有効期限で差し替える クレジットカードの台紙で万が一への備えを#33
「新しい有効期限のカードのお届け予定に関するご案内」
有効期限を迎えるクレジットカードの発行会社から、新しい期限のカードが送付されてきました。
皆さんは受け取ったカードに同封されている書類を、全て捨てていませんか?
これが届きました
カードと一緒に入っていたこれらの書類は、それぞれ次のように整理しました。
カードが貼り付けられていた台紙
「新しいカードをはがした台紙は、ゴミ箱へ・・・」
と、そんなあなた。ちょっと待って!!
実は台紙には、カード利用に関する約束事が詳細に書かれています。
カード名称、お客様番号、入会日、有効期限、年会費、引落口座、リボ手数料年率、カード利用可能枠、キャッシング返済例、カード会社の連絡先・・・
今回受け取った台紙にはこんな注意書きがありました。
「本紙は貸金業法に基づきお知らせすべき内容を表す書面です。」
法律に沿った書類だったので、これだけ詳細な情報を表示されていたのですね。
それでは、この台紙を書かないエンディングノートに収納して、どんなことに備えておくべきか?をご紹介します。
1)カードの紛失対策
万が一、外出先でカードや財布を無くした時には、すぐにカードを止めなければいけません。そんな時には、カードの台紙を見たら連絡をする電話番号や、自分のカード番号がわかります。
例えば、私は交通系ICの「nimoca(ニモカ)」カードにクレジット機能を付けたものを利用しています。
自分では「クレジットのnimocaを使っている!」と記憶していますが、クレジットカードとしての連絡先・窓口は、JCB、セゾン、三井住友、NICOSなどのカードブランドによって異なるのです。
nimocaカードのサイトで紛失時の連絡先を調べると、なんと9ヶ所もありました。(2022.5.6現在)
大事なものをなくした時は、冷静な精神状態ではないはず。
自分が電話をかけるべき連絡先を、冷静に確認できる自信がありませんので、万が一の時には台紙を頼りに連絡を入れるつもりです。
2)情報が散らからない対策
クレジットカードを作ることで、お店によっては様々な優待を受けることがあります。ご自身のライフスタイルで「お得だな」と感じるものがあれば、選んで作成されたら良いのだろうと思います。
しかし、
・引越しや生活習慣の変化で、使わなくなったものがないか?
・年会費まで払って持つべきカードなのか?
・ポイントの期限が切れていないか?
このような視点で定期的に見直しをして、不要になったカードは解約をされることをお勧めします。
書かないエンディングノートに収納して情報を集約することで、その見直しがしやすくなります。
カード台紙等を収納したポケットファイルをめくっていけば、自分がどこで何のカードを作っているかがひと目で分かるからです。
解約したら、ポケットファイルから中の書類を取り外して処分しましょう。
3)相続手続きで困らないための対策
電気・ガス料金、生命保険料など、従来は通帳からの自動引落が必要だった固定的な支払いが、今はクレジットカードで支払いできるようになったものもあります。
相続手続きの時には、それぞれの契約先を変えたり、支払いを止める手続きが必要になります。
そんな時に複数のクレジットカードで分けて決済をしていると、
①クレジットカードそのものの解約手続き
②クレジットカードで決済をして料金を払っている契約を解約又は名義変更する手続き
この2つの手続きを同時並行して進めていかなくてはなりません。
特に意味がなく分けている支払いは、元気なうちに変更手続きを行い、できるだけ「一つのカード」「一つの預貯金口座」からの引き落としに集約しておくことをおすすめします。
「新しいカードが届いた!」
ぜひ、そのようなタイミングを利用して、ご自身が持っているカードの見直しをされてはいかがでしょうか?
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