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中村環さんの漫画プロファイリング【追記あり】

7月はじめに「中村環さんの漫画プロファイリング」を受講しました


中村環さんのことは 兼ねてからTwitterでフォローさせていただいており

「漫画プロファイリング」の存在も もちろん知っておりました

そして このたび勇気を出して応募し 

これまでSNSにあげた僅かな漫画と 
"自分の魅力とジャンルがわからない"という目下の悩みを提示してプロファイリングに臨みました

その結果 持て余してしまうくらいの 
とても素敵な言葉をたくさん頂いたので 今回はそのことについて書きたいと思います


※​先にプロファイリング結果を読んでもらったほうが わかりやすいかもしれません▼

少し長くなりますが しばしお付き合いください


「作品の第一印象」を読んで

デジタルデビューをしてから1p~4pの単発漫画(ほぼエッセイ)しか描いてなかった為

みてもらう作品が何個もあって申し訳ない…と応募してから思いました

ですが環さんは そんな私の漫画ひとつひとつを 本当に丁寧に読んでくださり

「構成力がいい」と何度も褒めてくださいました・・・

「構成力」は私が創作をする上で 一番自信がなかった部分だったので 

そのような評価をいただけて 胸が熱くなりました

未熟だと思っていた作品たちが 環さんの優しいお言葉によってきちんとしたものに見えるようになり

「私の漫画ってなかなかいけるのでは!?」とテンションがあがってしまったのはここだけの話です


「作品全体から感じたこと」を読んで

以降は 中村環さんの言葉を引用しながら感想を書いていきます▼

基礎画力がとても高い。題材がピュア(たぶんはるかさんご自身がピュア)、自虐ネタ(メタっぽい発言)が面白い、ちょっとおバカっぽいのが面白い(いいねをもらうとスマホが重くなった気がする、など)圧倒的に構成力がつよつよ、漫画のテンポがいい(間がうまい)。

基礎画力が高いだなんてとても嬉しいです・・・

昔「人体構造」なる教本を用いて ひたすら模写をしていた時期があったので すごく報われた気がします

あと「ピュア」「自虐ネタ」「おバカっぽいネタ」という点は 無自覚でした

でもピュアと言われてみて

ああ あの悲しみや怒りや疑問はピュア(おバカ)だったからなのかな・・・?と回顧

構成力やテンポもお褒め頂きました・・・

これも昔 4コマ漫画をどこかの雑誌に投稿したときに

「オチが面白くないので4コマは向いていないと思います」

という酷評をもらい

色んな4コマ漫画を読み漁って 3コマ目から4コマ目の流れをノートに書き連ねたという思い出があります

なのでこれも画力と同様 私の執着心の賜物なのです(ただし4コマに限りで8p以上の漫画の構成力は皆無かも・・・)

今後はこの三連ワードを 個性の一つとして意識していきたいと思いました


はるかさんの人物像としては分析家で穏やかでいつも中立的な立場、人に深く入り込むというよりは一歩引いて関係を作るタイプ。繊細さんで完璧主義(完璧になるかどうかは置いておいて完璧にしようとしてしまう。)、一人上手、神経質な性格、新たな挑戦には不安でなかなか飛び込みにくいほう言葉に新鮮な感動を感じる、たぶん本やラジオや漫才とか好きそう、と見えました。

漫画を見ただけで ここまで人の内面が的確に見えるだなんて環さんはすごすぎる・・・

その通り私は人嫌いで 神経質かつ完璧主義であり

新しいことをするのが苦手

何気ない言葉に傷ついたり 感動したりしている めんどくさい人間です

本とラジオと漫才も・・・あながち当たってます

映像よりも言葉が好きです

本の虫ではないのですが 論語から本屋大賞までと幅広く読みたい派です

最近は落語も好きだったりします


「魅力について」を読んで

応募の際に
「今後は4〜8p創作漫画をどんどん描きたいと思っているのですが、自分の作品の魅力がわからず・・・(略)」
という困りごとをリプしました

魅力って・・・あとから「めんどくさい彼女か!」と思ってしまいました

魅力に関してはご自身でよく理解されて描かれているのだと思っていましたので驚きでした…!
魅力、という言葉が何を指しているのかにもよるのかと思いますが、
私の考えでは、はるかさんの魅力は「言いたいこと(セリフ)や気づいたこと」だと思っていたので、
それが伝わる漫画の構成になっているので、もうすでに自分の漫画の魅力を熟知しているように感じられました。

本当は「私の作品のいいところは」などストレートに聞けばよかったのですが

こういう風に本心を歪曲してしまうところも 私の特徴なのかもしれません(決してプライドは高くないほうなのですが・・・)


「お悩みの原因について」を読んで

「ジャンルも迷子です」という悩みの原因を 紐解いてくださいました▼

ジャンルでお悩みなのははるかさんご自身がとても器用な方でなんでも描けちゃうせいと、萌え(特定の嗜好がある)より排出型寄りだからなんじゃないかな~と思いました。あともしかしたらですが自己肯定感があまり高くなさそうなので、周りの人の意見が気になっちゃうところも決断に勇気が要るのでお悩みに影響しているのかなと思いました。

私は自分のことを「大の不器用」と自負してきたので 器用と言ってもらえてびっくりしました

「自己肯定感が高くない」という指摘には 「やっぱりそうなんだ」と再認識したかんじです

こうすればいい と頭でわかっているはずのことを「どうせ無理」と自信をなくして行動に移せないことは 幼少期からしばしばありました

そして 萌えよりも排出型寄りとのこと

萌え型・排出型・・・

コルクさん関連の実録漫画やレポートを読んだときに よく使われている言葉だ・・・と感動しました

なんだか嬉しかったです


それから、これはかなり憶測で言うのですが、「漫画が好き」の中でも、「漫画オタク」(特定の漫画をおっかける)というより「『漫画を描く』のが好き」ではないでしょうか…?

