たぶんショートショート「おじさんタイムトラベラー」
仕事が終わりネクタイを緩め、コンビニでご飯を買い自宅へ帰る。
すると、知らないおじさんが私の部屋で、
目と口をガムテープで止められた状態で縛られていた。
私は迷った。
これは、助けてあげるべきなのか。
それとも、助けを呼ぶべきなのか。
このおじさんを助けてあげるべきでもあるが、
私も何かの事件に巻き込まれている可能性もある。
先ずは、この縛られているおじさんから話を聞くことにした。
目と口のガムテープを剥がすと、おじさんは一もにもなく話し出した。
おじさん「私は未来から来た君なんだ。これから君に・・・」
私「なんで縛られているんですか?」
おじさん「え?」
私「なんで縛られているんですか?」
おじさん「これは・・・」
私「未来からその状態で来たってことですか?」
おじさん「え?あ・・・」
私はおもむろに剥がしたガムテープをおじさんの目と口に貼りなおした。
そして、警察に連絡した。
後に警察から来た話だと、変質者だったようだ。
私が未来から来ているから、その嘘じゃなければ信じたかもしれなかった。
※サムネイルはAIにて生成されたものです。