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なんだかちょっと涙目に

奥さんが鬱になっており、夫である相方の自分がどういう心境なのかをお伝えすることで、読んで頂く誰かの参考になれば幸いです。 
では第4話スタート!

今日は奥さんが今回鬱になった経緯やきっかけ等を記しておこうかと思ったんですけど、
奥さんが実家に帰ってリフレッシュしていることを先日電話で伝えていた、僕の母親から夕方に電話がありました。
「今日の仕事終わりに家に寄ってほしい」
僕の実家は車で30分程離れたところにあります。父親は10年程前に他界し、現在85才の母親が1人で住んでおります。

到着するなり、「これ持って帰り」と紙袋を渡されました。「何よこれ?」と尋ねると、色々大変やろうけど、あんたまで倒れたりしたらあかんからと、中には炊いたご飯とカレーがタッパーではなく、マーガリンやバター等が入っていた入れ物をタッパー代わりにした、なんちゃってタッパーが4つ(2食分)入ってました。

わざわざそんなんせんでもいいのに、分かったわ。ありがとう。と照れ臭さからかぶっきらぼうに返事して帰路につきました。

帰ってから早速カレーを食べました。
あまり仲良くもないが、疎遠というわけでもない親子関係ではありますが、10数年ぶりに母親のカレーを食べました。自分の好物料理を覚えてくれていたこと。自分の苦手なニンジンを除けようとよそってくれていたが、除けきれなかったのか、全体の中でほんのわずかにニンジンが入っていたこと。奥さん不在となった1人暮らしが1ヶ月弱経過し、寂しさもありますが、高齢の母親が僕の為に作ってくれた好物のカレーを食べながら、なーんか、ちょっと涙目になりました。50半ばのオッサンのセンチメンタルなお話しでした。

あまりに美味かったので、なんちゃってタッパーに入っている2食分のカレー、一気に食べてしまいました。中年オヤジの食欲舐めるなよ!

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