すごい 大正解です

私が漫画を描いている人で一番羨ましいのは 
ずばり二次創作をしている人なんです

二次創作は読んでいるだけでも 作品に対する愛がひしひしと伝わってきます

推しキャラや推しカプを愛でる行為というのは 
実に尊いです 私は少し照れくさくてできません

中学生のとき美術部に所属し オタク友達に囲まれていたのですが

好きな漫画のキャラを描いたり語り合ったりすることよりも

それを楽しんでいる友人たちが すごく面白いなと観察していたりしました


絵が女性誌(少女誌)っぽいものから影響を受けているような感じはなんとなくするのですが、強い影響を受けているような感じがしなかったので…(違ったらほんとすみません土下座します)(そしてこの程度の情報ソースで判断するのは早いかもしれません)

環さん 土下座の必要はありません😂

漫画は色々読んできたつもりですが これといって多大な影響をうけた作品はないんです

小さい頃はりぼんっ子でしたが 今は女性誌を全く読まず(一時期 岡崎京子先生にはまっていましたが)

繊細な絵よりも線の太い絵が好きで

話はスポーツ以外が好きだったりします(運動音痴なのでどうしても感情移入が難しいんです・・・ただしハイキュー!!は例外)


「何を」というより「描きたい」という気持ちのほうが先行しているように見えます。ジャンルを決めきれない=後回しになっているのはこのせいなのかなと…それ自体が悪いというわけではなく、ご自身の独自性だとは思うので気にされることはないと思うのですが、私自身も同じ傾向なので、商業誌を目指そうとすると、なかなかこの「ジャンル」という壁に惑わされる可能性があるかなあと…。(私も迷走中なのでためになるコメントはできないのですが)

環さんも同じ悩みを・・・と嬉しかったりしました


ジャンル決めに関しては、「描いたことのないジャンルに関して描かないとわからない」状態でしたら、「よ~し今日は大人女子向けの恋愛漫画描くぞ!」とか「青年誌に応募できそうなくらいリアルなお仕事もの描くぞ!」といったん自分をジャンルの枠にはめてチャレンジしてみるのもいいかもしれません。美味しいかわからないものは食ってみてから考える、の精神で…。

あ そうか そうすればいいんだとめちゃくちゃ納得したアドバイスでした

雑誌を買ってきて この雑誌の色にあった漫画を描こう~とフランクに考えるのも面白そうです


プロファイリングを受けて

漫画をプロファイリングしてもらうのに 半端なエッセイ漫画ばかり提示してしまったので 内心ドキドキしていました

悩みに関しても きっとまだまだ経験不足だからだろうなと
自覚しながらもあえて伺いました

プロファイリング結果が送られてきたときも 緊張して15分くらいは見られませんでした

しかし意を決して 中身を開いてみると

自分の描いたものをこんなに細かく読んでくれて

前向きな言葉を沢山くださり

次へと背中を押してくれる環さんの優しさが

本当に本当に嬉しくて泣きました

プロファイリングを全て読み終えた後は 何かが解き放たれた気分になり

この漫画プロファイリング感想ネームをきった覚えがあります▼

ちょっとエキサイト気味です 最後の描き文字も見切れてるし・・・

よろしければ読んでください


最後に

環さんには 恋愛もの・BL・青年誌系(大人の感情…苦労や葛藤などの大人ならではの繊細な感情を描く)がよいのではと言ってもらえたので

それらは特に これから自信を持って描いていきたいと思いました

恋愛ものは初めて描くジャンルなので 未知の世界です

BLはアラサーになってから挑戦したジャンルだったのですが 意外に描くのが楽しくて驚いています 

そしてエッセイ・・・エッセイは絶対面白くないと思っていたので 続けて欲しいと言って頂けて天にも昇る気持ちです


個人的にはジャンルという枠を気にされて身動きがとれなくなるよりも
「田丸はるか漫画」として新たなジャンルを確立させるところが見たいなと思います…。
(田丸はるか節がのびのびと発揮できる場所で輝いてほしいです…)

田丸はるか節(漫画)という表現が とても嬉しかったです

環さんから頂いた沢山の言葉を宝物にしながら

この先も 田丸はるか節炸裂で創作活動に励みたいと思います

中村環さん このたびはお忙しい中 本当にありがとうございました


そして・・・漫画プロファイリングは 来月の2022年8月1日にも行われるそうです

8月受講された方の結果を見届けるのを 今からすでにワクワクしています

漫画描きとしても とっても素敵な中村環さん

いつかお会いしたいなぁと夢見てます

そのためにも 私は漫画を描き続けなければ


それでは ここまで読んでくださりありがとうございました

また更新する日までさようなら


2022年7月29日 田丸はるか


追記

中村環さんの「漫画プロファイリング」は2022年12月1日を持って終了されました

「自分の漫画は価値のあるものなのか…」と悩んでいたとき ドキドキしながらこのプロファイリングに申し込んだことを思い出します

環さんの優しいお言葉や的確なアドバイスは 私が創作する上での大きな自信に繋がりました

今まで本当にお疲れ様でした これからも環さんの活躍楽しみにしてます

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