オフ会やろうぜ!
11月某日、とあるジャンルのオフ会を主催した。
時は遡り、2月某日。
自分が日々楽しんでいるジャンルの映画が公開された。これは期間限定で3面スクリーンにて上映される、スペシャルな映画である。100年は上映してほしかったところ、1ヶ月でその期間は終了した。
上記の映画を見るために映画館へ赴き、近辺のレストランでXのフォロワーとランチをした際のこと。
話の流れで
「オフ会の主催やってくださいよ〜!(意訳)」
と言われ
「無理ですよ〜!」
などと返答し、冗談混じりに談笑していた。
その時は本気で実現させようとは思っていなかったが、これが今回のオフ会開催のはじまりである。
▽4月のボヤキ
月日は経ち、5月某日。
自分の中にあるオフ会を主催したい…という気持ちが日に日に高まっていた。オフ会が開催されれば、このジャンルのこのキャラクターたちが好きな人たちだけの空間を生み出すことができる…!
ひとりでは抱えきれず、レオナルドダヴィンチというあだ名をつけているフォロワーに秘密裏に相談し、理想のビジョンだけができていく…
しかし自分はオフ会を開催したことがない。何もかもがわからない。オフ会無知人間がオフ会の主催をやろうとしている。果てしなく無謀である。
ということで、当ジャンルにて過去にオフ会を開催したことがある(当ジャンルには個性豊かな5組のチームがあり、5月時点では3/5のチームのオフ会が終わっていた)歴戦の猛者であるフォロワーのDMに突撃し、通話のアポを取り「実はオフ会をしたくて…」と相談。大いに背中を押してもらい、勢いのまま会場候補をピックアップし、会場に翌週内見できるかどうかアポを取り、得たアドバイスを参考に吟味し雰囲気の良いレストランに決定。オフ会用の運営アカウントも作成し、オフ会の告知宣言をし、アンケートも実施。
怒涛である。
後日、相談に乗ってもらったフォロワーたちと飲みに行き、お礼を申し上げると共に爆速で作成した企画書を提示し、ノベルティのイラスト寄稿をお願いした。過去にオフ会を開催したことがある歴戦の猛者のおふたりはそれはもう応援してくださり、オフ会無知人間は歯茎剥き出しスマイルになったのである。
同時期に、自分のやりたい放題理想詰め込み無茶オフ会実現のため、また別のフォロワーのDMに突撃し「お話とお願いしたいことがあるので通話をしたいんですが…」とよくわからないメッセージを送り、通話をしながら企画書を提示。皆さんが本当に良い人であったため快く了承してくださり、ノベルティのイラストを寄稿いただくメンバーが確定していった。
▽提示した企画書(一部)
また、ノベルティのイラストを寄稿いただくメンバーのうちの数人に「運営チームに入ってほしい」とお願いしたところ、こちらも了承いただき、ジョジョ5部の護衛チームと暗殺チームを足したくらいに安心感がある運営陣営が爆誕した。
ちなみに、シェフは主催と同じくらい激務であるため、飲食店勤務かつ身内である妹を抜擢した。
身内なので無理難題をお願いしても全てこなしてくれて本当に助かりました。ふるえるぞハート、燃え尽きるほどヒート、刻むぞ血族のビート(RSB、スピードワゴンより)
この間、なんと1週間♪
さらに月日は経ち、10月某日。
このオフ会の準備以外にも、他ジャンルの同人誌の新刊を2冊出したり、Dハロの衣装を2着作り6回パークに行ったり、おそらく人生でいちばん忙しい期間(自業自得)だった。
それはさておき、皆さまからノベルティのイラストのデータをいただき、印刷会社の仕上がりの色味に合うように色味調整(9月にどんな感じで印刷されるか試し刷りをした際、イエローグリーンが強く出るという印象を受けたため、いただいたデータにはピンクを足させていただいた)→無事に入稿完了!
