2021/5/25-27(木)グラビア雑誌
皆既月食見れず。東京の空は曇り。雲の向こうはうっすらと赤みが差していたように思ったのは私の気のせいかしら。残念。
この年になって初めてFLUSHを読みました。元安美錦の安治川親方が照ノ富士についての取材に少しだけ答えているというので。kindle unlimitedで読めたのです。
いやあびっくりしました。お目当ての記事は1ページしかなく、ひたすらタブレットをスライドさせて1枚1枚探していったところ、まあ女の子のきわどいグラビアばっかり。男性はこんなの読んでんのかあ。そりゃあなんというか……女のこと、ナチュラルに下に見るようになるだろうなあと思いましたね。対等な存在だと心から思ってたらこんなん見れないよ。
雑誌が悪いんじゃないです。必要とされてるもの、売れるものを作ってるだけ。だからこれが、少なくとも一部男性の本音なんだろうなって。
誰かを下に見る癖、それは間違いなく差別の一つで、でもそうしたくなる傾向は男の人特有のものじゃなく、女にだってあるし、それこそ子どもにだってあると思うのです。誰の中にもナチュラルに存在する以上、なくそうとするんじゃなくて、「あるよ」ってことを認めていくことしかできないんじゃないのかな。
ヒューマンエラーと同じで、決してゼロにすることはできないもの。
そんな性質のものを無理やりゼロにしてやろうとする行為は一人一人の心の中に踏み込む弾圧になってしまうし、反動として「そんなものは初めからないのだ」と、存在それ自体を全否定させてしまうことになりかねません。
蔑視や差別をゼロにする方法を考えるのではなく、蔑視されたら、差別されたら、どのように私たちの大事な心を守ればいいのか、身の安全を守ればいいのか、どのように声をあげ、どう戦うことができるのか、私たちは具体的な知恵を出し合う必要があるし、そのほうが現実的に思います。