学童の社員さんの給料をもっと増やすべき(学童日記)
本日(執筆時)私は、学童で児童のけんかを仲裁することに失敗しました。
ある男の子が人気のおもちゃで遊んでいた時、後から来た男の子が自分にもやらせてほしいと言いました。もとからいた男の子は快くそれを受け入れ、後から来た子と二回ずつ使ったら交代する取り決めをしました。
ところが後から来た子は約束を破り、元からいた子に順番が回らないように妨害し始めました。
後からわかったことですが、後から来た子はもとからいた子に対抗意識を持っており、自分の方が下手なことにいらだちを覚えて妨害していたのです。
それを見た私は後から来た子が悪いと断罪しました。しかし、それにより後から来た子は泣き出してしまいました。
私はどうして良いかわからずに様子を見ていると、私の上司が助け舟を出して下さりました。
上司はうまく二人を話し合わせ、仲直りをさせることに成功しました。
その後仲良さそうに遊んでいる二人を見て、私は自身の教育者としての実力不足を痛感しました。
今回学んだことは、客観的に見てどちらが悪いかがわかっていても、それを大人が断罪してしまえば、子どもたちの人間関係にしこりを残すことにつながるということです。
上司の鮮やかな手腕を見ていると、どうして学童の社員さんたちが高度な技術に見合った給料をもらっていないのかが理解できなくなりました。
学童は世の中にとって本当に必要とされる施設です。
そこで働く人たち(私を除く)が、もっと尊敬されるような風土が広がって欲しいと切に望みます。