#VRC電音研 について
2020年7月からVRChatで始めたVRC電音研について、立ち上げ前から今までに考えていたことややったことを振り返ります。
もともとの構想
2019年の年末ごろに「気軽にDJができる場所が欲しいな」という思いと、「VRでやるなら現実でできないことがやりたい」というふわっとした願望がありました。(当時はGhostClubかCLUB_RUINSか、という状況でした)
かつ、スチームパンクとかサイバーパンクとかスペースとかアンダーグラウンド”ではない”雰囲気が好みなので、それを考慮して、「学校でDJってできなくね?」ということで学校に。
イメージはもちろん「けいおん!」ですね。当時のツイートを振り返ると「放課後DJ部」とか「放課後ディータイム」とか言っているようです。
名前
初期案は「放課後DJ部」「放課後ディータイム」でしたが、
「実際に学校に申請できそうな名前」をイメージしていました。で、「VRC学園 電子音楽研究部」という名前になったのですが、「VRC学園」がもう被ってるし、「電子音楽研究部」なんてもう電音部です。
で、
「研のほうを使えばいいじゃん」ということで、「VRC電音研」が誕生しました。
VRCを付けたのは、VRChat上の部活であるというアピールと、2014年まで「電音研」という同人音楽サークルが存在していたので、被り防止のためです。
ちなみに、同時期に立ち上がったリアルイベントの #暴音部 さんは無事成功しているようです。よかった。
ワールド
アセットストアにある「Japanese School Classroom」「Japanese School Corridor」をほぼサンプルシーンのまま使っています。
ワールドに入った人の標準動線や、視点の誘導、教室の中の区画分けなど考えていることはいろいろあるのですが、それは別記事で書きます。(書く気になったら)
ロゴ
エクセルで作りました。
縦5分割、横4分割です。
運営方法
VRC電音研 最大の特徴といえば、「演者が自分で出番を登録する方式」を取っていることだと思います。ありがたいことに、電音研で採用したtimetreeがVRCクラブ界隈でデファクトスタンダードになっている感があります。
まず、前提として、イベントオーガナイザーが労力を使うタスクは「箱抑え」「演者集め」「タイムテーブル決め」「フライヤー作り」です。
第0回、第1回を7月にやったときは私が声をかけましたが、その時点で「あ、これは毎週は無理。」と直感しました。
逆に、これらを自分でやらないような運営システムができれば、毎週続けられるわけで、誰にやらせるかということになり、誰か一人に頼むと、その人が続けられなくなるので、各演者が分散してやる方式を取りました。
毎週3人の演者がいるので、それぞれに「インスタンス建て」「フライヤー作り」「カレンダーへのイベント登録」を割り振りました。タイムテーブルは、演者が出番を自分で登録した時に自動で決まるので、割り振りからは外しています。
仕事を割り振るのはいいのですが、丸投げするには丸投げする側にも責任があって、それは仕様書と手順書とテンプレートと作例を用意しておくことです。
この辺りは仕事の関係上慣れていたので、幸運でした。Discord内にやることと、それぞれのやりかたをまとめて、やりかたの中にはテンプレートと、別チャンネルに置き場を作って作例が簡単に見れるようにしています。
フライヤーテンプレート↓
登竜門として
VRC電音研は、VRCDJを始める最初のステップとして気軽にプレイしてほしいというのが当初のコンセプトです。
究極、誰とも知り合いじゃなくても出られるし、誰とも会話しなくても出られるので、精神的負担は少ないと思います。少なくとも私はラクです。
やろう、VRCDJ!
実験場として
経験者の人は、実験的なプレイ、練習的なプレイができる場として気軽に使ってほしいです。期待されてるプレイジャンルがないので。逆に言えば、無責任に好きなプレイをしてほしいと期待しています。
今後の展望
最近発表されたDynamic Imageや、昔ながらのVRCpanoramaを使って、ワールドアップロードをしなくてもインターネット側から誰でもワールド内ポスターを更新できるようにしたいですね。
今後ともよろしくお願いします。
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