怠け者にも役割がある
皆さんは働きアリの法則をご存じですか?
うまく機能しているアリの巣では、特に働き者の働きアリが2割、普通に働く働きアリが6割、怠け者の働きアリが2割に分かれているそうです。
怠けものの働きアリは一見すると不要に見えますが、巣が崩れて補修が必要な時や、大きな食べ物が見つかった時などに重い腰を上げて大活躍するのだそうです。
人間の集団で怠け者が役に立つかは別として、割合としては概ね働きアリの集団と同じになります。たとえその集団から怠け者を取り除いたとしても、同じ数だけ怠け者が生じるので全体としてはなにも変わりません。
ですからどの学校や会社にも一定数怠け者が存在することは、極めて健全で自然な現象なのです。
私は怠け者寄りの中間層に属しているのですが、実はそのくらいが一番バランスが取れているように思います。
日本では働き者であることが美徳とされていますが、極端な働き者は周りに圧を掛けるばかりか、疲労により突然ダウンすることも珍しくありません。
有能かどうかと怠け者かどうかは全く別の問題です。
ですから無能な働き者もいれば、有能な怠け者も存在するということです。
働き者になるかどうかは遺伝によって決まります。
ですから、自分が怠け者寄りでもそれを恥じる必要は全くありません。
手を抜ける時は適度に抜いて、いざと言う時に頼りにされる人でありたいと思う今日この頃です。