サロンを開業!賃貸マンション型で行う3つのメリットとは?~運営・メンタル・お金~
はじめに
こんにちわ!
パーソナルストレッチを専門としたプライベートサロンを運営しているたかはしです。
今後、独立・開業をしたい方向けの内容になります。(トレーナー・セラピスト・整体師など)
今回は【サロンを賃貸マンション型で開業する3つのメリット】という事がテーマです。
サロンのような事業で独立・開業を考えていると、どんな場所でお店を始めようかと迷ってしまうと思います。
そんな中、資金も抑えられて、事業運営もしやすいのが賃貸マンション型です。
サロンを開業するときの3つの形とは?
まずは事業運営の形を主な3パターンでみていきましょう。
1つ目・【商業施設テナント型】
分かりやすく言えば、マルイやイオンなどの商業施設に入って1区画を借りて事業を行う。
2つ目・【自宅サロン型(賃貸or自宅の一室を改装)】
これは自分が住んでいる賃貸マンションの一部をサービス提供用スペースに変える。
もしくわ、自宅をリフォームしてサービス提供用のスペースをつくる。
3つ目・【賃貸マンション型】
こちらは住居としては使わず、全てをお店として使う。
考えられるのは主にこの3パターンです。
選択肢は様々ですが、1人か少人数で始める場合は3つ目に紹介した賃貸マンションの1室を借りて事業を始めましょう。
この場合は初期費用や月の固定費を抑える事ができます。
確かに1つ目の商業施設テナント型は家賃も高そうだし、個人では借りることができない気がするからなんとなく分かる。
ただ、2つ目に紹介した自宅サロン型も賃貸マンションの1室だから初期費用は抑えられるのでは?
むしろ、住む場所も確保出来るのだから、月の固定費は1番抑えられるのではないか?
はい、その通りです。
3つ目の賃貸マンション型だと自分が生活する場所も確保しなくてはいけません。
なので、2つ目の自宅サロン型の方が月にかかる固定費を安く抑えられるのは間違いありません。
だた、自宅サロン型だとお金には変えられない様々な問題があります。
1つ目の商業施設テナント型は初期費用や運営資金や小さく事業を行う場合は審査に通らない可能性が非常に高いので比べる対象から外します。
なので、自宅サロン型と賃貸マンション型を比べて3つのメリットをお伝えさせてください。
賃貸マンション型の3つのメリット
1つ目・【賃貸マンション型だとブランディングがしやすい】
ブランディングがしやすいとはどういうことか?
簡単にいうと、「このお店はこんなコンセプトでサービスを提供してますよ!」とイメージをしてもらえることです。
例えばエルメスと聞いて【高級・バック・銀座】などがイメージされ【安い・靴下・田舎】などのイメージはでてこないと思います。
それなら、自宅サロン型も変わらないのではないか?
確かにブランディングはできますが、自宅サロン型にすると細かい箇所をお店のコンセプトとして公表しづらい場合があります。
例えば、自宅としてもお店としても使っている箇所です。
玄関、お手洗いなどがそれにあたります。
お店のコンセプトに合わせたデザインを常にキープできれば良いですが結構大変です。
ここが崩れてしまうとブランディングが崩れる恐れがあります。
さらに、自宅として使っていて困るのが生活感がでてしまうということです。
もちろん、生活をしていれば、キッチンを使ったり、洗濯機があったり、お風呂場を常に使います。
さらに、ずっと生活をしていると自分では気づきませんが自分の匂いが部屋にしみ込みます。
そうするとどうでしょう。
気持ちの良い空間でサービスを受けたいのに誰かの家にきたような感覚で落ち着けません。
もちろん、自宅サロン型で上手くいっている人も恐らくいるので否定はしません。
うまくやっている方は相当器用なのでしょう。
ただ、ブランディングをしていく上では難しそうな気がします。
一方、賃貸マンション型はどうでしょう。
全てのフロアをコンセプト通りにできます。
さらに、僕の場合は洗濯機も置かず、更衣室用にリメイクし、ガスコンロも設置ぜずキッチンも使っていません。
もちろん、住んでいないので生活感はないに等しいでしょう。
何よりも僕がそこで生活するイメージがないという事がお店化しているという証拠かもしれません。
少し脱線しましたが、このように賃貸マンション型だとブランディングがしやすいということです。
2つ目・【賃貸マンション型だと精神的な疲労を軽減できる】
この点は働く上でのメンタル的なところです。
自宅サロン型だとお客さん対応で仕事が終わっても、仕事場から完全に離れることができないので心を完全に休めることができません。