あとは届くのを待つだけ…
同時進行で、ハロウィンの装飾品をはちゃめちゃに大購入するフェスティバルを開催(オフ会のモチーフに蜘蛛を多用するため、準備時期がハロウィンと被っていてよかった♪)
食器は使い捨てできる紙皿と、割れてしまうことや経費を考えプラスチック製のグラスを準備。せっかくやるならこだわりたい性分なので、途中から予算を考えずにバカスカ購入!
ぜ〜んぶ違うお皿でぜ〜んぶ違うグラスにしちゃお♪
なぜなら、そのほうが素敵だから…
また、シェフと共に試作の最終段階に突入。
料理はシェフが担当、ドリンクは主催である自分が担当する。実は5月の時点で自宅近辺のスーパー、カルディ、無印、成城石井、緊急買い出し用の会場付近のスーパーなどなどを見て周り、購入品をチェックリスト化していた。が、5月に売っていたものが今も売っているか分からないため、再度各店へ訪問。加えて、さらにクオリティを上げるために毎晩会議を行なった。
例えば、今回はオードブルで提供するブルスケッタと、アラカルトのサラダの2メニューで生ハムを用いるが、オードブル用は味が濃厚なハモンセラーノを使用して、サラダは肉感の強いカルディの生ハムを使用する…など、細部までどうしてもこだわりたい。
なぜなら、メシはうまいほうがいいから…
試作や会議を繰り返しひとつ思ったことがある。
調理担当が身内で完結しているのがとても良かった。
自宅で試しに作り、試食会ができる。フォロワーに相談しずらい予算のことだってあっぴろげに話せる。
ちなみに食材を選ぶ際の予算については「予算は無限!うまい食材だけを揃えろ!」と言い聞かせていた。せっかく同士のみんなたちズにお越しいただくのに、メシマズはイヤすぎる。
あと、今回のオフ会のキャラクターはとても高貴な方なので、クオリティが下がればイメージが崩れる…!
予算はかければかけるほど最強になる…
これが自然の摂理────────
▽公開したメニュー詳細
そして今回、レオナルドダヴィンチ(※フォロワーです)にイラストを寄稿いただき、等身大パネルを作ることに。
素敵すぎるフォトスペース実現のため、ご来場いただくゲストの皆さまにハッピーになっていただくため、人生初の等身大パネル作り開始。
クソデカ解像度で描いてもらったイラストをアプリで読み込み、分割してコンビニでA3印刷。それを綺麗に切り取り、ボードに貼っていく。
果たしてうまくいくのか、不安の中制作をはじめ…
一級パネル建築士…!??!?
切り抜くのがうますぎる(自画自賛)
完璧である。
ダヴィンチ(※フォロワーです)が描いたイラストが、かなり高いクオリティで等身大パネルになった!
何より、これなら絶対にゲストに喜んでもらえる!
はじめてにしてはなかなかの出来栄えに、主催である自分はニッコリ笑顔になったのであった。
ちなみにちなむと、予算を考えずにバカみたいに買った物品は山のように積み重なり、ダンボール10箱分くらいになってしまった。そしてこの等身大パネルである。足元の余白〜人差し指までで大体180cm。
そして、パネルを梱包した結果がこちら。
絶対にやばい。
これを当日搬入したら人生が終わる気がする。
あと、ダンボール10箱も運べるわけがない。
ということは分かりきっていたので、1ヶ月前から会場のオーナーにアポを取り、前日の夜に車で搬入する許可をもらっていた。
▽自家用車で搬入
無事に前日搬入は終了。
あとは翌日ご安全に開催するのみ!
