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多様性ムズイ。

今日は札幌競馬場に行った。小学生の日記みたいな書き出しで始めた。ちょっとした事だけど、大いに考えさせられたので、備忘録的に記しておく。

競馬は趣味の一つで毎週携帯電話越しで馬券を買う。パチンコにはさっぱり興味がない。予想するのが好きなのだと思う。血統とかコース適正とか考えることが。
ただ、年に一度くらいは現地に赴く事にしている。現地のロックフェスっぽい感じが好きだ。行ったことが無い人は最寄りの競馬場に行ってみるといい。特にファミリーにはおススメだ。

今日の自分に課したテーマは一つ。とにかく現地で馬券を買う。(新潟、小倉でも開催されている。)つまり札幌で行われたレースのみをマークシート方式で予想を塗りつぶして買う。スマホでカジュアルに買えるんだけれど、馬券を所持するって味わい深い。アナログレコードやカセットテープで音楽を聴く感覚に近いのかもしれない。僕はこの間のちょっとした連休に検索機能を使わずあてもなく車を走らせるなんて遊びをやってみてとても楽しかったので、ちょいちょい「アナログ還り」みたいなことをやろうと思う事にしている。趣味に「放浪」を加えてみたが、この言葉はどこかカッコつけている感じがした。単純に「うろちょろ」するのが好きなのだ。
ぼんやり流れる人たちを眺めては、勝手にストーリーをつけたりしながらone of themを気取る。親子には見えない年配の男性と若い女性とか、刺青が入った先輩と後輩とか。えっとこっからが備忘録ね。
そんな中で手首に刺青を入れた女性が居た。心電図のグラフのような。「何それ?」と思ってちょっと観察するとリストカットの痕がたくさんあった。反射的に「うわぁ・・・」と思ってしまった。ちょっと痕を誤魔化すみたいな感じにしたんだろうな。「うわぁ・・・」は多分軽蔑に似た感情だと思う。
その後すぐに「オマエには関係無いだろ」って我に返った。彼女には何か辛い理由があった筈なのに何で軽蔑すんの?って事だ。「いじめられる側にも問題がある」とか、「エロい格好してんのが悪い」みたいなこと言われて久しい。だけど、「辛さ」は絶対的だと思っている。つまり相対的ではないって事だ。きっと沢山稼いでる人も1万円を失った時のショックは貧乏な人とさほど変わらないと思うのだ。んで、俺は多様性を理解できてねぇなと落ち込んだ。この「多様性」ってのが意外と厄介で、「なんだっていいじゃん。多様性だろ?」って自分の属性を主張する人達は多い。だもんでこういう人達は時に鬱陶しかったりする。自由だとか多様性ってある程度自分律する事が必要な条件なんじゃないのかなって思ったり。改めて多様性って難しいなと思ったのです。認めたほうが絶対に良いし、あるいは価値観で分断しちゃったほうが良いのかもしれないと思ったりもする。長い事語ったけど、出口無い話。とりあえず多様性って思ってるよりムズイぜと言うことだけだ。
とりあえず望むのは何歳でもカジュアルに転職とかできる社会が良いな。飽きるし。

追伸;競馬は呪われてるのかなって位的中がなかった。
またそのうち。

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