【HISTORICAL OF RINGOMUSUME】りんご娘年表 2013年
りんご娘年表 2013年
2013年年3月4日
第5期 レットゴールドの卒業発表。3月31日に「りんご娘 レットゴールド卒業記念LIVE」開催予定であることも併せて発表。
2013年3月14日
第6期 金星(2代目)の卒業も発表される。
2013年3月31日
「りんご娘 レットゴールド&金星 卒業記念LIVE」が弘前・土手町コミュニティーパークにて開催。
アルプスおとめ 斉藤が昇格し、第7期 王林(2代目)としてりんご娘へ加入することが発表される。
2013年4月1日
第7期 王林(2代目)が加入。
※りんご娘史上初の黄色いりんごのみのメンバー構成となる。
2013年5月
春のオーディションでアルプスおとめ 福士《後のりんご娘 ジョナゴールド(2代目)》がリーフに加入。
※社長によるスカウトでオーディション受験。
2013年8月
夏のオーディションでアルプスおとめ 葛西(後のりんご娘 彩香)がリーフに加入。
生ゆるキャラ りんご飴マン(下田翼)が運営するサイト「ringo-a.me」内のコンテンツ「Beauty × ringo-a.me」の撮影にて、りんご娘とりんご飴マンが初めて共演する。
2013年12月21日・22日
「りんご娘&アルプスおとめ POWER LIVE 2013」が弘前市民文化交流館ホールにて開催。初の2DAYS開催。
レットゴールド・金星(2代目)同時卒業、りんご娘世代交代へ
2012年12月27日に開催された「りんご娘&アルプスおとめ POWER LIVE 2012」ををもって、第3期メンバーのジョナゴールド(初代)が卒業し、今後の動向が注目されていたりんご娘。
レットゴールド・金星(2代目)・ときの3名で活動を続ける中、2013年3月4日にジョナと長い間共に活動してきた第5期メンバーのレットゴールドが卒業発表すると同時に、POWER LIVEではない形で卒業記念LIVEが開催されることも併せて発表されました(後日、会場が弘前・土手町コミュニティーパークであることを発表)。
大方の予想では金星(2代目)をリーダーに、とき、アルプスおとめから斉藤(後の王林)と歌唱力・ビジュアル・トーク全てで光っていた一戸が昇格し、新たな4人体制になると思われていましたが、10日後の2013年3月14日に第6期メンバーの金星(2代目)の卒業も発表されます。
金星の卒業について当初は事務所も想定していなかったようですが、県内有数の進学校に通い、大学の志望校も国内でも有数の国立大学を目指していた彼女にとっては賢明な判断でした。
結果、「りんご娘 レットゴールド 卒業記念LIVE」から「りんご娘 レットゴールド&金星 卒業記念LIVE」へと公演名が変更となり、レットや金星は思い出の曲をソロ歌唱したり、アルプスおとめ小林&佐藤が進行で卒業する2人との思い出を話すトークコーナーを長めに用意したり、ファンも一緒に「ずっとずっとずっと」を合唱したりと特別感満載の卒業ライブとなりました。
▶エフエムアップルウェーブによる生配信も行なわれました
そして、初代ジョナの卒業から卒業ラッシュが続き、りんご娘にたった1人残ることになったときですが、卒業があれば出会いもあるということで、アルプスおとめから正式にりんご娘に新メンバーを迎えることとなります。
大方の予想では、りんご娘 ときにアルプスおとめから斉藤、一戸、小林 or 佐藤で新生4名体制になると思われていましたが、発表されたのは斉藤の1人加入。ビジュアル、歌、トーク全てが及第点に到達していた一戸は吹奏楽部の活動に専念するために半年間活動休止することになります。(そして、半年後復帰の後3ヶ月で卒業となりました)。
▶さっぽろ雪まつりのイベントではアルプスおとめから斉藤・一戸が帯同
ビジュアル路線の新生りんご娘へ
