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2021/10/21-22(金)モノの話をしてるみたい


「あなたへのおすすめ」で出てくる記事を律儀に読んだり読まなかったりしています。今日はこちらの記事をテーマに。

常日頃から一部の人たちが陶酔的に語る子どもの「人権」に対し、ずっともやもや、座りの悪さを感じていたのですが、これを読んで少し腑に落ちました。

経済的に言えば、子どもが生産財から耐久消費財に変わり、貴重品になってしまっている。そのことが各所に悪影響をもたらしているのではないか、という印象を持っている。(上記記事より抜粋)

そう!そうなんですよ! すべての労働から子どもを守った結果、子どもってもはや「いるだけでやたらめったらお金も手間もかかる存在でしかない」んです極端な話。生産財ではなく、消費財。いやいや20年以上育てきれば生産財に変わるでしょっていうけど、そんな保証あります? それに生産財に育たなかった子どもは育て損でしたってこと? 

かけがえのない命の話をしているはずなのに。モノじゃないのよ。だけど実際問題として準モノ化してるよねってのは正直感じていました。いやいや可愛いから、とか彼らからの学びがあるから、とかそういうことじゃないですよね、可愛くなかったら価値ないの? 親の成長のために子育てしてんの?

その結果どうなるかっていうと、とくに母親にとっては。

これも上記の記事(の中の引用)の言葉をそのままお借りしますが「社会に対する無敵のカード」としての子どもになってしまうという。うわあ、これだ、これだよ。子どもとはもはや母親の私物であり、社会の中に彼女たちが「いていい」場所を保証してくれてる、かけがえのない財産。

命は本来損得ではないはずが、一つ一つのご家庭の中でとても大事な部分が何か奇妙にねじれ、その集合体である国家は国家でこのまま少子化が続けば国力が弱まるばかりと嘆く。損得の話に終始してばかり。

命の話をしているはずがモノの話しかしてない。その欺瞞にフタする人たちにモヤモヤしてたんだと思います。



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たまやまめふく
武者修行中です。皆様に面白く読んでいただけるような読み物をめざしてがんばります。