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気を付けましょう! 熱中症にならないためにできること

今年の夏は猛暑と言われるほど、毎日暑い日が続いていますね……。
外にいても部屋の中にいても暑い! 
日本は湿度が高いので、じっとりとはりつくような暑さが身体にこたえます……!

熱中症対策、皆さんはどんな事をされていますか?

今回は、ニュースでもよく聞く「熱中症」ってどんな症状? という疑問から、熱中症にならないためにどうやって過ごしたらよいかのポイントをお伝えします。


おかしいな? と思ったらすぐに休憩を!

1.熱中症の症状はどんなもの?

熱中症とは、高温多湿な環境に私たちの身体が適応できない時に生じる身体の症状です。
次のような症状が出たら、熱中症にかかっている危険性があります。

【主に7つ!熱中症の症状】
①めまいや顔のほてり
②筋肉痛や筋肉のけいれん
③体のだるさや吐き気
④汗のかきかたがおかしい
⑤体温が高い、皮ふの異常
⑥呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
⑦水分補給ができない

自分自身では気が付きにくい項目もありますから、誰かと一緒にいるときはお互いに注意してみると良いですね。

糖尿病の方は特に熱中症に注意が必要です!


もちろん、年齢や性別を問わず、条件次第で誰でも熱中症にかかるリスクはあります。
その中でも糖尿病の方は、特に熱中症になりやすいとも言われています。

その原因のひとつに、血糖コントロール不良から起きる体温調節機能の悪化があげられています。

血糖コントロール不良、とは血糖値が適切な範囲に維持できていない状態を指します。
血糖値が高い状態が続くと、血管や神経に傷がついてしまったり、自律神経が乱れてしまうといった様々な理由から、汗をかきづらい状態になります。
汗をかきづらい状態が続くと、どれだけ暑くても汗で熱が出ていかないので、体をうまく冷やすことができずに熱中症になりやすくなってしまうのです。

さらに血糖値が一定の数値より高い人は、尿の量が増えたり、尿の回数が増える(頻尿)といった症状もあります。
尿が多いということは、それだけ体の中から水分が出て行ってしまうということです。

ただでさえ体温調整機能が悪化していて暑さを逃がすことができないのに、さらに水分もどんどん出て行ってしまうので、熱中症になりやすくなります。

特に注意が必要な理由をお分かりいただけたでしょうか?


令和のいま、あなたにピッタリな方法が

2.おススメの熱中症対策はコレ!

それでは熱中症の予防にはどうすれば良いのか、3つのポイントに分けてご紹介したいと思います。

【ポイント1】 暑さに負けない体づくり

特に水分補給は大切です

◇水分はこまめに、塩分はほどよく!
◇「睡眠環境を」快適に保とう
◇「丈夫な体を」つくろう

特に喉が乾いていなくても、こまめに水分をとることがとても大切です。
涼しい室内にいるときでも、意識して水分を取るようにしましょう。

このときに注意すべき事は、カフェインやアルコールでは逆に尿を出しやすくしてしまい水分を体の外に出してしまう効果があるということです。
コーヒーやお酒は、脱水を防ぐための水分摂取と言えるものにはなりません。
これらを飲む場合には、さらに追加でお水や麦茶といった水分を取るように心がけましょう。



なお最近では「タイムマーカー付きウォーターボトル(水筒)」というものも販売しています。
ボトルや水筒に、時間のメモリがついているものです。
メモリを見て、定期的にこまめな水分補給を意識することができる優れものです。

また汗を多くかきそうな時には、スポーツドリンクや経口補水液がオススメです。 
これらの飲み物に含まれるミネラルの電解質(イオン)は、ただお水を飲むよりも体への水分吸収効率を良くする効果があります。

ただし、経口補水液は塩分濃度が高いため、日常的に飲んでしまうと塩分を取りすぎになってしまう場合があります。
必要に応じて便利に活用しましょう。
もしものときのために、おうちでできる経口補水液のレシピを掲載いたしますね。

【自家製経口補水液の作り方】


・水 500mℓ
・塩 1.5g
・砂糖 20g
これらの材料を混ぜ合わせたら完成です! 

作った飲み物は、その日のうちに飲み切るようにしてくださいね。
またレモン果汁やはちみつを入れて飲みやすくする、というレシピもあります。
自分の口にあった、おいしいレシピを探しておくと安心ですね。

充分な睡眠をとり、バランスの良い食事を心掛けることで、暑さに負けない丈夫な体をつくることも大切な熱中症予防になります。

【ポイント2】 生活の中で暑さに対する工夫が大切!

節電も大切ですが、自分のからだも大切です。

◇ 気温と湿度を気にかけて!
◇「衣服」工夫しよう
◇「室内」涼しく
◇「日ざし」よけよう
◇「冷却グッズ」身につけよう

次に、自分がいる環境の気温や湿度に気を配りましょう。
暑い時は絶対に我慢をせず、扇風機やエアコンを上手に使うのが大切です。
外を歩くときは帽子や日傘、日陰を利用して直射日光を長時間浴びないことも大切です。
市販の冷却シートや冷却スカーフなどを上手く活用することで、効果的に体を冷やすこともできます。

【ポイント3】 暑さから身体を守るアクションを

◇「飲み物」持ち歩こう
◇「休憩」はこまめに
◇「熱中症指数」気にしよう

スポーツや作業など、なにかに集中していると暑さ対策を忘れがちです。

こまめな水分補給ができるように、外出の際は飲み物を持ち歩いたり、時間を決めて休憩をとって体を休めることで熱中症から身を守ることができます。
テレビ、Webなどで、事前に熱中症指数をチェックするのも良いでしょう。

今はコロナ禍でマスク着用が必要とされていますが、屋外でのスポーツのような充分に距離が取れる環境ならばマスクを外して過ごすことも熱中症の予防とて推奨されています。

状況や場面にあった対策ができると良いですね。

令和4年度の熱中症予防行動(リーフレット) 厚生労働省

3.まとめ


今回は熱中症にならないようにする対策についてお話しました。
涼しい環境をつくり、水分・塩分をしっかり摂ることが熱中症予防には重要です。
手軽なアイテムとして塩飴などを活用するのも良いでしょう。
ご自分のライフスタイルに取り入れやすい熱中症対策を是非試してみてくださいね!


【出典元】
熱中症対策におすすめ・NGの飲み物!必要な成分や作り方、飲み方も紹介|天然水ウォーターサーバーはプレミアムウォーター (premium-water.net)
糖尿病患者は熱中症に要注意!熱中症・合併症とその対策まとめ | Oasis Medical(オアシスメディカル) | 透析クリニック運営・透析医療の情報発信
熱中症の予防・対策 | 熱中症ゼロへ - 日本気象協会推進 (netsuzero.jp)
熱中症の症状 | 熱中症ゼロへ - 日本気象協会推進 (netsuzero.jp)
糖尿病の人は熱中症になりやすい? 夏場にマスクを着用して運動するときには注意 | ニュース | 糖尿病ネットワーク (dm-net.co.jp)
糖尿病患者さんの熱中症対策[夏の血糖コントロール:第3回] (oishi-kenko.com)

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