2013年4月1日から、第6期 ときと第7期 王林(2代目)による、新生りんご娘の活動がスタートします(新体制スタートまもなく弘前市役所に表敬訪問)。
黄色いりんごのみのメンバー構成となるのはりんご娘史上初の出来事で、前年に黄色いりんごが完熟前に収穫されたことで市場に美味しくない黄色いりんごが出回ったことによって評価が下がってしまい、売れなくなるという事態が発生していたことから、黄色い品種を盛り上げよう!という意味も込められてのメンバー構成となりました。
当時のファンからは、長年アルプスおとめとして研修し続けた(約6年間)斉藤が昇格することを喜ぶ声が多かった一方、りんご娘の中ではソロパートを歌う機会が少なく歌唱力に不安の残っていたとき、アルプスおとめの中では声が細くよく上ずっている印象があった斉藤の2人による新生りんご娘に対する歌唱面での心配の声は少なくありませんでした。特に、りんご娘は結成当初から「ダンス&ヴォーカルユニット」であることを強調していたため、ライブやイベントでのパフォーマンスに期待も不安もあり、りんご娘の今後の展開が注目されていました。
そこで、新生りんご娘はとき 身長173cm、王林 身長170cm(加入当時は、169cm)と恵まれた2人の高身長とモデル体型を活かした「ビジュアル路線」に突き進みます(モデル志望の2人の意向も反映したと思われます)。
2013年4月1日に日付が変わった瞬間、りんご娘公式HPが更新され映し出された”2人の生足を全面に押し出したキービジュアル”に当時のファンは衝撃を受けました。
同時にリンゴの蒸留水を使用したシャンプー&ボディーソープ”モリノリンゴ”のイメージキャラクターや”スズキ自販青森”の新CMが発表されたほか、2013年8月にはバランスチェア”CUVILADY(クビレディ)”のアンバサダーを務めるなど、ビジュアルに特化した活動を加速させます。
数々のオリジナル曲を一旦封印、あまちゃんの大ブームで昭和アイドルの楽曲を歌うように
ビジュアル路線で活路を見出す一方、歌唱力では先代りんご娘に大きく差を開いてしまったとき&王林ですが、一旦りんご娘のオリジナル曲の数々を歌うことを封印されます。
特に、サビのハモりが印象的な「彼の軽トラに乗って」、R&B調のトラックに乗せて韻を踏んだ歌詞を重ねていく「A.D.D」、当時のりんご娘最高難易度の楽曲「JONKARA」については樋川代表の許可が下りるまで歌えないことをイベントでも話していました。
それでも、2人はあきらめずにレッスンを続けたほか、久しぶりに本格的なボイストレーニングを先生を付けて行っていたことにより、2013年夏には「焼きりんご」「Give me Power!!」、秋には「彼の軽トラに乗って」、冬には「Fly High」「プラネタリウム」とオリジナル曲の封印を解禁していくことになります。
また、新生りんご娘になったことでオリジナル曲のリアレンジにも取り組み、当時アレンジャーとしてりんご娘に関与していた橋元成朋さんの手で春には「LOVE & SOLDER」、秋には「りんごのキモチ」がリアレンジされたほか、「トレイン」「なんぼめじゃ!アポーパイ」もキーを変更してリニューアル披露されていました(トレインは歌いこなせずしばらくして元に戻りました)。
▶新アレンジの「LOVE &SOLDIER」を初披露
https://www.youtube.com/watch?v=5LgU36e4mrg
▶新アレンジの「りんごのキモチ」を初披露
オリジナル曲で変化のみられる一方で、2013年4月から日本放送協会(NHK)にて放送された連続テレビ小説「あまちゃん」が大ヒット(りんご娘を参考にしたとの噂も)し、劇中に登場する潮騒のメモリーズと同じ2人組になっていたりんご娘は80年代アイドルの楽曲(チェリーブラッサム、夏の扉、夏のお嬢さんなど)を頻繁にカバーした他、劇中歌の「潮騒のメモリー」もリリース前からカバーしていました。
