限られているがご飯を作ったりスタッフや寮生と話したりしていた。学校が終わると軽いおやつが出るので毎日そこで食べてスタッフと会話した。おかげで来た時より喋れるようになった。一つ気づいたのは拙い英語を理解する方はめちゃくちゃ頭の回るヤツ、という事だ。私達日本人の間でも語彙力がなかったり主語が無い会話をする人の言いたい事を察する。察する文化が特になさげな北米は直ぐに結果、結局どうなったのか?などを先に聞いてくるだろうと身構えていたがスタッフはとにかくこちらが話し終わるのを待ってそこから汲み取ってくれた。めちゃくちゃ良い人やん。ボロボロだった宿題も彼女らに手伝ってもらったり年上の寮生に頼んだりして留学末期生をちょっとは抜けられた。学校では現地生と話し合いやディベートをするのは相変わらず何も言えなかったが先生とは沢山話せるようになった。だが先生に頼ってばかりでもいけない。そこで私に一番良くしてくれた英語の先生(何故か授業は持ってない)は色々なアドバイスをくれ、一つずつ実行していくと授業で少しずつ意見を出せるようになった。成長成長。留学生だからといって留学生で固まりたくない、と思っていたが日本人と固まる事で安心感を得られ今まで他の国の留学生とも中々話せなかったのが少しずつ変わっていった。先生、ごいす。毎日宿題は出るしレポートは分からないしの繰り返しだが私の語彙は増えていった。メモのチカラは意外とすごい。