かぶ1000さんの投資手法
個人投資家の投資手法を学んで、自分も投資を成功しようという企画です。
ポイントは彼らが投資している銘柄は気にせず、あくまで投資の手法を学んでいきたいということである。
今回は割安株投資で有名なかぶ1000さんの投資手法についてみていく。
名前:かぶ1000さん
運用資産額:5億円
投資手法概要:ネットネット株投資
株式の現在価値と株価を比較し、割安な株式へ投資をしていく。
私の好きな低PBR投資と近い方法。
低PBR投資よりもより条件が厳しいかな。
計算式:
1、
正味流動資産
(現預金+売掛金+有価証券・投資有価証券-貸引-負債総額)
÷
発行株式数(自己株式除く)
=1株当たり正味流動資産
2,
株価÷1株当たり正味流動資産=1倍以下等。
現在はさらに一歩進み、企業が保有する不動産を時価評価し、計算している。
参考理論:
ベンジャミン・グレアム 「賢明なる投資家」では以下のような記述がある。
一.投資とは、詳細な分析に基づいて行うものであり、元本を保全して、適切なリターンを上げることと定義する。この条件を満たさないものを投機と呼ぶ。
二.将来のことは分からないのだから、投資家は手元資金をすべてひとつのバスケットに入れてはならない。その安全で堅実な範囲を超えて冒険に挑んだ人々は、精神的に大きな困難を背負うことになる。
三.投資家と投機家の相違は、その人が相場変動に対して、どのような態度で挑むかという点である。投機家の関心事は、株価の変動を予測して利益を得ることであり、投資家の関心事は、適切な証券を適切な価格で取得し保有することである。
四.安全域の原則を確固として守ることによって、十分なリターンを得ることが可能である。安全域の原則は、割安銘柄に適応することでさらに明白なものとなる。割安銘柄は、株価がその株式の本質的価値よりも安い状態にあるわけであり、その差が安全域となる。
かぶ1000さんのブログはこちらです。
以前は個別銘柄を発表していたが、株価への影響を鑑み、今は開示していない。
所管:
投資手法が私の考え方に非常に近い考え方である。
私が投資をしている丸八ホールディングスはまさにこの理屈で投資をしている銘柄である。
現在評価が低いので評価見直しを狙っての投資だが、見直しされない、見直しまでの時間がかかり結果的に株価上昇していない株式も多い。
丸八のように配当もらいながらゆっくり待つ余裕が必要である。
bossさんの20年、21年度の検証結果ではネットネット株はパフォーマンスがそれほどよくなかったようです。
時価と現在価格の差分を埋めるには時間がかかる。