オリジナルフレームバッグ作成#1
また新たに始動した企画。
まだトレイル作成に加えて7月の3連休ではカンボジア縦断、年越し宗谷岬の写真展の開催を控えているのに。
以前から自転車のバッグ作成の構想は何度も
浮かんでいた。アメリカ横断前はパニアバッグ(サイドバッグ)の自作も設計図を書いたくらいだ。しかし、実際に形になる事はなかった。
それから1年。
1年間の間に平成は令和になりキャリアパッキングはバイクパッキングスタイルが取って代わっている。(大げさ。ここ2〜3年)
そして自身の自転車も増減した後、
プラス一台(全3台)で現在落ち着いている。
その中のうち一台であるMTB(マウンテンバイク)のHT(ハードテール)※フロントサスペンションのみ付いているもの
のドリンクホルダーを取り付ける部分の三角部分に荷物を入れるバッグを取り付けようではないか。と思ったのだ。
早速バイクパッキングスタイルのバッグをリリースしているブランドのオフィシャルサイトをネットサーフィンする。自転車店やアウトドアショップに足を運び物を見る。どれも素晴らしい。防水機能だったり、軽量だったり、頑丈だったり、ナイスデザインだったり。
確かに良いのだが、どれも人気ブランドで
リリースしているブランド自体も限られているのでいざ、取り付け走るとなると大半の人が
同じバッグで被ってしまう現象が発生する。
それを嫌った自分は
“作ってみようではないか。”
となったわけだ。
そして、オリジナルフレームバッグ作成の企画が立案した。
まずは型を作る。
フレーム三角の寸法を測り、幅を決める。
そしてまずは簡単にダンボールでイメージを作る。
これでほぼ型は完成。
これでイメージがわく。
形が決まれば次は素材だ。
レザークラフトの経験もあり、フルレザーのバッグなんてどうだ?⇨防水機能に欠ける。
軽量、丈夫なポリ系化繊はどうだ?⇨そんな縫製加工、技術は自身には無い。やはり、天然素材?⇨丈夫で天然。1つしかなかった。
コットン(綿)か!
しかし、コットンは柔らかいよな。、
と考え悩んでいたところをSNSへ呟いてみる。
するとまさかの海外からコメントが。
アメリカ横断中のタブチンからであった。
『倉敷帆布なんてどう?」
そうか!それがあったか!
倉敷帆布は岡山県倉敷市が誇る
帆船(昔の風を動力にした船)に使用されてきた強度を誇る素材である。
「これしかない!」と思った自分は
早速、倉敷帆布をオーダーした。
色は紺と無地の2色。
生地素材の寸法は110×110の8号。
そして一度、型のダンボールを切り開き
届いた帆布重ね、裁断ラインを入れる。縫製加工は極力最小限に抑えたいため縫製部分が少なくなるように裁断。
縫い代部分を考慮して裁断していく。
裁断したら次は縫い代部分にアイロンで折り目をつける。
この作業でフレームバッグが縫製した際に型がしっかりでる。
アイロンはスチームをかけながら行った。
そして仮止めし、ミシンで縫製。
縫製部分から少し離した部分にも縫う。
これは帆布生地の解れを抑止する加工だ。
この作業をする事で使用していく際、
洗濯などの場合でもほつれていく事がほぼ無くなる。
そして、縫い始めて7時間。
ついに本体部分が形になった。
まだこれから開閉ジッパー部分の加工と
フレーム取り付けベルトの加工。
そしてコットン生地へ防水機能を持たせる為に
パラフィンと蜂蜜を使用したパラフィン加工を
施工する。
そして完成だ。
まだまだ先は長い〜
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