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スタート地点の手前でそわそわと
ああでもない、こうでもない。考えることが膨れ上がって。頭の中が細切れになってくる。考えているはずだし、手も動いているのに。ひとつコトに集中できない。
きょうの頭はおおいそがし。
でも、このいそがしさ。じぶんが望んで創り出している。だって、いそがしかったら、新しいことをはじめなくてよくなるから。
ほんとうは、昨日。新メニューを公開する予定だった。それなのに、公開できない理由がたまる。考えておきたいことが増える。
それは、完ぺきに仕上げたものを見せたいからなのか。
作り上げたものに、自信が持てず、結果。先延ばしにしてるのか。
そんなこと、まずおいて。考えたくないだけなのか。
なんだか、愚痴っぽくなってるなというときは、やらない理由を探している時。衝動のままに、走ってるくらいがちょうどいい。
ごちゃっとしたまま、勢いつけて。飛び込んでみようか。
そんな風に、もさもさと思い悩む私を見て、かつての友人が、こう評した。
毛がはえた、ノミの心臓。
ずうずうしいくらいに、人の懐に入ってくるくせして、おもしろいくらい小心者だ。と言いたいらしい。
なるほど。ノミの心臓だけれど、毛がはえているのか。そういう性質だと思ったら、ノミのようにちいさな心臓がやぶれないように、心配りつつ。毛がはえたようなずうずうしさを活かせばいい。
もう少し、ふさふさとした心臓になろう。ノミの心臓なら、外部器官をつくればいい。だれかに頼ろう、たのんでみよう。ふたり三人、あわされば、ノミの心臓も、力強く動いていくだろう。
さてと。誰に、なにをたよろうか。
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イラストは、アサノヨシトさんが書いたもの。そして、このイラストのあった「色々段々」。ブロックみたいで、おもしろい。言葉も、重なるんだな。
わからんけど、おもしろい。理由は言えないけど、おもしろい。頭の中、どんな風なんだろう。のぞいてみたい気持ちになった。