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エンディングテーマの系譜
タマリバのエンディングテーマには、もう長いこと、高校生バンドのオリジナル楽曲を使用させて貰っています。
毎回、1曲につき1クール(3か月)ずつオンエアしてきて、気づけば、現在放送しているunCausticの「COCKTAIL」が、30代目のエンディングテーマとなりました。
タマリバ エンディングテーマ
①LADYBUGS「淡水魚」
②藤田ゆうみん渡部絢也「僕たちの未来」
③No.3!03「AM 4:00」
④Reindeer「白百合」
⑤dirtyhole「孤春」
⑥16%Noiz「黒いボールペン」
⑦French Flys「足跡」
⑧poco a poco「PM11:00」
⑨STAFF「SKY」
⑩Dolce「中性いちごみるく」
⑪Single Cell「Youthfull Days」
⑫Inspire「理解不能」
⑬恋するバニラアイス「君とポニーテール」
⑭サガシモノ「ベストレコード」
⑮At Reading「Boooom!!」
⑯ReTry「君はもういないから」
⑰Now Playing「Now Playing」
⑱絶対楽「痕跡」
⑲鵆「桜の舞」
⑳174「Scenery」
㉑ロップランク「色楼」
㉒やねうら「透明」
㉓猫又「ブルガリ」
㉔From Ø「We are Hero」
㉕先生、ランドセルを忘れました。「Proust Effect」
㉖梨湖「夜になると」
㉗4/1「そばに」
㉘Red poison Berry.「猛毒シンドローム」
㉙343「My pet」
㉚unCaustic「COCKTAIL」
長く続けてきた甲斐あってか、今では「タマリバ」のエンディングテーマに起用されることが、高校生バンドの一つの目標にもなってきています。本当に光栄なことです。
はじまりはLADYBUGS
そんな高校生バンドのエンディングテーマの歴史ですが、その起源となったのは、2013年の6月、番組がスタートして3か月目のことでした。
そして、「タマリバ」6月からのエンディングテーマはLADYBUGSの「淡水魚」に決定です。 #tama10
— ABSラジオ「タマリバ」 (@tamariba10) June 2, 2013
初代のエンディングテーマを担当したのは、秋田北高校の軽音楽同好会に所属していた4人組ガールズバンドLADYBUGS、タマリバ初回放送の電話ゲストに、ドラマーのかなえちゃんが出演してくれたのがきっかけでした。
当時、彼女たちが自主制作のCDを出したというので、出演して貰った縁もあったし、軽い気持ちで聞いてみたんです。そしたら、もう、想像以上の衝撃ですよ!
普通にいい曲過ぎる!
正直、高校生バンドを舐めてましたね。
すぐさまメンバーに連絡を取り、エンディングテーマとして流させてもらうことを決めました。番組には当時、別のエンディングテーマがありましたが、もう、彼女たちの曲をラジオで流さなくては!という使命感の方が圧倒的に勝っていました。
もし、彼女たちとの出会いがなかったら、高校生バンドのエンディングテーマ起用はなかったかもしれません。
高校生による、高校生のためのイベント
LADYBUGSのドラマーかなえちゃんは、Sound of Youthという高校生ライブイベントの2代目実行委員長を務めていました。
このSound of Youth(通称SOY)は、タマリバが始まる一年前くらいにスタートしたライブイベントです。文化祭くらいしか人前に立つ機会がなかった軽音バンドの活躍の場を増やそうと、高校生自らが立ち上げたイベントでした。
当時の会場は懐かしのジョイナス
実際、SOYは学校の垣根を超えた学生バンドの交流の場になっていましたし、何よりも、ライブをする機会が増えることによる演奏技術の向上にも繋がっていました。タマリバでも、何度となく会場に取材に行かせて貰ってましたね。
SOUND OF YOUTH 9th!大成功で終了しました!
— 僕らの青春音楽委員会 (@aoharu_soy) May 24, 2015
沢山の方に足を運んでいただき、過去最多人数を更新したそうです!
最高のライブにしてくれた出演者、来場者、全ての方、本当にありがとうございました!またSOYで会いましょう! pic.twitter.com/MuGvPVAvLp
【SOY11th大成功!】
— 僕らの青春音楽委員会 (@aoharu_soy) January 11, 2016
SOY2days無事終了しました!勝ったのは.....赤組です!!!皆さん本当にありがとうございました! pic.twitter.com/14nIoEZZwl
SOY14th無事終演しました!!
— 僕らの青春音楽委員会 (@aoharu_soy) November 6, 2016
タイムテーブルの製作が遅くなってしまい、ご迷惑をおかけしました...
次回は役員同士の連絡を徹底し、以後同じことのないようにします。
本当にいい雰囲気の中終えることができました!また次回!
そいそいそい!! pic.twitter.com/7p4RQXFKED
ステージでの先輩の姿に憧れることが、次の世代の活動のモチベーションにも繋がっていたし、SOYがあったからこそ、高校生バンドがオリジナル曲を作るという文化が秋田に根付いたのではないかと思っています。
Kさんという存在
タマリバのエンディングテーマを語る上で、もう一人欠かせない人物がいます。それは、秋田を拠点に活動しているレコーディングエンジニア K-studioのKさんです。
自分もバンドの時はドラマーだったから、ってのもあるけど、ドラムのリズムに合わせて他のメンバーが演奏するわけだからドラマーは責任重大。指揮者みたいなもん。ドラマーの安定度がバンドの実力を左右すると言っても過言ではない。ドラマー頑張れ。フィルは割とどうでもいいから。
— K-studio (@kstudio0716) September 9, 2020
高校を卒業後、イギリスの音楽大学に進学して、音楽の知識とレコーディングの技術を学んだKさんは、タマリバが始まるのと同じ頃に、秋田市でレコーディングエンジニアとしての活動を始めていました。
Kさんは、高校生向けに安価なプランでレコーディングを請け負い、学生バンドの曲をオンエアに遜色のないバランスに整えてくれていたんです。これはラジオで曲を流す立場としては本当に助かりました!
事実、エンディングテーマの楽曲の殆どが、Kさんの手掛けたものですし、もうタマリバの歴史はKさん抜きには語ることが出来ません。
Kさん、ホントありがとう!
(よく見るといただきます)
今後も、高校生バンドのオリジナル曲、番組で沢山かけさせてください。
期待しています!