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自分の絵柄が思ったより古かった件

ラジオ番組の合間に挿入される音楽を聴くのが好きで、気に入った曲があるとサブスクのプレイリストに保存しています。

そんな風に「コンテンツを利用する目的は一つではないこと」ってあるんじゃないかと思います。


今週Discordの定例会に参加させていただき、今描いてる漫画を数ページ提示したのですが、あることに気がつきました。



私の絵古くない…!?



いや…私も若干自覚はしてたんです。
ただゆうても「多少」と思っていたんです。


で も か な り 古 か っ た



ちょっと確認してみます▼

うん…古い。

古く見えるポイント

1.目が小さい
2.鼻と口の距離が近い

だそうです。

うわーこれいつからやっちゃってたんだろう…

過去作を振り返りました▼


そ ー で も な い ?

目が大きくて、鼻と口は離れています。


おやおや?


じゃあなぜこうなった?呪い??



呪いというか…

夏にコロって以来、後遺症やら色々あってペン入れをしていませんでした。
最後にペン入れしたのが6月くらい。


結論:ブランクは恐ろしい


自分がここまでコロナに弱いと思っていなかったことが誤算でした。周りの人たちみたいに軽く済むのだろうと信じていたのに。
今はR-1を飲み続けています。おかげで頭痛がなくなりました。現在は眠気をなくすアイテムを探し中。


…というわけで、脱・古い絵をするためにアプデを試みることにしました。

そういえば絵柄の研究ってじっくりしたことがなかった。

いま描いてる作品は女性誌寄りという認識だったので、手元にあったKISS(サエグサケイさんの映画感想絵コラムと無能の鷹が読みたくて購入した)を見つつ、現代の絵柄を模索してみることに▼

おおお!ちょっと意識するだけで結構変わりました。

それにしても、自分の絵柄がいかにアプデされていないかを思い知り、穴があったら入りたい状態です。

どの作品を見ても口は下の位置だし、目の光沢もしっかり描き込んであります。

反省すると共に、なんだか楽しくなってしまったので、翌日は女性誌に加え青年誌・それ以外の漫画(カドカワやスピリッツ系)を片手に、3種類の絵を描き分けてみました▼


おっふ…


3つとも全然違うやないかい!!!何を私は一本の絵柄で行こうとしてたんや!!!


私なりに3つの絵柄の違いを言語化してみました▼

女性誌
・線は薄い
・全体的に柔らかい雰囲気
・瞳の中は淡い
健康的な体格
・服はふんわりめであまり描き込まない

青年誌
・線は太い
・全体的に強弱はっきり
・瞳の中はしっかり描く
メリハリのある体格
・服はコントラストはっきり

中間の雑誌(アフタヌーンなど)
・線は平均的
・全体的に簡素な印象
ボーイッシュな体格
・服はラフな感じ


ちなみに一番描きにくかったのは女性誌の絵柄で、描きやすかったのは中間の絵柄。

描き分けをしたことで、雑誌にはそれぞれ「期待されている絵」があるのだと気づきました。

子どものとき読んでいた少女誌でごく稀にお色気シーンがあったりしましたが、「こういうのは見たくないんだよな」と密かに感じていました。なんだか騙された気分になったものです。

同様に、青年誌であまりにも健康的なシーンばかりだと期待はずれになり、男性も女性も読む雑誌ではセクシーな場面よりも主人公の葛藤や人間模様が見たい…。

そんな風にその雑誌に求めているものがあって、
つまり「絵」ってストーリーと同じくらい重要なんだなと今更知りました。

思えば最初に目に入るのはセリフではなく絵ですから、その雑誌のカラーに合っていない絵だと読む前から敬遠される可能性があるかもしれないなと。

「自分が合ってる雑誌ってどこだろう」と嘆いていましたが、「自分が合わせなきゃいけないんだな」と思い直しました。意識改革。

絵柄を見つめ直したことでアプデの楽しさも知りました。
不安要素は後回しにするほどしんどくなるので、とっとと調べてマニュアルを作っていく方が楽だということも。


ラジオの中で流れる音楽も楽しみであるように、内容はもちろん絵もたくさん見たいと思ってもらえるような作家を目指したいです。




各リンクをまとめましたので、ぜひチェックしてみてください▼



ここまで読んでいただきありがとうございました。

また来週。

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