天皇賞秋(その1:3歳馬)
何度も言っています、
この時期、まだ3歳馬は4歳馬には勝てないのです、
これが2ヶ月後の有馬記念になると状況は変わります、
3歳馬はこの2ヶ月間で急成長し4歳馬と五分に戦えるようになります、
そうなると斤量差2kgの分3歳馬が有利になるのです、
だから有馬記念では菊花賞を勝った3歳馬が走るのです、
この話しはまた有馬記念の時にしましょう、
で、天皇賞秋です、
この時期、3歳馬はまだ4歳馬には勝てないのです、
確かに昨年はエフフォーリアが勝ちました、
私はコントレイルの勝ちを予想しましたので単勝、3連単は外しました、
でもこれは昨年のエフフォーリアが異常に強かっただけで、10年に1回のデータの揺らぎにしかなりません、
基本この時期、3歳馬はまだ4歳馬には勝てないのです、
そんな中、今年有力な3歳馬が3頭も秋点に出走してきました、
イクイノックス
ジオグリフ
ダノンベルーガ
この3頭の取捨に皆さん悩んでいることでしょう、
そこでどういう3歳馬が馬券になるかをデータでまとめました、
よーく頭に入れておいて、今年だけでなく今後の秋天での3歳馬の取捨にもご活用ください、
【過去秋天で馬券になった3歳馬の成績】
1995年②着ジェニュイン
若葉S①
皐月賞①
ダービー②⇒ダービー連対
毎日王冠⑥
→秋天②
1996年①着バブルガムフェロー
朝日杯①
スプリングS①(骨折)
皐月賞不出
ダービー不出
毎日王冠③⇒上がり最速
→秋天①
2002年①着シンボリクリスエス
青葉賞①(-0.4)⇒G2千切り勝ち
皐月賞不出
ダービー②⇒ダービー連対
神戸新①(-0.4)⇒G2千切り勝ち
→秋天①
2004年②着ダンスインザムーン
桜花賞①
オークス④
アメリカンオークス②⇒オークス連対
秋華賞④
→秋天②
2006年③着アドマイヤムーン
ラジオ杯①
共同通信①
弥生賞①⇒G2+重要G33連勝
皐月賞④
ダービー⑦
札幌記念①(-0.2)⇒古馬混合G2着差有り勝ち
→秋天③
2008年③着ディープスカイ
NHKマイル①
皐月賞-
ダービー①(-0.2)⇒ダービー連対
神戸新①
→秋天③
2010年②着ペルーサ
青葉賞①(-0.7)⇒G2千切り勝ち
皐月賞-
ダービー⑥
毎日王冠⑤(上がり最速)
→秋天②
2012年②着フェノーメノ
青葉賞①(-0.4)⇒G2千切り勝ち
皐月賞-
ダービー②⇒ダービー連対
セントライト①(-0.2)⇒G2着差有り
→秋天②
2014年③着イスラボニータ
東スポ①⇒重要G3勝ち
共同通①(-0.2)⇒重要G3着差有り勝ち
皐月賞①(-0.2)⇒G1着差有り勝ち
ダービー②⇒ダービー連対
セントライト①(-0.2)G2着差有り勝ち
→秋天③
2021年①着エフフォーリア
共同通①(-0.4)⇒重要G3千切り勝ち
皐月賞①(-0.4)⇒G1千切り勝ち
ダービー②⇒ダービー連対
→秋天①
まとめますと、
先ず
①ダービー(オークス)で連対していること
②ダービーで連対していなければ関連重要重賞4勝以上+α(アドマイヤムーン、古馬混合格上G2の札幌記念勝ちは価値が非常に大きい)か、
毎日王冠で上がり最速(バブルガムフェロー、ペルーサ)などの特筆成績が必要
この条件を満たさないと秋天で3歳馬は来ていないことが分かりました、
更に連対する条件は、
③重要重賞(東京スポ杯、共同通信杯、青葉賞、皐月賞、神戸新聞杯)で着差-0.4秒以上の千切り勝ちをしている
(バブルガムフェローは怪我で出走していませんので仕方なく、ジェニュインのみ例外とさせてください)
ことになります、
更に勝つための条件は、
④この千切り勝ちを2回していること
(シンボリクリスエス、エフフォーリア)
となります、
これにより綺麗に3歳馬の成績が仕分け可能となりました、
昨年のエフフォーリアはその千切り勝ちをG1の皐月賞で達成しているわけですから、とてつもなく強かったことが分かります、
ちなみにこの20年間、秋天に挑戦して馬券にならなかった3歳馬は17頭いるのですが、この中にダービーを連対している馬は1頭もいません、
(オークスはソウルスターリングがいます)
すなわち、このダービーでの連対しているかいないかで、ほぼ100%3歳馬の仕分けは可能となるのです、
皐月賞だけ勝っていてもダメなんです、
この17頭の中に皐月賞馬は2頭いますが、
2004年ダイワメジャー
2019年サートゥルナーリア
ダービーではいずれも⑥着、④着に破れており、秋天でも惨敗しています、
とにかく秋天は同じ東京コースのダービーの成績が重要になるのです、
さてそうなりますと今年の3歳馬です、
イクイノックス
東スポ杯①(-0.4)⇒千切り勝ち
皐月賞②
ダービー②⇒ダービー連対
ジオグリフ
共同通信杯②⇒ダノンベルーガに負け
皐月賞①
ダービー⑦
ダノンベルーガ
共同通信杯①⇒重要重賞に着差を付けて勝ち
皐月賞④
ダービー④
イクイノックスはダービーを連対しており、更に千切り勝ちがありますからおそらく秋天では②着ですが、
ジオグリフとダノンベルーガは馬券になることはおそらく無いことになります、
この3歳馬の仕分けがはっきり出来ますと、後の始末が非常に楽になります、
(^.^)
どうぞご参考に、
注目の4歳馬、5歳馬については後の記事で、