コッチョリーノを支えてくれる人たち 工場見学③#まいにち土鍋
IH炭かまど®︎ COCCIORINO Edition
ご注文しめきりまであと7日!
→詳細・ご予約はオーシンショップから
1. 汁物の温めや蒸らしなど余熱の支え・簡単炊飯
土鍋コッチョリーノがIHで使える!という驚き以外に、さらには安全性、他にもいくつかあることが半年以上まいにちの実験を重ねることでわかったのだ。
土鍋の蓄熱性に加え、部品のひとつである炭板(④下図参照)にも蓄熱されるため、2倍の力で余熱調理が可能。スイッチOFFにしても保温力抜群だし、じっくり温度を下げてゆくので、おでんや煮豆のおいしさにも驚いた。炭と土という自然の鉱物の力はすごい。
炊飯はON/OFFのみで至って簡単に仕上がることもわかった。その方法を製品にIH炊飯レシピとしておつけする。
2. 開発者と土鍋作家が出会う場所
このコラボ実験は、祭りのような楽しさであったなとふりかえる。マスクが残念だが、いつも打ち合わせでは時間が足りないほど3人の熱い笑みがこぼれまくっている。
きょうの「まいにち土鍋」は異色のヘッダー写真。
左は株式会社オーシン代表取締役 藤田剛 氏、右が一工さんこと藤田 創 氏となべくつくん(鍋靴くん)。そしてまんなかコッチョリーノと我妻珠美。社長が自らオンライン会議を積極的に設定してくださり、デザイン的な視点でモノを考えてくださる。息子さんである創さんの頭の回転と仕事の速さには爽快のようなものが。
株式会社オーシンさんは、前身が明治40年からご創業されるなど長い歴史ある企業。関西で飲食業に携わっているかたはご存知かもしれないワークシューズも有名だ(鍋と靴)。工房でまいにち長靴を履いているので真剣に欲しいなと検討している。
工場の倉庫にならぶ靴箱も圧巻なので興奮。コッチョリーノの取材の様子、今回は第4弾。あと7日で予約〆切なので、どうぞ工場の雰囲気を想像しながらご検討よろしくお願いします。
3. 歩きやすい靴を添えるように
学生時代からずっと陶という芸の道を歩いてきた。孤独で苦しいと自暴自棄に嘆いた時期もあったけれど、ふと冷静になるとまったく一人でないことに気づいたからこそ、ここまで続けてこられた。
近いところばかり見ていないか。遠くで支えてくれていたり、見えないところで助けてくれている人が必ずいる。今回、他業種であるオーシンさんと仕事をしていると、それを強く感じる。
作品という自身の分身は、作者が「つくる」(陶芸)ことばかり考えているだけでは、世界をひとりでは歩いていけなくて。「かんがえる」ことをたくさんして育ててあげなければ。歩きやすい靴を考えてあげるような、やさしさやユーモアやセンスを添えることが必要なのだ。
4. 工場の空気がやさしい
製品は、有田焼の黒い枠と、3つの部品から構成されている。フリーハンドでちょっと絵を描いてみた。IH調理器の上に、①から⑤の順で置いてセッティングしてゆく。収納時も我が家はセッティングしたままで、サイズ違いを入れ子にして重ねている。
▶︎オーシンさんのYouTube
写真左手の職人さんは、④炭板を仕上げている。丸くカットした炭板のバリ(英語のburr: ギザギザ、返り)をとったり、表面をふきとる作業。写真右手の職人さんは、④炭板を切り出す(削り出す)作業。四角い炭板から美しい正円が削り出されており、惚れ惚れみてしまった。
この部屋や他の部屋にも、写真のような古めかしい機械があるのだけれど、オーシン独自の製品加工機械に改造し、仕上げていくのだという。
おふたりの職人さんにお会いするのは、今日で2回目。機械が動いているときの集中した表情から優秀であることが判るし、一転して、説明してくださるソフトな物腰とやさしい笑みが印象的。他のスタッフのかたがたも、みなさん素人なわたしにも気さくにわかりやすく説明してくださる。「これは何に使うのでしょうか?」クイズみたいに質問して教えてもらいたくなる部品や機械ばかりなのだから。
こんなに鉄の塊に囲まれた職場なのに、みなさんとてもマイルド。やさしい空気が流れているな、だから発想ゆたかな製品ができるのだな。
さて、次回の工場見学第5弾は、IH調理器が並ぶ工場の部屋、そしてコッチョリーノマークの刻印の様子などについてにつづく。
▶︎ご検討・ご予約はこちら
お悩みや相談事があればお電話でも
丁寧にご対応くださいます。
5月24日(火)
コッチョリーノの工場見学レポ
1.工場見学と土鍋実験
2.工場見学と土鍋実験
3.コッチョリーノを支えてくれる人たち
4.コッチョリーノを支えてくれる人たち
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?