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『無目的にゆける場所』を描いてワクワクする
わたしは教員の仕事をしています。おもに国際教室が担当です。
国際教室では30近い国籍の子どもと過ごしました。わたしのカタコトの英語はほぼ役に立ちません。20近くの言語を話す子どもたちと過ごすからです。
わたしの同僚、友人でもあるMさん。
彼女は幼少、内戦の多い南ルワンダにいました。Mさんは、発展途上国での経験が豊富です。
Mさんとチームを組んでの国際教室。
大変だけど、とても楽しかったです。
ある日のかけ算の九九の授業。
自分で問題をつくる学習をしました。
ボリビアのVくんが
「ぼくは、こいびと9います。9ふえました。9ふえました。ぼくのこいびとはなにですか。」
式 9✕3=27 答え 27
とキレイな字でノートに書いていてびっくりしました。
Vくんはとても真面目で優しい少年です。「Vくんはたくさんこいびといるね!」と興味津々に話しました。
少し恥ずかしがりました。
本当はここまで多くはないそうです。でもそれなりにいるようです。彼は8歳、美少年、漆黒の瞳。とても素直な心。
保護者の方ともよく話します。わたし自身も4人の子育てをしていて、日ごろからいろいろあります。
保護者と話す、というか、
大人と話すときはお互いに素直に話したいと思います。
これまでに得られた経験はとても貴重です。
人の個性は、わたしの小さな頭の中を軽々と越えていくことがわかりました。
大人も自然に話せる場所があるといいと思います。
無目的に心から楽しいと感じる場所、があるといいと思うのです。何が起こるか分からない、思いがけない出逢い。楽しそう。
わたしは今、『無目的にゆける場所』のイメージを膨らませてワクワクしています。そして、
『無目的にゆける場所』づくりを実現したい、と考えているところです。