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生姜の炊き込みごはん #まいにち土鍋

暑かったり雨が降って肌寒かったり。
体温調節に心くばりたいお天気が続いている。
着るべき洋服もなにがなにやら。

先日、漢方の合宿参加について少し触れたが、ノートが一冊なくなるくらい講義で書き込んだ内容を復習する時間がほしいなと悶々としている日々。先人たちの知恵がうごめく東洋医学の学びは深い。野草が茂る自然界も広い。ゆえに、この勉強、一生つづけても終わらないだろう。

先日の合宿では、乾姜かんきょう(しょうがを蒸して干したもの)と他生薬を配合したお茶を飲んだ。雨で冷える日であったが寒さを感じなかった。急に暑くなり、首という首、足首や手首も露出して冷えるまいにちに変わってきたので、ふんだんに生姜しょうきょうを入れたごはんを炊こう。

生薬をつけこんだティンクチャー



ここまでアートや工芸のことばかり学んできたように思う。そこには熱い思想や哲学がもちろんあったが、生きることを重ねるうちに、興奮的な要素が穏やかになってきた。

帰国してからのイタリア語学ブラッシュアップ。上級に浮きそうでも戻る。また戻る。そのあたりが一番おもしろいと思うので、その帯にしがみついている。とてもよいイタリア人の先生にずっと就ているのだが「思想」としての言語にも入っていきたいな。学びってどれもそう。陶芸も語学も同じで、上級に行きそうになったら、とぼけて下りる。これが有意義なのだ。なぜなら「思想」を噛み倒したいから。

加えて、冒頭の漢方や薬草の学びがクロスしてきた。海のように宇宙のように広すぎて、絶対に到着点が見えないものはわくわくする。

新しい思想は常に必要だ。火の世界をこよなく愛してきたコッチョリーノ にとって、IH調理器は身の仇であった。しかし、そこに飛び込んだのは、長い陶芸道に超えるべく大きな壁がきたいま、新しい風の力が必要だったから。

生姜の炊き込みご飯 
土鍋コッチョリーノ3合炊きサイズ(深)

5月27日(金)
白米2合(武川米)/新生姜 大きめな塊1かけ/塩/白ゴマ

白米2合を研いだら1時間浸水。ざるで水をよく切って土鍋にいれる。
420-440ccの水を入れ、生姜の千切りと塩ひとつまみ入れて炊く。白ゴマをふってどうぞ。



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