人生には無条件で愛してくれる人が必要
あなたを無条件で愛してくれる人はいますか?
私が中学生の頃不登校になりましたが、それにより周りの人のほとんどは私に対する態度が変わりました。
しかし、その中で母だけは私を変わらず愛してくれました。
その後高校に進学し、成績が良くなると私に対して好意的な人が増えました。しかし、もし昔の私を知っていたら態度が変わるだろうと思い、彼らの好意を素直に受け入れることはできませんでした。
それから私は心から人を信用できないようになってしまい、不登校になる以前のように深い友人関係を求めなくなりました。そのため、学生時代の間は残念ながら親友と呼べる相手を作ることができませんでした。
しかし、最近やっと不登校時代のコンプレックスを克服することができ、
深い人間関係を築くために努力ができるようになりました。
そして、そのように変わることができたのも母のおかげです。
私は新入社員で入社した会社に数年務めた後、夢を追うために半年ほどアルバイトをしていた期間があります。本来なら周りに反対されるような馬鹿げた夢だったのですが、母は何も言わずに応援してくれました。
反対されなかったおかげで私は変に意固地にならずに済み、仕事をクビになったことがきっかけで教師の道に方向転換することができました。
私が不登校の時も、勉強がうまく行っている時も、馬鹿げた夢を追っている時でさえも、母は私に対して態度を変えたことはありませんでした。
そのおかげで私はどんな失敗をしても自分を好きでいることができました。
このように、この世界にたった一人でも無条件に自分の存在を肯定してくれる人がいれば、人は自分を見失わずに生きることができます。
多くの場合その人は親である場合が多いですが、残念ながら条件付きでしか子どもを愛せない親もいます。
ですから私が将来学校の先生になったら、自分の生徒に対して
アガペー(無償の愛)をもって接しようと思います。