【人生分からん】色々あって"お店作りを始めちゃったワケ" Part.5
こんにちは。Tamatsukuriです。
このたびは投稿をご覧いただきありがとうございます。
こちらの投稿はPart.5となります。
前回の投稿はこちらになりますので、ぜひチェックしてみてください。
それでは続きを始めていきます！
ここは私の新しい職場で天国だった
ついに新たな職場でスタートを切ることになった私。
仕事としては
①ロッカー/シャワーの利用受付とレンタル品の貸出対応
②店頭にて販売しているランニング商品の接客
③施設内の掃除/レンタル品の洗濯
④ランニングイベント運営
この4つを中心に取り組んでいくことになる。
ランニングに目覚めてから私自身も「こんな施設があればいいのに。」とずっと思ってはいたが、まさか既にこの世に存在しているとは転職活動をするときまでは全く知らなかった。
考えた人は本当に天才である。感謝。
自宅近くでない場所で走ろうとした場合、コインロッカーに荷物を預けることはできるが、走ったときにかいた汗のまま帰るのは非常にストレス。しかも汗の臭いをプンプンさせながら電車に乗って帰る勇気は私には1ミリもない。
だからといってそこから銭湯やシャワー施設を探して移動するのは手間と時間がかかってしまう。
そんな悩みをまるっと解消してくれるロッカーとシャワーが一緒に利用できる施設はランナーにとっては最高にありがたい存在になのだ。
さらにレンタル品も充実しており、新発売したシューズの購入を検討していて実際に履いてみたい方やランニング用品を一切持っていない初心者の方などにも気軽に体感していただくことができる。
貸出を行っているシューズやウェアは実際に店頭でも販売をしているので、気に入っていただければその場で購入することも可能。
前職であるスポーツショップの接客場面で何度も言われた「試着で大丈夫だったとしても、結局は実際に走ってみないと分からないんだよね。」というお悩みにもお客様自身が好きなだけ走って確認することができる。
マジですげぇ。
この施設ではランニングイベントを定期的に開催。多くのランナーに来店していただけるきっかけを作るとともに、同じランニングを楽しむ仲間との輪を広げるコミュニティの場としても提供している。
「1分1秒を削り出したい」という目標を持って練習に励むシリアスランナーには走力アップを狙った練習会を、「体型維持や美味しいものを食べるために」という楽しく走りたいビギナーランナーには街ランを、それぞれの目的に合わせたイベントが数多くある。
ちなみに私はパワースポットを巡りつつ美味しいものを食べに行く街ランを開催していた。
ランニングは1人でもできるスポーツ。逆をいえば人数が増えても楽しい。
一緒に頑張る誰かがいるからこそ生まれる謎のパワーや楽しいトークはとっても大事だと思う。
当たり前だが、一度来店していただいたからには何度も来店してほしい。
汚いと思われたら、また来たいとは絶対に思われない。
だからこそ掃除が超重要な仕事なのである。
また、タオルやウェアなどのレンタル品を常にお客様に提供できるようにありえないくらい回数の洗濯機と乾燥機を毎日回していた。
もはや大家族のお母さん。家事の大変さをここで痛感させられた。
これは仕事というわけではないが、お客様との会話がとにかく楽しい。
「あのマラソン大会の抽選外れてさ…」
「行ってきたパン屋が美味しくて…」
「今日は歩かないで走りきれた！」
ランニングの話で盛り上がるのはもちろん、世間話や仕事の話などをああでもないこうでもないとシャワーを浴びた後のお客様がフル〇ン姿で話すこともあった。
ランニングが生活の一部になっている人たちとのこういうコミュニケーションがとても幸せだった。
当時は実家暮らしで職場から非常に遠く、通勤時間が2時間近くかかることと朝番の場合は4時前起床、遅番の場合はほぼ終電が当たり前だったことは大変であった。
（帰るのがあまりにも面倒くさくて頻繁にカプセルホテルに泊まっていたのが懐かしい・・・。）
だが、365日ランニングに関わることのできる環境が私にとっては信じられないほどの天国に思えた。
お散歩の屈辱からついに・・・
頑張って走っているお客様を目の前で見ているとやっぱり私も頑張りたくなる。
出勤前や退勤後にはシャワーを自由に使えたので自主練にガッツリ取り組んだ。
おそらく誰よりも私がシャワーを使いまくったであろう。
前職では仕事があった日はなかなか練習ができず頑張ったとしても週に3回程度が限度であったが、ほぼ毎日走ることが当たり前に。
挙句の果てにははしれなかった日が気持ち悪いと感じるようになり、
「ちょっとヤバイ人なのかも・・・。」と私自身が思ったこともあったが、あえて気にしないようにした。
練習量が目に見えて増えていくのに加えて、上司やお客様と一緒にはしる機会がコンスタントに増えて質の高い練習をこなすことができるようになってきた。
今までは一人ではしることがほとんどで、「頑張ったからいいよね…。」と心が折れて練習の途中でリタイアしてしまうことが多かったが、一緒に頑張る人のおかげで精神的にパワーアップ。良い意味で監視してもらえて緊張感があったのだと思う。
その甲斐もあってか3回目のフルマラソンでついに歩かずに完走！！
タイムは2時間56分でサブ3（3時間切り）を達成する。嬉しすぎて泣いたのをよく覚えている。
レース中は「前回はたしかこのくらいの距離で歩き出したよな・・・。」と不安に思いながらもなんとか耐えしのぎゴール。
数年前から抱えていたモヤモヤが晴れた瞬間であった。
十分すぎる結果ではあったが、調子に乗った私はさらに速くなりたい欲が出てきてしまった。
それからも練習を続けながら大会に出場し、現在は2時間40分ではしることができるようになった。
Part.5はここまで。
仕事も楽しく、走力も上がり絶好調。
できるのなら一生この仕事をしたいなぁと思っていました。
お知らせ
現在私は【Kreis und Kreis-クライス アンド クライス-】という名前の"はしる・あるくが楽しくなるものを作る"をコンセプトとしたお店を運営しています。
※現在ネットショップのみで商品を販売中です。
種類は少ないですが、ご興味のある方はぜひアクセスしてみてください！
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最後までご覧いただきありがとうございました。
また読んでいただけたら幸いです。