ここで、自宅で行った裏方作業(一部)のコーナー
・ノベルティの検品
・アラカルトステッカーをマステで棒につける
・ドリンクステッカーをマステでマドラーにつける
・クリアポストカードをOPPに入れる
・コースターをOPPに入れる
・わくわくお楽しみクイズの景品をOPPに入れる
・↑のラッピングで使用するシーリング作り
・店内装飾を印刷し、切り出す
などなど…
遠い日の記憶、オフ会の主催をしたいと歴戦の猛者たちに相談した際「大変だと思うけど頑張って!」と、言ってくれたことを思い出した。
マ、なんとかなるっしょ!と軽く考えていたが、自分がこだわりたい性分なこともあり、本当にびっくりするくらい大変だった。
この世の全てのオフ会主催者、本当にすげ〜よ…と地球上の生物全てに感謝し、当日を迎えた。
オフ会当日。
言ってしまうと、会場には予約していた20分前に到着したが、悲しいかな会場自体の片付けが終わっておらず、キッチンがまだ使えない&テーブルの移動や荷物が広げられない。会場の片付けが終わるまで待ち、30分〜40分ほどタイムロスがあった。
大急ぎでテーブルの移動、ディスプレイ用のフード作成、パネルの設置、搬入した物品の開封…
主催である自分とシェフの2人は、運営チームのみんなが来る1時間半前に会場入りし、ほぼ設営完了している状態でみんなをお出迎えするつもりだった。運営チームのみんなもゲストのひとりだと考えていた。
が、上記の通りタイムロスがあり、時間がなくバタバタしてしまい…結果、設営を運営チームのみんなに手伝わせてしまった。
タイムスケジュールは狂い、予定していたミーティングはできず、設営準備をしながら今日の流れを言い渡し、ゲストを迎えるという状況をつくってしまった。明らかに自分の采配ミスである。しかし、開催の2週間前にディスコードにて、当日の流れや使用するチケットの説明などをざっくり説明する電話会議をしていて良かった…
しかし、こんなギリギリ崖っぷちの中で、運営チームのみんなは不満も泣き言もネガティブな言葉もひとつも言わず「何かやることある!?」と積極的に動き続けてくれた。
おかげでなんとかギリギリで設営完了。
本当に心強く、頼もしかった。
感謝してもしきれない、この場でもお礼を伝えたい。運営チームのみんな、本当にありがとう!!
Xのハッシュタグ #クラブネンシ にて、ご来場いただいた皆さまが楽しんでくださった様子を見させていただき、心の底から安心した。
自分の今までの努力が報われたかったわけじゃないけれど、ここまで頑張ってくれたシェフや、イラストをご寄稿いただいたフォロワーの皆さま、Xで当オフ会を拡散してくれた方々、当日たくさん無理をお願いしてしまった運営チームのみんなたち…
協力してくれた人のことを思うと、全部が報われたように感じて、ほんと〜〜〜に良かった!!!
まさに楽しかった!!!の一言に尽きる!!!
当日の設営でやりきれなかったことや間に合わなかったこと(ドリンクのディスプレイ等)はあったけれど、これは紛れもなく特大の大成功!!!
自分が楽しむためでなく、このキャラクターたちを愛し続けているみんなが、自分がオフ会という場を設けることで、たくさんの愛を共有して、美味しいご飯を食べて、たくさん写真を撮って「来てよかったな!」「楽しかったな!」「またこんな日が来たらいいな〜!」と、人生の思い出にしてほしくって、自分は主催をやりたいと思い立ったので、このような素晴らしい結果となり…もう、言葉にならないね…
何度でもいうけれど、自分だけでは絶対に実現できなかった夢のようなオフ会でした。朝の設営は一刻の猶予もない大変な状況にしてしまったけれど、関わってくださったみんなが全力でサポート/協力してくれたからこそ、目立つトラブルもなく実現しました。
本当に本当に本当〜〜〜に、ありがとう!!!
