【人生分からん】色々あって"お店作りを始めちゃったワケ" Part.4
こんにちは。Tamatsukuriです。
このたびは投稿をご覧いただきありがとうございます。
こちらの投稿はPart.4となります。
前回の投稿はこちらになりますので、ぜひチェックしてみてください。
それでは続きを始めていきます!
スイッチオン!
初マラソンを経験した後、私の中ではあるモヤモヤした思いが付きまとっていた。
「歩かなかったらタイムはどうなっていたんだろう?」
以前は走ることに興味が全く無かったのは事実ではあるが、やるからには頑張りたいと私なりに努力をして臨んだのも事実。
カッコよくゴールする姿をイメージしていた。
しかしそのイメージとは相反し、レース途中で歩いてしまうという結果に対して非常に悔しさがこみ上げてきた。
できない私自身に腹が立ってしまう。
「初マラソンでサブ4(4時間切り)はスゴイよ!」と職場の仲間やお客様は優しくフォローしてくれるが、全く納得がいかない。
そこから完全にスイッチが入った。
「今度は絶対に歩かずに完走してやる。そのためにも死ぬほど練習だ。」
性格上こうなったら止まらないのが私。
練習頻度を増やすのはもちろん、今までは取り組んでいなかった坂ダッシュやインターバル走、筋トレをメニューに加えてひたすら練習した。
体格も入社時には考えられないくらい痩せてシュッとなり、最初はこなせなかった練習ができるようにもなることで自信も得られた。
知識が増えたおかげでお客様との会話も内容の濃いものになり、より楽しくなってきた。
どんどんランニング沼にはまっていく。
この時点でランニングが大好きでたまらなくなる。本当に単純である。
リベンジの舞台へ
ある日上司から電話があった。
「別のメーカーから大会の出走権貰ったんだけど・・・。」
「出ます。出たいです。」
即答だった。待ちに待ったリベンジのチャンス到来である。
あの時の私ではないから絶対に歩かないはずと自信満々で本番を迎える。
そして結果は・・・
またもや途中で歩いてしまい3時間45分。大撃沈。
レース中の様子を専門のカメラマンに撮影していただけるサービスがあるのだが、私のゼッケン番号で検索すると苦悶の表情を浮かべた完全にお散歩状態のピン写が出てくる。
背景の海面が美しく、まさかマラソン大会中とは思えないような写真であった。
絶望でしかなかった。あんなに練習したにもかかわらず歩いてしまい、タイムも変化なし。
これはもはやセンスの問題なのかと思った。
やはり悔しい。悔しすぎる。
このまま終わってしまうのは許せない。
2回目のフルマラソンを終え、またあの感情が出てきた。
そこからさらに負荷を上げて練習を行った。頭の中はランニングでいっぱいである。
ここまで真剣に取り組めることができたのはソフトテニス以来で楽しくなっていった。
突然の・・・
新店オープンしてから1年が過ぎたあたり、ミーティングで店長から衝撃の発言があった。
「とても残念ではあるが、この店舗は〇月に閉店することになりました。」
あまりにも突然で聞いた瞬間、私は何も考えられず固まってしまった。
理由としては既存の競合店には敵わず、売上的にも厳しいことを踏まえて早期撤退の判断をしたとのことだ。
カテゴリーを担当していた私は閉店の責任を感じた。
力不足の私のせいでこのお店は潰れてしまうのだと。
ミーティング中なのに涙が止まらなかった。
「ウチでシューズを買ってくれたあの人にももう会えない」
「あの人のケガの具合はどうなったのかな」
「またレースの話で盛り上がりたかったな」
いろんな考えがグルグルしていた。
閉店した後はどこかの店舗に配属されると言われ、おそらくPart.2の上司のところだろうなと思った。
ミーティングが終わり、冷静になって一人でこれからについて考えてみると
「他のスポーツも一緒にではなくランニングだけの仕事をしたいな」
そんな思いが出てきた。
Jリーグクラブスタッフになるためのスキルを学ぶことをメインに考えて入社した1年弱だったが、ランニングを通した沢山の経験と素敵な出会いでこんなに好きになってしまった。
商品販売以外にはどんな仕事があるのか興味が湧き、自宅のパソコンでランニングに関わる仕事を検索すると、シャワーやロッカーをランナーに貸し出す施設のホームページを発見した。
「沢山のランナーに会うことができる。」そう直感した私は、転職を決意。
ありがたいことに職場の仲間にも応援してもらい、なんとか面接に合格して
新たなステージに進んでいくこととなる。
Part.4はここまで。
スポーツショップからランニング施設へ転職し、新たな世界へと進みます。
お知らせ
現在私は【Kreis und Kreis-クライス アンド クライス-】という名前の"はしる・あるくが楽しくなるものを作る"をコンセプトとしたお店を運営しています。
※現在ネットショップのみで商品を販売中です。
種類は少ないですが、ご興味のある方はぜひアクセスしてみてください!
お店のInstagramもぜひフォローをお願いします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
また読んでいただけたら幸いです。