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恋愛するには親が近すぎたのかも ~勝手に往復note

ジェットコースターが好き。あの、はらはら、どきどきが病みつきになる。

一度乗り終えたら、また乗りたくなる。ぐるぐる、どんどん。回って、繰り返して乗る。……自分が発熱してしまうまで、乗る。倒れるくらいまで、乗る。

そういえば、小学生の遠足で遊園地に行った。そこで、お弁当の時間以外はずっとジェットコースターに乗っていた。10回は乗ったと思う。結局、やり過ぎで帰宅後に発熱し、2日間ふとんの中に押し込められた。

ふとんの中にいる間、ずっと、たのしかったジェットコースターを思い出した。身体の感覚を思い出し、4回で乗るのをやめればよかったかな、と反省した(ことを、今、思い出した)。

だって、身体が倒れるまでやってみないと、やった気がしないから。刺激まみれを、なんども自分の様子を確認して。倒れるまでの自分の変化を観察する。乗るのが、わたしの流儀(ほんとか。大丈夫か、わたし)。

だから、もし。恋愛がジェットコースターなら。どろどろ含めて、何度も乗ってみたい。そんな気がした。たぶん、恋愛で倒れてしまうまで恋をするんだろうな。

(あ、気がするだけなので。本当に恋愛ジェットコースターに乗ったなら、「降りたい」と泣きわめくかもしれない。乗りながら、頭にロウソク?立てて呪いのけむりを、外に向けてもくもく出すかもしれない)。

それくらいジェットコースターが好きならば、恋愛感情もかなり味わいに行っていてもいいはずなのだけれど。どうにも、わたしの記憶に「恋愛感情」がない。

……と。ともこさんの描かれていた「2度としたくない経験」をじっくりと、読む。

ピラニアみたいな恋愛は、刺激が強すぎるかもな。などと、恋愛視点で読んでたのだけれど、このパーツ見て驚く。

そのひとが発した言葉ひとつで自分の世界の色が変わり、そのひとが自分に向けてくれた一挙手一投足が意味を持ってしまい、下手をすると風の香りや色を感じてしまうほど、自分の喜びを10倍にも10分の1にもしてしまうひとがいるなんて。
耐えがたい屈辱だ、といいながら心の一部は その経験をさせてくれる唯一の存在に感激で震えている、下手すると本人も陶酔している。本当に訳が分からない。

これ、わたしが母親におぼえる感覚に近い。とても尊敬している先生におぼえる感覚にも近い。

おお! わたしは母親に恋愛中か??


心理学でいうならば、親との距離感が近いほど、恋愛が難しくなるという。本来ならばパートナーが入るはずの心の場所に、親がどどーんと居座っているから。

親に「性的なこと」を知られることは、恥ずかしい。だから、恋愛にも性にも興味がありません、とでもいう心的反応を起こす。

親が近すぎて、恋愛ができない/恋愛をしない。もしかしたら、わたしはそこにいるのかもしれない。


尊敬する先生に対しても「そのひとが自分に向けてくれた一挙手一投足が意味を持ってしまい」とかやっているわたし。

人と近い距離になってくると、すべての関係性が「わたし対 母親」の似姿になっていく。この、母子癒着はときほぐしていったほうが、わたしの感情さんが手元に戻りやすくなる、はず。


母親に恋愛中でも、わたしにはピラニアにかじられるような恋愛をした事実がある。だから、恋愛はしているはずなのだ(たぶん)。

ただ、そこに感情がひっついていない。どろどろと、血まみれな感情を思い出せない。

もしかしたら、ピラニアにかじられることが苦し過ぎて、自分から感情を切り離したから。恋愛のあの感覚が、今は行方不明になっているのかもしれない。

もしかして、わたしはのど元過ぎれば熱さを忘れるタイプ?!

なんにせよ。
近いうちには「親との距離を適切にもち、自分の感情をよりリアルに取り戻す」の野望を達成するわけで。

そのときには、なんで、恋愛感情が欲しいって言ってたんだろう、と。ともこさんのいう「2度としたくない経験」に、深くふかくうなづいているわたしがいるのかも。

恋愛だけで、こんなにたくさん思うことがあるなんて。どれほど、わたしは恋愛好きなのかと思う。

そして、もし。恋愛がピラニアだったら。結婚には恋愛はいらないなと思う。だって、家でピラニアにかじられたら、おちついていられない。休んでいられない。

安全なピラニアを飼うか。それとも、ピラニアを調教してしまうか。外のピラニア鑑賞で満足するか。ピラニア狩りに行くか。

頭の中は、おさかなだらけ。ピラニアのような激しい恋愛のこと、思っていたはずなのに。いつのまにか水族館の様相。

そんなこと、思いながら。朝のひとときを過ごしたのでした。(さてさて、仕事しよ)。

---以上。勝手に往復noteでした(ともこさん、ありがとうございました)。

センサーというセンサーが 彼女の中心から全方向に向かっているひとだった。繊細が人の形をして服を着て歩いているのが彼女だ。だからこそもの凄く敏感に他人(ヒトに限らないのだが)の想いというものを汲み、平和的な方向へ持って行けてしまうひとだった

この「たまこ評」うれしいな。そう見えるなら、そうかもしれないと自覚しておきますね。ありがとう。

スキを押したら、「ひゃっほう、今日はおいしいおやつ食べてもいいよ」的なメッセージが出たので。きょうは、おいしいおやつを食べることにします。

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