▽イラストをご寄稿いただいたノベルティ
※X @CLUB_NENSHI にて、ご寄稿者さまのアカウントを紹介しているので、ぜひご覧ください。
▽共通メニュー
▽4種のアラカルト
・ソースの色は各チームのカラー。
・ソースに使用したバジルソースはDEAN & DELUCAのパスタソースを使用し、ケチャップは清水家を使用。マヨネーズは松田の甘口マヨネーズ。
・彼らのバトルに当オフ会主要キャラは登場しない(間接的に関わっている)ため、蜘蛛の要素はあえて控えめに。
・2つのチームは似ているところがあるけれど、相容れない心の根を丸いポテトと三角のチップスで表現。
・イラストを前オフ会主催のおふたりにご寄稿いただくことで、フード上でバトルをしてもらうという主催の夢を実現。
・蜘蛛に囚われたカップケーキはチームのリーダーの心境を表現。
・それを助けに行く2人は、たこ焼き風のシュークリーム。
・それぞれを導き、助けてくれた男たちのチームカラーのシュガーをトッピングに採用。
・しかし全ては蜘蛛の手のひらの上にあり、それらはお皿のデザインで表現。
・クッキーの愛らしさは彼らの幼さと、食感が違うものがプレートにあったほうが良いと考え採用。
・小鳥をモチーフに考え、プレート上のフードは全て卵製品。(カップケーキ、シュークリーム、カスタード、クッキー)
※朝ディスプレイ用に作成したものを夜撮影したため、野菜のボリュームが少なくなっています。
・全体的に、チームのロゴである三角をイメージ。
・ホワイト、シルバーを基調としている。
・蜘蛛は肉食のため、生ハムは肉感の強いKALDIの生ハムを採用。
・高貴で豪華になるよう、ゆで卵とフライドベーコンをトッピング。
・シーザードレッシングだけでなく、野菜全体にオリーブオイルをかけ、少し重たい印象に。
・4人チームということで、コーヒーゼリー、スポンジ、コーヒー&マスカルポーネクリーム、ラズベリーソースの4層。
・スペシャルスタイリングから着想を得て、フードメニューでは唯一のゴールドを使用。
・甘いものが多いため、塩気担当で無印良品のブラックペッパーパスタスナックを採用。
・作中に登場するダイヤモンドパールをチョコボール(キャラメル味)で再現。
・ジャムパイはうますぎるので食べてほしかった。
▽6種のドリンク
・蜘蛛の糸をわたあめで表現。ちなみに主催はわたあめが大好物であり、無印良品のわたあめがこの世でいちばんうまいというわたあめ人生の統計を出しているため、これ一択。
・CLUB✦NENSHIのドリンクでイエローを使用するため、こちらではパープルの巨峰ソーダを採用。
・写真では分かりずらいが、食用のシルバーラメパウダーを使用し、混ぜるたび怪しげに輝く。
・グラスのフチにはアカシアの蜂蜜。
・レモネードは京都のレモネードを採用。
・グラスの持ち手はシャンパンゴールドを用いて、より蜂感が出るように。
・バタフライピーシロップを使用し、ブルーとパープルの2層に。
・レモンで爽やかさと、色の変わりを演出。
・華やかなシルバーの蝶の装飾を採用。
・羽のカラーを再現するため、チョコレートソースとアイスココアを採用。
・夜行性である蛾の特性を考え、なるべく暗い色をイメージ。
・ヨナグニサン(調べないほうがいいです)をイメージし、イエローではなくオレンジ系のカラーシュガーに変更。ハーフムーンで仕上げ。
・虻が血を吸う特性をイメージし、いちごジャムといちごミルクの素を使用。
・虻は花の蜜を吸うので、花を咲かせる苺を多用。
・重すぎないように、ミルクは軽い成分のもの。
・チームカラーであるアイボリーカラーを表現するため、ヨーグルトとマンゴーカルピスを採用。
・豪華さ出すため、マンゴーソースをグラスの底に。
・ミラーボールのストローを使用し、CLUBの名に恥じぬ華やかさをプラス。
ドリンクはキャラクターの身長やイメージから、内容よりもグラスを先に選びました。
長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。Xでフードやドリンクの詳細を話すのは少々気恥ずかしいので、noteに残します。
この度はCLUB✦NENSHIにご参加いただき、行く末を見守っていただき、誠にありがとうございました!
皆さまの愛や、好きが続く限り、永遠に存在を証明し続けることができると思っております。
これからも彼らを応援して参りましょう♪