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友人の禿Tさんの会社で不正があった

24年を振り返るシリーズ。
友人Tさんの上京にあわせて忘年会を行った。
投資詐欺のT君とは違う人。

ややこしいので禿げTと呼ぶとする。
禿げTは仕事はしっかりやりつつも飽きやすいのか転職を繰り返している。それなりに投資に成功しているので食う金には困っていない。
昨年入った会社のことを聞く。
業績拡大中で将来性豊かなソフトウエア開発会社の幹部候補生という触れ込みで入社。
取締役3人いるが何やら仲がいまいち。
仮にこわもて、ぷーちん、メタボ君とする。
ひとり3000万円ほどの年収をとり、3人で総額1億円稼いでいる。
へー、そんなに儲かってるんだあと驚く。
ソフトウエア会社の受注はとれていて前入金があるものの現場からは赤字案件であるとのうわさをきく。
メタボ君はキャバクラやおっぱぶに会社経費で行き、こわもてはキャバ嬢出身の女子社員にちょっかいをかける。
そしてぷーちんは営業をとりまくり、威張り散らす。
なんだこの会社と禿Tは思っていたが、この乱れは経営にも影響する。
あきらかにぷーちん優勢と思ったのだがぷーちんの横領が発覚。
手口は安めの受注を獲得し、子飼いの委託先へ委託してからのキックバック。通常30万円ほどの委託料を50万円にし、上乗せした20万のうち10万円を委託者へ10万円を自分の懐へ。
そのやり口を多くの子飼い委託者で実施し、自分の懐を肥す中、当然プロジェクトは赤字。
なるほど売り先からのキックバックはありそうだが、仕入先からのキックバックも可能なんだ。
受注先からは分割で入金があるのでCFは最初は困らない。むしろいっときは金があまっている感覚。
ただ納期が近づいてくると赤字がわかり火の車。
これをいくつかのプロジェクトで実施するのでばれにくいがどんどん負のゆきだるまが大きくなり、1年たったあたりからおかしさに気づき横領で解任。
そして内情確認したら、まーたいへん大赤字でこれはやばいと開発をストップ、施工主からも訴えられ、業者からも訴えられ。
禿げTは転職活動を再開したそうだ。
がんばれ、禿げT!
不正の手口っていろいろあるなと思う年の瀬。

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