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パーソナリティ長谷川瞬


テレビ番組の司会者のことをMCというのに対して、ラジオの場合は出演者のことをパーソナリティと呼びます。

これって、テレビよりもラジオの方がよりプライベートな話をしたり、その人の個性が出るからなんじゃないかなと思っていて、実際、芸人さんの番組にしても、テレビではどちらかというと企画ありきなのに対して、ラジオでは好き勝手にフリートークをしてることが多いですよね。

あとは、テレビではなかなか話せないようなくだらない話題を聞くことができるのもラジオの魅力かなとも思っています。(もちろん、ここで言う「くだらない」は最上級の褒め言葉です)


タマリバのパーソナリティ

2013年にスタートした「タマリバ」

この番組の初代パーソナリティは、マティログさんと藤田ゆうみんさんのコンビでした。

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2017年の3月にマティログさんが番組を卒業し、二代目の男性パーソナリティとして、秋田住みます芸人ちぇすのツッコミ担当 長谷川瞬さんがメンバーに加わりました。 
その後の移り変わりはこんな感じ。

【パーソナリティの変遷】
2013.04 - 2017.03 マティログ&藤田ゆうみん
2017.03 - 2019.03 長谷川瞬&藤田ゆうみん
2019.04 - 2020.03 長谷川瞬&相場詩織
2020.04 - 長谷川瞬


マティログさんが卒業することになり、次のパーソナリティに長谷川さんを選んだポイントはサブカルに強いという所でした。

タマリバは、開始当初から秋田の10代の声で作る番組というコンセプトで放送していて、学生のリアルな声を届けていましたが、当時、そこにカルチャー要素をもっと加えたいと考えていたんですよね。

元々、音楽や小説、映画、マンガなんかが好きだった長谷川さんなら、その役割を果たしてくれるのではないかと抜擢した訳なんです。

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好きなバンドはOASISです


きっかけは深夜ラジオ

今は秋田でテレビやラジオのレギュラーを持つ長谷川さんですが、中学時代にはうまく学校に馴染めない時期がありました。友達もできず、クラスメイトとは別の部屋で、一人時間が過ぎるのを待っていたそうです。

声を出して笑うことが殆どなかったその時期の長谷川さんにとって、唯一の楽しみだったのが深夜ラジオでした。

特に好きだったナインティナインティのオールナイトニッポンは、リアルタイムで聞きながらMDにも録音して、それを翌週の放送までに何度も繰り返して聞いていました。

そんな時間を過ごしているうちに長谷川さんはある思いを抱くようになりました。それは…




俺も芸人になりたい




その後、高校で出会った今の相方とともにちぇすを結成。お笑い芸人の道を歩み始めた長谷川さんは、数々の苦労の末に、深夜ラジオのリスナーから、パーソナリティになっていったのです。

自分みたいな人に向けて

学校生活ってゲームに例えるとかなり難易度高いですよね。勉強に、部活に、友達とのコミュニケーション、それに恋愛までのっかってきたら、全部を上手くやるなんてほぼ無理ゲーです。

中には、当時の長谷川さんみたいに、身動きが取れない状況に陥ってしまう人もいるでしょう。

そんな時に、深夜ラジオのちょっとくだらない話を聞いて、クスって笑って貰えたら、少しだけ心が軽くなるかもしれないなって思うんですよね。

ラジオから聞こえてきたナイナイの話のように、自分も、そんな人たちに向けて話が出来たらいいなと、そんな思いを持ちながら、パーソナリティ長谷川瞬は今日もマイクに向かいます。

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やっぱり、くだらない話って必要なんですよね。

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