着物アーティストが行くフィリピン・バギオ語学留学日記1
こんにちは、着物・オブジェアーティストの重宗玉緒です。
語学留学のきっかけ
何年かに一度海外で作品撮影をする機会をいただいていて、その度に「英語くらい自由に話せるようになりたいな〜」と思いつつ、勉強を始めては挫折を繰り返していたわたくしですが。
2023年の10月に、スイス チューリッヒのリートベルク美術館にレクチャー&ワークショップ開催のため招聘していただいた時にチューリッヒ〜パリ〜バルセロナと旅をして「やっぱり海外楽しい!自分の言葉で話したい!もっと海外で仕事したい!」と思って、思い切って語学留学に行くことにしました。
どんどん翻訳アプリも進化しているし、そこまで頑張って習得しなくてもいいのでは、という言い訳をずっとしていたんですが、翻訳ではやっぱり双方向のコミュニケーションには(現時点では)ならないんですよね・・・。
と言っても、家族もいるし、仕事も制作もあってアシスタントさんも来てくれているし。
chatGPTやいろんなアプリなど良い英語学習の教材がたくさんあるので、日本で勉強をすることも出来ると思うのですが、これまで挫折を繰り返しているし、ずっと仕事と制作で自宅兼アトリエにいるので。
とにかく環境を変えねばということで、家族やアシスタントさんにも協力してもらい、2ヶ月間の語学留学を決定。
私は旅をして色々見たり感じたりすることが制作にもすごくいい影響があるのですが、体力がある方でもないし、割と環境の変化に過敏な方。
海外留学中に展示会も入り、始めてのフルリモートでの展示会出展。
そしてここ数年は、安定して制作をするためにクライアントワークを増やそうと営業活動も頑張ってきて、ようやくその成果も出始めた矢先でもあり、色々大丈夫なのか・・・?という状況ではあるのですが留学先や語学学校を調べ始めたらどうしても挑戦したくなって現在に至ります。
石橋を全方向から叩きまくるビビりで超面倒くさがりだけど、好奇心と行動力は誰にも負けないぜ。
前置きが長くてすいません。
留学先の選定は、全く興味ない人の方が多いと思うので下部に書くことにして、語学留学開始から1週間たった雑記、記録です。
約2ヶ月間の私の荷物。
他の留学生はみんなスーツケース一個だった。
荷物が多すぎる・・・・。
逆になんでみんなそんなに少なくできるの?若さ・・・?
着道楽はやっぱりどうしようもないわね、という言葉が頭をよぎる。
成田からマニラのニノイ・アキノ空港まで約5時間。
4月上旬の時点でマニラは汗が吹き出すような暑さ。
そこからバスでさらに5時間かけて、バギオという内陸の高山都市に到着。
後半はひたすらクネクネの山道を登る上に、対向車線にはみ出して追い越ししまくるのでデンジャラスドライブ。
でも運転が上手いので怖いよりも面白くて笑っちゃった。
雑多な街並みからだんだんと田舎の風景になり、牛や犬も見かけるように。時々露店や教会が見えたりしてのどかで、なんだか好きになれそうなところだな〜と思う。
学校の寮のシングルルーム。
簡素なお部屋だけど、必要なものはしっかり揃っていて勉強に集中できそう。
エアコンがなくて大丈夫なのかな?と思ったけど、バギオは大体一年通して最高気温27度前後、最低気温が15度前後らしい。
標高が高いから涼しくて、風も良く通って快適。
ただ夜は結構冷え込むので私は早速風邪をひきましたが・・・。
新作浴衣もしっかり持ってきましたよ!
撮影ができたらいいなあ。
今の日本の家はあまり日当たりが良くないので、朝日が嬉しい。けどここで日中ずっと勉強しているとめちゃくちゃ日焼けしそう。
朝6:00の窓からの風景。
朝焼けと、鶏のコケコッコーと、犬の鳴き声、トラックの走る音で起きる。
着いた翌朝の感想は「なんだかすごいところに来てしまった・・・」という感じ。
学校は8:00~17:00までみっちり
赤字はマンツーマンレッスンで、黒字はグループレッスン。
1日目はもうぐったり。
2日目3日目は少しなれてきたけど、金曜日は疲れが溜まって頭が働かず、何を言われてるいるのか全く理解できなくなったり。
来週はもう少し慣れているといいんだけど。
ジムが併設されていて、設備はかなり古いものの一通りのトレーニングは出来そう。
日本で時々パーソナルトレーニングを受けてトレーニングのやり方を習っていたのが役に立ちました。
屋上にジム、テラスがあって、気持ちいい初夏の風が通り抜けて最高です・・・・。
5月後半の雨季に入ったらどうなるのかな?
