存在しないVTuberを48時間でプロデュースした話
ゆる言語学ラジオアドベントカレンダー 3日目の記事です。昨日の記事は颯さんの『アウトプット奴隷のススメ』でした。
イントロ
こんにちは。たまPです。今回は「2022年のエイプリルフール企画で衒学者の堀元見さんに"バ美肉"させた話」として堀元さんVTuber化企画の裏側の裏側を振り返りたいと思います。
また、『衒学チャンネル』『ゆる言語学ラジオ』のファン及び、そうでないVTuberプロデューサーの方にも経験の共有として書きますので、最初は読者の方が知っている前提知識も出てくるかと思います。
辞書(辞書式配列でない)
たまP
筆者。髪がピンク。今回の企画の言い出しっぺ+制作進行。当時は退職直前だった。(3/31付で退職)なんなら会社のオフィスからこの企画のdiscordチャンネルに投稿していた。
VTuber
バーチャルyoutuberの略。youtuberのサブカテゴリで、主に萌えイラストを隠れ蓑にしてyoutube等の広告収入を得て活動している。広告収入を得ていなくてもyoutubeなどでなにかしらしていればVTuberである。
バ美肉
バーチャル美少女受肉の略で、(主に成人男性が)バーチャルyoutuberのアバター(外見)を得て活動すること。個人的にこのワードには一家言あるが、ここでは割愛。詳しくはこちら(宣伝)https://note.com/tamayura509/n/n8d8cafb35523
堀元みえる
今回の主役。バーチャルyoutuber。ロリ。裸足。
#堀元みえる #みえるあーと
堀元見
衒学者。ゆる言語学ラジオの下手(シモテ)の人。堀元みえるちゃんの中の人。
水野大貴
ゆる言語学ラジオの上手(カミテ)の人。言語オタク。辞書を通読したりする。配信時に赤スパをして堀元みえるちゃんを10秒ほど呼吸困難にさせた。
ゆる言語学ラジオ
「ゆるく楽しく言語の話をするラジオです。」youtubeチャンネルのほか、各種podcastでも配信中。
ゆサD
ゆる言語学ラジオサポーターコミュニティDiscordサーバーの略。流行らせたい。
ゆる言語学ラジオサポーターコミュニティ
月額1000円からなれる「ゆる言語学ラジオサポーター」のクローズドコミュニティ。非公開限定コンテンツや、動画の先行公開(校閲)など月額1000円にしてはかなり質が良いものが見れる。ちょくちょく水野堀元が現れる。労働2.0(費用を払って働く)が横行している。現在1500人程度が登録中。
衒学チャンネル
堀元見さんの個人youtubeチャンネル。性格が悪い配信をしている。堀元さんのtwitterにリンクが載っていなかったのでリンクは載せないでおきます。
ビジ100
「ビジネス書100冊読むライブ」の略。ビジネス書と自己啓発本に突っ込みを入れながら読み、本の内容のポイントをまとめる配信。本要約チャンネルであり、プロセスエコノミーを実行している。本が出た。
K氏
キャラデザ。堀元みえるちゃんの生みの親。「お前のママじゃない。」
Z氏
今回のシニアデザイナー(?)。配信画面とかロゴとかを作ってくれた。めっちゃ助かりました。
使用したシステム
VTuberアバター投影:だれでもVTuber
無料で、かつ準備期間が短かった(4日しかない)かつあまり手間をかけたくないためLIVE2Dや3DCGを使用せず、1枚絵+目とじ差分でVTuberとしての最低ラインを達成できるソフトとして採用。
配信ソフト:OBS
堀元さんがもともとyoutubeチャンネルでOBSを使用していたため導入は比較的スムーズだった。
データ共有:google drive
無料で利用できるため採用。
プロジェクト管理:Google スプレッドシート
無料で利用できるため採用。また、当時たまPが業務上エクセルでいろいろ管理していたため慣れていたというのも採用理由。特段おすすめはしない。むしろもっといい管理ツールを教えてほしい。
コミュニケーションツール:Discord
もともとゆサD内で立ち上がった企画のため、当然のごとくDiscord内で進行した。場所は、
企画:役場>番組企画案>堀元さんVTuber企画(エイプリルフール企画)
実況:感想>堀元さんコンテンツの感想>みえるをみてた(当時は「みえるをみてる」)
発端~プロジェクト発足まで
キャラデザが出来上がっていた
ゆサD内のとあるスレッドでK氏が勝手に堀元さんを擬ロリ化する。おそらく配信の2週間程度前。この時点で堀元さんの友人のムトウさんがこそっと話をしていたらしいのだが、本人はあまりやる気がないとの回答。
ダメもとで堀元さんに提案してみる
祭りの始まりだ。
後で知ったのだけど、この時堀元さんはめちゃくちゃ忙しかったらしい。よくOKしたな。マジで。
プロジェクト発足から20時間ですべての素材がそろい、48時間でテスト配信にこぎつけてしまった
狂気の夜
この後いくつかの確認事項をして、1時間以内に要件が確定。早すぎる。というか堀元さんの意思決定が速すぎる。優秀な意思決定者がいると進める方は楽なのでよい。
「なんか眠れなかった」とか言っていきなり配信画面とロゴ(仮)作ってきてて草。
振り返っていて気づいたんですが、この日のたまPの最後の書き込みが5時、次の書き込みが8時なんだがこいつ寝たのか?
狂気の夜2
狂気の夜2と書いたものの完全に朝から活動していて夜ですらない。
このタイミングで待機画面のloopAnimationとか作ってる。
ちなみに、この時点でBGMが2本生えていて、待機画面と配信中で別のBGMを使用することが決定済。何故。
素材がほとんど出来上がってしまったので企画スレがほとんど雑談スレになってしまっている。
狂気の夜3
狂気の夜3と書いたもののやることがテスト配信しか残っていない。
テスト配信も無事終わったしもう配信当日を残すのみ…(何故か準備期間が丸1日残っている)
配信当日
配信アーカイブ。開幕から赤スパが飛んでて面白すぎる。
おとなしく待機してほしい。
振り返ってみるとスパチャ読んでばっかりで本の内容ほとんど進んでないのも草。
まとめ
今回はシンプルにクリエイター×熱量のパワーを思い知ることになりました。「準備が4日しかない!」と始めたのに2日で終わった。
私はパッションを切らさないようにだけ注意していたので、線の一本も引いていないのでクリエイター陣には頭が上がりません。この場で関係各位に格別の感謝を申し上げます。
個別の要素では「進捗用窓と雑談用窓を一緒にしたこと」が功を奏したのかなとも思いました。雑談からアイデアをもらうことも多いですし、雑談するように進捗する。
堀元さんのnote記事(有料)
2023年4月1日のリーク情報
次回のエイプリルフールはなんと!私は何も知りません…
ですが『ゆる言語学ラジオ』で何かやるらしいので期待しています。
皆様もよいネットライフを!
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