そりゃ道明寺が選ばれるわけだ
悦セイストのふらぺちいのです。悦セイストとは、悦なエッセイを書く人のことを指すつもりでした。ところが全然悦なこと書かないんですよね。明日は悦なエッセイ書こうかな。
『花より男子』をご存知だろうか。イケメン4人が主人公とイチャコラする少女漫画のことだ。雑な紹介。モノマネ芸人のおばたのお兄さんがやっている小栗旬は、この『花より男子』に登場するイケメンの1人「花沢類」を演じた時を誇張したものだ。そういう話がしたいんじゃないのよ。
『花より男子』の主人公の女の子は、松潤演じる道明寺司と、小栗旬演じる花沢類の間で揺れる。道明寺は俺様でやんちゃな男。花沢類は優しくてとってもジェントルマンな男。2人の性格がとても対照的だ。
私が聞いた話によると、女の人は優しい男に好意を寄せるのだという。実際に『花より男子』でも、主人公は優しい花沢類に好意を寄せる描写が印象的だった。花沢類は優しいのに道明寺は最低だみたいなことを言ってた気がする。
しかし主人公は花沢類に好意があると視聴者に見せておいて、最終的には道明寺のことを好きになる。
属性で話をすると、最終的にジェントルメンではなく、俺様系の野郎が選ばれたということ。私のような「優しい男がモテる」と聞かされてた身としては、この結果はまったく腑に落ちなかった。なんで優しいほうが選ばれないんだよ!結局面かよ!顔面がよければなにやってもいいのかよ!
しかし最近考え方がかわった。「道明寺は選ばれる男だな」と思ったのだ。道明寺が選ばれるポイントに「わかりやすさ」があると思う。詳しく説明したい。
俺様でやんちゃな道明寺は、短気でおバカな面がある。要は単純なやつだ。それ以上でもそれ以下でもない。道明寺の性格はとてもわかりやすい。ゆえに、彼の言動には裏表だとか、計算だとか一切なく、心からの言動のように思えるのだ。彼の発言は良くも悪くも信用できる。オラオラ系が吐く「愛している」は本当に「愛してる」として受け取れる。言葉の突き刺さり方が全然違う。
もちろん花沢類のようにジェントルメンで女の子にやさしい人の発する「愛してる」も刺さるには刺さるのだろうけれども、心のどこかで「本当にそう思っているのかな?」と不安になってもおかしくはない。「愛してる」にいろんな意味を含めてしまう。そういう点で、「愛してる」の突き刺さりかたが軽微なものになる。
花沢類の発する「愛してる」は、道明寺の吐く「愛してる」の威力には及ばないということだ。花沢類は、わかりやすさにおいて、道明寺に劣っているからだ。花沢類は、確かに優しい。優しいけれども、なんでこんなにも私に対して優しいの?と思う隙間ができる。一方で道明寺が恵比寿で土砂降りの雨に打たれながら主人公を待ち続けるという行動は、道明寺のことだからバカ真面目に待ってたんだろうなと思えるわけだ。だって道明寺だもん。バカだからさ。
人はわかりやすいものに惹かれると聞いた。ほんとその通りだと思う。その点道明寺はわかりやすい。
いままでの話を踏まえて思うことは、付き合うなら花沢類で、結婚するなら道明寺だなということだ。花沢類はもしもの時に助けてくれるのか心配になる隙間があるが、道明寺は助けてくれるっしょ。だって道明寺だもんとなるわけだ。わかりやすさは大事だ。
その点、なんだよ悦セイストって。わかりにくいな。わかりやすく明日は悦だと思ったことを書き記すエッセイを書いてくれよ。じゃあまた明日な。
#悦セイ #花男