▶さくらまつりライブの前日に初めて聴いて、翌日のライブで歌ったそう(笑)
▶潮騒のメモリー発売前から披露していたため、Instrumentalは橋元成朋さんに製作してもらったらしい
レギュラー番組降板、厳しい現実
とき&王林体制になった新生りんご娘。テレビCMやイメージキャラクターの仕事は新たに獲得するも、レットゴールドが2008年4月からレギュラー出演を続けていた青森テレビ(ATV)「いいふるさと、いい話みつけた。」のレポーター出演を、リンゴミュージックとして降板します。
また、りんご娘初の冠番組であった青森朝日放送(ABA)「りんご娘の産地直送☆青森最高!!」は2013年4月以降も一旦継続したものの、2013年度で打ち切りになります。
当時レギュラー出演していた番組は、エフエムアップルウェーブにて月1で放送されていた「りんご娘&アルプスおとめ なんぼめじゃ!アポーパイ」のみとなり、メディア露出で厳しい時期を迎えます。
記念すべき10回目のPOWER LIVE、王林覚醒前夜
2013年12月21日・22日、初の2DAYS開催となった「りんご娘&アルプスおとめ POWER LIVE 2013」が弘前市民文化交流館ホールで行われました。
内容は全く異なり、1日目は子どもたちやご家族を中心としたファミリーライブ。2日目は2013年のりんご娘振り返りとして解禁したオリジナル曲の数々を披露したほか、あまちゃんを意識した演出で「潮騒のメモリー」を歌唱しました。
また、記念すべき10回目のPOWER LIVEだったこともあり、POWER LIVEの歴史も振り返るような内容で2004年のOP演出「アカペラA.D.D~Give me Power!!」を再現したり、アルプスおとめが本格的に参加するようになったPOWER LIVE 2008に行ったパフォーマンスを再現しました。
特に、PL2004のOPでジョナゴールド・つがる・紅玉・金星・未希ライフの5人で披露されたアカペラA.D.Dを、りんご娘 とき・王林 & アルプスおとめ 小林・一戸・佐藤の5人で再現した際、リードボーカルを王林が務めました。王林の歌声は今までにないほど安定しており、これまでの線の細かった歌声から芯のある歌声に変化しつつある印象を受けるパフォーマンスでした。
また、この日は内容盛りだくさんでりんご娘一歩手前まで来ていたアルプスおとめ 一戸の卒業公演となったほか、2013年春に練習生入りした今、福士と夏に練習生入りした葛西の3名がアルプスおとめに昇格することが発表、ときと王林によって練習生をリーフと命名、そしてりんご飴マンの登場で劇団RINGOAMEの旗揚げが発表されました。
りんご飴マンこと下田翼さんとの出会い
2013年には、りんご娘やアルプスおとめ、リンゴミュージックの運命を大きく変えるりんご飴マン(下田翼さん)とのが出会いがありました。
2013年8月にりんご飴マンが青森県弘前市を訪れ、自身が運営するりんご飴の魅力を発信するサイト”ringo-a.me”内のコンテンツ「Beauty × ringo-a.me」の一環でりんご娘・アルプスおとめを撮影しました。
そのときの樋川代表とのやり取りがきっかけで劇団RINGOAMEの構想が立ち上がり、2013年12月22日に開催された「りんご娘&アルプスおとめ POWER LIVE 2013」のアンコールにりんご飴マンが登場し、劇団RINGOAMEの旗揚げが発表されました。
▶本動画内にて、下田さんとりんご娘の出会いのきっかけに触れる
当時、まだりんご飴マンはりんご娘ファンには歓迎されているムードは無く「この人、一体何を言っているんだろう…」と冷ややかな反応ではありました。しかし、ここで下田翼さんとリンゴミュージックがタッグを組んだことにより、りんご娘の快進撃がはじまるのです。