また、今後の展望など新しい事を考える際、もしくわ思い付きやすいときはリラックスしている状態が良いと言われています。
つまり、心の状態を良い状態に保つため、一旦仕事場から離れるということも非常に重要です。
なので、賃貸マンション型のように一度リセットできる場所をオススメします。
そして、この先お客さんが増えてきて別のスタッフに対応してもらう事になるかもしれません。
その場合、自分が不在時でも仕事をしてもらうことになるでしょう。
ということは、スタッフの待機場所として住居スペースを貸すことになります。
そうなれば、休みにも関わらずスタッフを気にしなければなりません。
さらに、自分の外出時に住居スペースを使われているということも心配です。
僕のお店にも契約スタッフがいますが、賃貸マンション型なので不在時でも安心して任せられています。
将来、誰かに手伝ってもらう、任せるということを考えているのであれば、やはり、賃貸マンション型が良いかもしれません。
3つ目・【賃貸マンション型だと経費を明確にわけられる。】
まず、賃貸マンション型の方が経費を明確にわけられるという理由の前に経費そのものについてお伝えさせてください。
自営業(個人事業主)になって事業運営を始めると自ら確定申告をしなければなりません。
その際、会社に所属していた時と違うのが仕事で使ったお金を個人の申告として計上するということです。
この経費計上は非常に重要なので必ず行ってください。
例えば、年間の売上が500万円だったとします。
もし、全く経費を計上せず確定申告をした場合500万円の所得ということになって、所得税が徴収されてしまいます。
2021年現在では所得500万円の場合約20%の税がかかるということなので単純計算で100万円を徴収されるということです。
それでは、経費の合計が年間で200万円あったとしましょう。
そんなに経費あるの?と思うかもしれません。
ただ、地代家賃で月10万円かかっても年間で120万円かかります。
他にも年間交通費、店舗備品の購入などを考えればこれくらいは経費でかかってもおかしくありません。
このように、様々な項目(地代家賃、接待交際費、雑費、消耗品など)で200万円を経費として申告したとします。
そうすると所得は300万円ということになり、そこから税率が計算されるということです。
2021年現在では300万円の場合税率は10%なので単純計算で30万円の徴収ということになります。
何も経費を計上しないで申告をするのとしないのとでは70万円の差ができてしまうので経費はちゃんと申告しましょう。
また、詳しい税率の計算は国税庁のホームページから見れるのでご覧ください。
少し前振りが長くなりました。
賃貸マンション型の経費メリットは【店舗に関するもの全てを経費として計上できる】ということです。
当たり前じゃないの?と思うかもしれません。
ただ、自宅サロン型にした場合はすこしやっかいです。
基本的にお店で使っているものや置いている備品であれば経費として計上ができます。
しかし、自宅で使っているものとなると経費として計上して良いのか不明です。
そして、一番ややこしいのが地代家賃でしょう。
自宅サロンにしている場合は住居スペースは経費で落とす事ができないという事になっています。
例えば2DKの部屋を借りていて、1部屋をサービス提供スペースにしている場合、家賃からその部屋分の家賃のみを計算して計上しないといけません。
さらに、細かい点でも自宅で使っている備品は経費で落とせないということになっています。
面倒だから全部経費で落としてしまえ!としている方もいるかもしれません。
とはいえ、税務調査などがきた時に困りますし、お客さんへの信用性、信頼性もなくなってしまう可能性があります。
一方、賃貸マンション型は住居スペースもないので地代家賃を全て経費計上できるのはもちろん、店舗に置いてあるものは備品としてすべて経費計上して問題ありません。
例えば、ぬいぐるみを置いていたとしても「お子さんをお持ちのお客さんのために置いています!」ということにしていれば店舗備品として経費計上できます。
このような経費の点でも賃貸マンション型は良いと言えるでしょう。
終わりに
賃貸マンション型の3つのメリットはいかがだったでしょうか?
もちろん、この提案はあくまでもオススメです。
これらの内容を踏まえて検討してみてください。
今回の内容が独立・開業を考えている方への参考に少しでもなれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。