向井グローブを買う_と_後輩に嫌われていると言われる同期_

「向井、グローブを買う」と「後輩に嫌われていると言われる同期」

悦セイストのふらぺちいのです。
行列ができているラーメン屋さんに初めて行った。
でかかった。全部食べたら腹はちきれそうになった。
吐かなかった自分をほめてあげたい。



先日放送された『乃木坂工事中』が前回に引き続き面白かった。メンバーの個人的な出来事を「B級ニュース」と題して紹介する企画の2週目。

向井葉月が1月に「B級ニュースをたくさん作る」と企画にめちゃくちゃ前のめり。そんな彼女のB級ニュースが「向井、グローブを買う」である。

どういったニュースなのか簡単に説明する。野球観戦に行く葉月がファールボールを狙ってグローブを持っていく。元々ソフトボール部だったためにグローブを持っていた彼女だが、小学生の頃から使っていたものがボロボロになったので買い替えたエピソード。

グローブを買い替えたエピソードから、近所の少年とキャッチボールの相手をしてもらっているエピソードに展開する。平日の15時あたりに、公園でキャッチボールしている少年(もちろん面識のない少年)にいきなりボールを投げつけているらしい。

狂った話である。葉月はあの乃木坂46のメンバーだ。そっくりさんでもモノマネ集団でもなく正真正銘メンバーなのだ。握手会を開けば列ができるメンバーだ。先日のライブでは2万人の前でパフォーマンスを行い、ある日は上海で「セーラーマーキュリー」を見事に演じたアイドルなのだ。そんな彼女が公園の知らない少年にいきなりボールを投げつけるという。

少年はおそらく彼女のことを知らない。その証拠として、少年はいつもの時間に公園に来る葉月に向かって「ババア」と言うらしい。それに対して葉月も「来たよババア」と返すらしい。自然体過ぎる。



いつもの時間にいつもの場所にくる葉月を少年たちは「変なお姉ちゃん」と思う一方で、「このお姉ちゃんにはババアって言っても大丈夫だ」とナメてる様子がうかがえる。葉月のアイドルらしからぬ飾らない様がそうさせている。

葉月に「ババア」と言うのは成立している。なぜなら、明らかに葉月の方がおかしいから。知らない少年に自らの「キャッチボールをしたい」欲を押し付けて、急にボールを投げつけているからだ。葉月のように人懐っこい性格、親しみやすさが無ければ通報されてもおかしくない案件。少年たちが「ババア」と言いたい気持ちもわかる。「変な人」の意味を含んだ侮蔑の感情も多少あるだろうが、本当にヤバい人には「ババア」なんて言わないだろう。ほぼニックネーム。


別の話になるが、先日サークルの飲み会に参加した。その中で私の同期が後輩である1年生に「○○さん1年生に嫌われてますからね」と面と向かって言われていた。衝撃。後輩は笑いながら言っていたが、本人に嫌いと言う状況が信じられなかった。しかし同期は反論こそするものの怒ることもなく笑っている。なんでこれ成立してるんだよと思った。



少年たちに「ババア」と言われる葉月。後輩に「嫌われてますからね」と言われる同期。2人に共通しているのは「こいつには言っても大丈夫だろうな」と思える心理的安心感。お互いに悪口レベルの言葉を言っても良い大義名分がある。これが大きい。

葉月は急にキャッチボールをしかける変なお姉ちゃんだから「ババア」と言うに値するし、サークルの同期もタバコや偉そうな態度から「嫌われてますよ」と言われるに値している。悪く言われる言動をしている。

私は悪く言われそうな言動を徹底的に控えているつもりだ。それがいわゆる「猫を被っている」とか「良い子ぶる」といった状況。波風立てないことを第一優先で考えている。ゆえに「嫌われてますよ」と言われることもないが、特別好かれることもない。それはそれで寂しいんだなと、サークルの3年間を振り返って感じた。今所属しているゼミにもすごい悪く言われているやつがいるが、そいつも遅刻をしたりしていて悪く言われる大義名分がある。そうすることでみんな思ったことを言いやすくなる。猫かぶりの私は悪く言われる大義名分を避けているおかげで、踏み込んだ話はできない。傷つく機会が格段に減るが、交友関係が濃くなる機会も減っている。


猫かぶりの私だが、先週のゼミを休んだことでゼミ中に食べるお菓子を持っていくことができなくて怒られてしまった。悪く言われる大義名分を手に入れた。交友関係が濃くなるチャンスだ。



#悦セイスト




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ふらぺちいの
シュークリーム(128円)とピザまん(130円)を買いたいです。恵んでください。