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目は無限にある

このところ、おじいがゴルフに目覚め、隙あらば一緒にゴルフに行っている。私が小学生の頃にゴルフクラブを振っていた記憶があるので、何十年かのブランクを経ての、ゴルフ再開。

誰が言ったか知らないけれど、たかがゴルフされどゴルフ。

ゴルフの不思議なところは、一回振ると気になる箇所が出てくる、二回振ると一回目に気になったところはできたのに、別の気になる箇所が出てくる、三回振ると…とそのイタチごっこで、人はひたすらスイングの答えを求め、そして彷徨い始める。

その姿はまるで修行僧のようである。黙々と自分に向き合い、自分の姿を鏡に写し、自分の姿を見つめ、自分の内面を見つめる。

そして人(おじい)は開眼する。

コースに出る。

出来たはずのことが出来ない。

振り出しに戻る。

おじいはもう何回目の開眼だろうか。開眼した!完璧じゃ!とメッセージを送ってくるので、たくさん目がありますねと返したら、目は無限にある、とのこと。ものすごく深いことを言っているようだけど、たかがゴルフなのである。そして、されどゴルフなのである。修行は続く。

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