私を通り過ぎていった女たち

今日はフェミニンな雰囲気で、今日はボイな服装で。その日に会う女性の好みを想像して、私はいつもデートの衣装を決める。

そして、貴女が私に何を求めているのか、何を言えばどんな行動を取れば満足してもらえるのか、感覚を研ぎ澄ませている。

「はじめまして。倉本しおんです。今日は、ありがとうございます。じゃぁ、行きましょうか。」軽く挨拶を済ませ、手を繋ぎ歩き始める。レストラン、カフェ、公園、ホテル、、。その日のコースによって行き先もそれぞれ。

twitterでやり取りをして、どんな事をしたいか、どんな場所に行きたいか、を2人で決める。デートの行き先を一緒に決めるのは楽しい。当日まで、ワクワク感が上昇していく。

40歳のセラピストは私しかいない為か、会いに来てくれる方も年の近い方が多い。既婚者で子どももいる方。結婚してから女性も好きかも、と思い始める方が多くて不思議な気持ちになった。

幼馴染の子に片思いをしてるけど、関係性が崩れるのが怖くて自分の思いを伝えられない大学生、男性とのSEXは怖いけど女性となら安心できるし気持ちがいいと言う30代の女性。様々な理由や性があって、自身の気持ちを私に伝えてくれる。

貴女と会う度に、貴女の事をもっと知りたくなるし、貴女と肌を重ねる度に貴女をより深く愛おしく思うよ。

どんな女性も素晴らしい。存在が宝のようにキラキラ輝いてる。


#レズ風俗 #LGBTQ #レズビアン #バイセクシャル #創作大賞2023 #エッセイ部門

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