ラジオ聴きながら勉強できない
まだコサキンがTBSラジオでやってた頃、中学生の私はその楽しさでラジオを覚えました。
でもそれを聴くことが目的であり(深夜番組だから録音して聞いてたけど)、一般的によくやる「ラジオ聴きながら勉強する」ができない人でした。
たぶんしっかり聴いちゃって、聴覚に集中力を奪われちゃってるんだと思います。あるいは、聞き逃して「今なんて言った!?」と何度もなることにイライラしたりしてたのかもしれません。
そんな自分の性格、あるいはそんな性格だという思い込みで、今でも聴きながら何かをするのは苦手なんです。
そんな私に訪れた空前のvtuberブーム。ちゃんと観てコメントもするし、それほどでもない方(失礼)は聴くだけだったりするんだけど、いずれにしてもついでに何かをしようと思っても全く進まないのです。
それは分かってるはずなのに、でも配信は聴きたくて、で聴いたあとで「あーあ、また何も手に着かなかったな…」と口にしてしまう。
実家ではテレビが常にオンで、その番組を本当に観たいのかよくわからない放送が垂れ流しになっていることがよくありました。
なんで観てないのにつけてるんだろう、って不思議に思ったりイライラすることもあったけれど、私が今YouTubeを開いているそれは、対して違いがないのかもしれないな、と思うようになってしまっています。
MOTHER3という名作RPGで「しあわせのハコ」というものが出てきて、町の人はみなそれを観ることしかしなくなってしまうのだけど、それに似た、いろんなものが吸われる感覚。気力も、時間も。
もういっそ配信を開くのは抑えて、自分の有効な時間を増やすことも考えますが、数日追えてないと話題に追いつけなくなったりしてさみしい気持ちを味わいそうで、結局決断力のないまま、またチャンネルを開いてしまうのです。
本当にやりたいこと、時間を惜しまずに向かえるものがあれば、こんなことに悩むのも無駄で空しいことだと思えるのかも知れませんけどね。
今の私の些細だけどじわじわ効いてくる悩みです。