レザーストラップの作り方
自転車で旅をして何か記念に残る事は出来ないか。応援してくれた人にお返しできないかと思いついたのがこのストラップ。
自転車旅人 西川昌徳さん。
アイデアは12年36ヶ国90000km自転車で走られてるNishikawaさんのウェブからでした。
現在は日本国内をフリーコーヒーの旅をされながら講演会等されて活動されています。
このアイデアをお借りして
自分の旅を表現しようと思い付きました。
早速アメリカ横断中に頭の中でイメージしていたストラップをスケッチして書き出します。
なんとなくつくり方も道具も方法も知っていました。以前レザークラフトに興味があって調べたので。
材料にするのはcow leatherの端材。
pork leatherと二種類あったんですが
cowの方が使ってるうちに経年変化による
「味」が出てくるのでそちらに。
持ち手の人のオリジナルになっていくって
なんか好きで。
それと自転車旅ならではの素材になるのは
タイヤ。
タイヤはタイヤでも自身の場合、厳冬期のアメリカ旅を支えたスパイクタイヤ。
それを適当なサイズ感に切りました。
ここで気づいた裁断ポイントは
タイヤが"ワイヤービード"か"ケブラービード"か。
ロードバイクなどスポーツ自転車はよく
ケブラービードでタイヤは折り畳んで売っているものがありめすよね!
それならそのままバッサリ切ってしまえるんですが問題はワイヤービード。
タイヤのビード部分(リムに「パコンッ」ってハマる部分のこと)
そこに針金のワイヤーが入ってると簡単には切れません。。700cなどロードバイクのタイヤならまだしも自分の場合はマウンテンバイクのスパイクタイヤなのでタイヤは厚くこれが硬い!
切ってみようと試みるも切れない。。
なので、ビード部分をカッターで切り開き
先にワイヤーを全て取り除きました。
まさか人生でタイヤ裁く日が来るとは思ってもみなかった。
タイヤを幅は2センチほどにカットしていく。
次にする事はレザーの下処理。
まずカットしたサイズのレザーの
四方をパンチして糸を通す穴を開ける。
(普通の裁縫と違ってレザーは硬い為)
そして注意しておくことがあまり外側ぎりぎりに穴を開けてしまうと糸を縫った時にレザーが
切れてしまうので気持ち少し内側に穴を開けること。
この処理が終わったら穴を開けたレザーと
カットしたタイヤをゴム、皮革対応接着剤で
はり合わせる。
乾くまで時間がかかります。
張り合わせが完了したら穴を開けていた
レザーから糸を通します。
但し、穴を開けられるのはレザーのみなので
タイヤのゴムには穴を開けながら通す作業になります。
素手では出来ないこともないですが直ぐに手が痛くなります。そこでラジオペンチなどがあると針をペンチで引っ張ることが出来るので重宝し、作業スピードもアップします。
自分がしたタイヤはスパイクタイヤだった為、
タイヤにスチール製のピンが埋め込まれていました。それを回避しながら穴を開け通すのは
また大変でした。。
そしてタイヤのセンター辺りになると
分厚く針を通すだけでも一苦労。
そして糸を通し終えたらキーリングを付ける穴を専用のパンチで開けます。
パンチをするときは縫い目から
出来るだけ離れた場所に。
そして最後にレザーとタイヤの端をカットして整えリングを取り付け完成です。
最初は楽しいんですが
20個目を超えたあたりからなかなか
辛いので頑張ってみて下さーい。
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