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まさか!?【卓球ラケットが大変身】バタフライ特製合板バインダーができるまで

「お客さまになにか、オリジナルの記念品を贈れないかな・・・」
今年、初めての取り組みとして行われたバタフライファミリーデー。社員とその家族を招いた、工場見学や卓球体験などの企画会議の中での発言からたどり着いた、バタフライならではの記念グッズとは・・・?

こんにちは、広報担当です。冒頭にあるように当社はこれまでも流通業者さま向けに行われる新製品展示会で、さまざまなオリジナルグッズを提供したことがあります。外部の業者さまの協力をいただいて、ラバーパッケージコースターなどのほか、ラケット工場で出る未利用木を使ってオリジナルのグッズを製造した経験があり、今回もおみやげとしてなにか思い出の品を作れないかと考えていました。

端材・廃材というには立派すぎる木も廃棄物として処分されることがあります

近年の工場見学ブームもあり、食品から精密機械まで、いろいろな工場見学の経験がある社員も輪に加わって、どんなお土産品がいいだろうかと議論。今回はラケット工場の見学を含むため、ラケットにまつわるアイテムが浮かびました。

カラフルな卓球ラケットのグリップを活かしたキーホルダーやマグネット、高級な木曽檜を使用した入浴剤、消臭チップはどうか・・・
長く使ってもらえるもの、大人も子供も使えそうなもの、日常的に使用できそうなものってなんだろう・・・

広報やファミリーデー企画メンバーでブレストを重ねていくなかで、「こんなのってどうでしょう?」とラケットづくりの現場から上がってきたのが合板バインダーでした。

合板バインダーはその名の通り、板を貼り合わせた合板を使用したバインダー。実はこのバインダーを発案したラケット加工課の大竹課長の他、ラケット製造現場のスタッフは、以前からラケットの合板、いや、時には合板ではない材料を用い、立ったままメモを取るときのボードにしていたそう。

たしかに、わたしも不良の合板をボードにしているのを見たことがあるし、さらに廃棄する突板(薄くスライスされた材料のこと)に直接メモを取ったりしている職人さんを見たことがあるな・・・と思い出しました。

試作として現場の余った材料で作ってくれた合板バインダーは、とても立派な仕上がりで感動!
A5サイズのプロトタイプをもとに「みんなが使い勝手が良いようにするにはA4サイズがいいかな」、「重くなりすぎないように厚みを調整しよう」、「挟み込む木材は色付きの染色材がかわいいかも」、「ラケットに使用するロゴが裏側に押されているとバタフライのバインダーってわかりやすいよね」とアイディアが付加されて、出来上がったのがこちら。

合板バインダーにはバタフライのロゴがラケットの表面と同じパッド印刷が施されています

ファミリーデーでは参加された80名の方に配布し、実際に毎日愛用している社員も。「愛用しているラケットの上板と同じ上板を使用したバインダーなのが気に入ってるよ!」と教えてくれました。広報メンバーも、取材対応や会議の際に持ち歩いています。

社員も愛用!少しずつ社内でも浸透中!

また、その1か月後に韓国の平昌で行われた、バタフライがスポンサーをつとめたアジア卓球選手権大会でも、役員の方などへのお土産品として配布され、大変喜んでいただけたようです!

軽量化のために薄くしたため、A4サイズくらいの大判になると天然素材ゆえ少し反ってしまう日もありますが、ご愛敬。もちろん、バタフライのラケットは反りが出ないように材料の種類や厚みがしっかり設計されていて、最高の性能が発揮されるので安心してご使用くださいね(笑)
ちなみに多少の反りがあっても、筆記する表面はサンダーで綺麗に整えられているので問題なくきれいに書けます!

 *バタフライの合板バインダーは非売品です。