それもまた楽しみ。
お部屋にはデフォルトで除湿機があって、これが一般的らしい。
ルームクリーニング・ランドリーサービスもあるので、自分で掃除も洗濯もしなくていいんだけど(これが本当に素晴らしい!!)
ちょこっと服洗いたい時にすぐ乾かせて便利。
本当に行き届いています。
寮の食事は、コロナ禍以降ビュッフェではなくなり、その都度自分が食べたいものをプリペイドカードを注文するスタイル。
味も美味しいし、無駄がなくていいけど、野菜が圧倒的に足りない・・・。
流石に二ヶ月ずっとこれではきついので、何か対策を考えなければ・・・ということで早速iherbで青汁的なものを注文。
あとはトマトとか調理せずに食べられるものをスーパーで調達して常備かな。
授業はすごく楽しいけど、言葉が出てこなくて落ち込んだり、理解できて嬉しくなったり、情緒が忙しい。
先生のレベルはかなり差がありそうだけど、私はまだ初心者すぎるので無問題です。早く先生に文句をつけられる程度のレベルになりたいものです。
破傷風や狂犬病のワクチンは接種しなかったので、犬・猫には絶対触らないぞ!という誓いを立てたはずなのですが、1週間で崩れ去りました。
猫は神が使わした妖精。
まあこの子は飼われているから大丈夫であろう・・・・。
この子は遠目に眺めただけ。
骨付き肉を美味しそうに食べていました。
近所のサリサリストア(コンビニ・・・というよりは昔の商店て感じ。)
シュールで良い。
こっちはSMというバギオで一番巨大なショッピングモール。
イオン的な感じです。ファミリーやカップルがたくさんでみんな楽しそう。
馴染みのあるお菓子もある。
ただ、高たんぱくヨーグルトがないのが、筋トレ勢としては残念・・・。
オイコス売って欲しい。
プロテインも見かけない。
初日に買ったものたち。
大体の価格はこんな感じ↓
日本より安いな、というものもあれば、高いな、というものあり。
国産のものは安く、輸入ものは高いのかなあ、という印象でした。
こちらのスーパーはとにかくレジに時間がかかる。
梱包もしてくれるし、丁寧なのだけど、せっかち日本人としてはセルフレジを導入してほしい・・・・・。
と内心で考えて、自分の余裕のなさとせっかちさを反省しました。
フィリピンバナナ。
バナナとマンゴーは産地だけあってやっぱりとっても美味しい
一見ケンタッキーかな?と思うけど、これはマクドナルド。
ごはんがついてる!
ウベジャムというのがバギオの名産品らしい。
私の故郷に「宇部」という地名があるので、それを思い出してしまう。
丸亀製麺、やよい軒がありました。
どうしても日本の味が恋しくなったらここに行こうと思います。
これはスパ(マッサージサロン)のプライス表。
100ペソ=270円くらいです。
留学エージェント、留学先、語学学校の選定
私は10月にスイスから帰国後、11月に語学留学を決めて留学先・語学学校・期間や日程を検討開始。11月中にエージェント数社にあたって、12月頭にエージェントを決め、12月末に語学学校を申込みというスケジュールでした。
本当は日本で花粉が飛ぶ時期に行きたかったけど、2〜3月は日本の学生が増える時期だし、生産管理のスケジュール上難しく、可能な最速の日程で4/7に出国。
留学エージェントはいくつか良さそうなところをピックアップして、オンラインカウンセリングを受け、レスポンスが良く色々手厚くしてくれそうだな〜と思ってスクールウィズという大手の留学エージェントにしました。
留学エージェントいくつか当たってみたのですが、カウンセリングが無駄に長くて説教じみていたりするとこもあり、なんだかいろんな会社がありましたね。
スクールウィズは事前の学習支援もしっかりあったりして良かったのではないかと思います。
が、結局は人任せにせず自分できちんと調べる方が良いとは思う・・・。
留学先は気温が涼しくて過ごしやすいという理由で、フィリピンの首都マニラからバスで5時間かかるバギオという高山都市に決定。
学校は、カリキュラムが反復学習・復習に重点を置いているというのがいいなと思ってMONOLという学校にしました。
ひたすら箇条書きになってしまったけど、本当に目まぐるしい1週間でした。
土日休んだので明日からまた頑張るよ!
新作浴衣、発売しております!
次回イベントはこちら↓
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