2020/9/29-30(水)秋と音楽
私の好きなNAXOSチャンネルからの拾い物。秋は音楽にうってつけの季節だと思う一方、秋を代表する曲は?と言われると、うーんと頭を悩ませてしまいます。
チュルリョーニスは19~20世紀をまたぐリトアニアの作曲家。有名な画家でもあるそうな。
秋と音楽の話に戻ります。ヴィヴァルディ『四季』の「秋」も、他の3つの季節に比べると使われる頻度が低いように思います。ピアソラの『ブエノスアイレスの四季』に至ってはそもそもどれがどの季節を表現しているのか曲だけ聴いても未だにわからず。
秋に似合う曲は意識してないだけで探せば多々あるはずなんですが「表題からもこれぞ秋を代表するクラシック!」というのは私には思い浮かびません。
歌謡曲まで間口を広げると心当たりはあって、南野陽子の「秋からもそばにいて」と「秋のIndication」は実にそれっぽいと思うのです。アイドル時代の南野陽子は秋が似合います。
童謡まで広げると「ちいさい秋みつけた」や「赤とんぼ」、厳密には秋じゃないかもしれないけれど「夕焼小焼」も秋のうたのように感じられます。
秋は日本人に似合うのかな。さみしいからね。日本には四季があって秋が秋として長めに存在するから、草木が枯れゆくさみしさをゆるやかに体感させられるからかな。
収穫の秋という喜びもあるはずなんだけど。
命の移ろいやはかなさについての感性が四季を繰り返すことでDNAに沁みついているからこそ、西洋音楽の描く無邪気な命の喜び輝きに心が洗われる思いがするのかもしれないと、そんなことをふと。
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