【不妊治療】【体験談】治療内容、金額
2019年6月から、2021年11月末までクリニックに通っていました。保険適用前の話にはなりますが、私の治療経験を文字に残したいと思います。
治療に通うきっかけ
昔から生理不順でした。生理周期規則正しい人って本当にいるの?と思うくらいバラバラな周期でした。生理なのか不正出血なのかももうよくわからないような感じでした。この状態が良くないことはわかっていましたが、なんとなく婦人科には行きづらく放置してました。
2019年3月くらいに、「これは絶対不正出血」と思うものがあったので、勇気を出して近所の婦人科に行きました。そのときは、内診とがん検診だけして、後日、生理3日目に実施するホルモン検査することになりました。生理が超不規則な私にとって、生理3日目に仕事を休んで病院に行くことはとても難しい・・・と思いながらも、その時の部署(今の部署でもある)は、急な通院での遅刻等も結構受け入れてくれるので、頑張っていくことにしました。
そして、ホルモン検査の結果で「ピルを飲む」か「不妊治療するか」を選んだ方が良いと言われました。この出来事をきっかけに、私の不妊治療が始まりました。
各治療フェーズについて
金額は支払った金額です。体外受精からはたまたま助成金の所得制限がなくなったため、助成金をもらえました。(助成金は合計50万もらってます)
不妊検査+タイミング法(2019.7〜2020.01)
金額:109,120円(内、検査費用:60,720円)
夫婦で一通りの検査をしました。結果的にはPCOSかなぁという感じで他に何か問題がありそうなものはありませんでした。
自力排卵がとにかく難しいので、排卵誘発剤飲んでました。クロミッドはうまく排卵しなかったので2回目からはフェマーラに。フェマーラは保険適用外だったのでタイミング療法にしてはお高い金額になってます。
ダラダラとタイミング法やるもの嫌だったのでとっととAIHにステップアップしました。
AIH(人工授精)(2020.02〜2020.07)
金額:161,920円
フェマーラで育てて、AIHでした。途中コロナが流行し始め、1度だけお休みしました。合計5回実施してます。
とにかくかすりもせずにただただ日々を過ごして終わった記憶・・・。あまりにもかすりもしなかったので、もうほぼ記憶にないです。
体外受精 採卵前検査+採卵周期(2020.08~2020.11)
金額:759,090円
採卵:8個 → 受精:3個(内、2個顕微)→凍結:胚盤胞1個、分割胚1個
アンタゴニスト法で採卵しました(HCGフェリング注射で卵胞育て、ガニレストという点鼻薬で排卵抑制)。
精液検査の結果は良かったことからふりかけ(通常の体外受精)メイン、念の為、顕微も少しやるということになりました。
通っていたクリニックは高めだと思ってますが、とても高かったです。
また採卵・受精結果からわかる通りですが・・・私たちの不妊理由はおそらく受精障害だったのではないかと思われます。結構取れたと思ったのに受精が3個だけであり、ふりかけでやったのはほぼダメでした。この結果にはとてもショックを受けた記憶が今でもあります。
体外受精 移植周期①(ホルモン補充→移植中止)(2021.01)
金額:17,310円
移植中止理由:ホルモン補充始めたら不眠になった
いつ排卵するかわからない体質だったのでホルモン補充での移植予定でした。しかしエストラーナテープ始めたら不眠になり精神的に死んだので中止にしました。今でもよくわからなかった周期です。
体外受精 移植周期②(排卵誘発剤を使った自然周期→移植中止)(2021.02)
金額:59,880円
移植中止理由:排卵しませんでした
前回のことがあり、排卵させて移植をしようということになりました。ゴナピュールを自己注射しました。値段が高くなってるのは採血による検査を3回もしたからかなと思ってます・・・。高いな。
体外受精 移植周期③(排卵誘発剤を使った自然周期→妊娠→心拍確認前稽留流産)(2021.03〜2021.05)
金額:238,620円
分割胚を移植しました。初めて移植までできました。そして初めて妊娠しました。妊娠できたのでやっぱり受精障害だったんだなと思いました(着床障害はなさそう)。
しかし、6週目ごろから出血が始まり、心拍確認前に流産となりました。
体外受精 移植周期④(排卵誘発剤を使った自然周期→移植中止)(2021.08)
金額:67,820円
移植中止理由:排卵しませんでした
前回、自然周期でいけたから・・・と思って自然周期にしましたがまたしてもダメでした。
ここで先生に次はもう一回ホルモン補充にしようと言われました。
体外受精 移植周期⑤(ホルモン補充→妊娠→出産)(2021.09〜2021.11)
金額:367,250円
胚盤胞を移植しました。前回エストラーナテープで不眠になったので、テープではなくジェルになりました。自分で量を調整しながらぬれるのが利点とのことだが、とてもめんどくさかったです。
黄体ホルモンの膣錠はワンクリノンにしました。1日1回でよく、アプリケーターを用いて入れるだけなので他の膣錠より楽だったのでは?と思ってます。ただし高かったです(1日2回のルテウムより1日あたり500円高いと言われました。1ヶ月くらい使うのでトータルだと…考えることを拒否したくなります)
5週目半ばで出血してまたダメかと思いましたが、なんとか出産までたどり着けました。ホルモン補充周期で移植すると出血が多いとかなんとか。妊娠初期までは出血は何回かありました。
まとめ
精神的にも金銭的にも辛い不妊治療でした。不妊治療だけ考えると辛くなりそうだったので、趣味を充実させてました。なのでAIHまではそこまで重くならずに過ごしていたような気がします。
体外受精からは、支払う金額がすごかったので…金銭感覚がおかしくなりそうでした…。2個しか凍結できなかったのでまた採卵する可能性あるなと思ってましたが、運よく妊娠・出産できて良かったです。もう不妊治療はしないことでしょう…。
稽留流産の話、出産の話はまた別の記事で書きたいと思います。